クライアント戻りコード
バックアップ/アーカイブ・コマンド・ライン・インターフェースおよびスケジューラーは、クライアント操作が成功したか失敗したかを正確に反映する戻りコードを返して終了します。
スクリプト、バッチ・ファイル、およびその他の自動化機能は、コマンド・ライン・インターフェースからの戻りコードを使用することができます。 IBM® Storage Protect スケジューラーを使用する操作の場合、戻りコードは QUERY EVENT 管理コマンドの出力に表示されます。
通常、戻りコードは、クライアント操作時の最高重大度メッセージに関係しています。
- 最高重大度メッセージが通知 (ANSnnnnI) なら、戻りコードは 0 です。
- 最高重大度メッセージが警告 (ANSnnnnW) なら、戻りコードは 8 です。
- 最高重大度メッセージがエラー (ANSnnnnE または ANSnnnnS) なら、戻りコードは 12 です。
これらの規則の例外として、個々のファイルを処理できなかったことを示す警告またはエラー・メッセージがあります。 処理できないファイルの場合、戻りコードは 4です。 dsmerror.log ファイルを調べて、クライアント操作中に発生したエラーの原因を判別します。 スケジュールされたイベント中に発生するエラーは、dsmsched.log ファイルに記録されます。
表 1 に、戻りコードとその意味を示します。
| コード | 説明 |
|---|---|
| 0 | すべての操作は正常に完了しました。 |
| 4 | 操作は正常に完了したが、一部のファイルが処理されなかった。 他にエラーも警告もなかった。 この戻りコードは一般的です。 各種理由によりファイルは処理されていません。以下の理由が最も一般的です。
|
| 8 | 操作は少なくとも 1 つの警告メッセージで完了した。 スケジュールされたイベントの場合、状況は Completedです。 dsmerror.log ファイル (スケジュールされたイベントの場合は dsmsched.log も) を確認して、発行された警告メッセージを特定し、操作への影響を調べてください。 |
12 |
操作は少なくとも 1 つのエラー・メッセージ (スキップ・ファイルのエラー・メッセージを除く) で完了した。 スケジュールされたイベントの場合、状況は Failedです。 dsmerror.log ファイル (スケジュールされたイベントの場合は dsmsched.log も) を確認して、
発行されたエラー・メッセージを特定し、操作上の影響を調べてください。 一般に、この戻りコードは、エラーが重大で操作が正常に終了できなかったことを意味します。 例えば、エラーにより、ドライブ全体の処理が妨げられる場合、戻りコード 12 が出されます。 |
![]() ![]() ![]() 12 |
![]() ![]() ![]() 操作が完了し、少なくとも 1 つのエラー・メッセージが出されました (スキップされたファイルのエラー・メッセージを除く)。 スケジュールされたイベントの場合、状況は Failedです。 dsmerror.log ファイル (スケジュールされたイベントの場合は dsmsched.log も) を確認して、
発行されたエラー・メッセージを特定し、操作上の影響を調べてください。 一般に、この戻りコードは、エラーが重大で操作が正常に終了できなかったことを意味します。 例えば、エラーにより、
ファイル・システム全体またはファイル指定の処理が妨げられる場合、戻りコード 12 が出されます。 |
| その他 | スケジュールされているアクションが COMMAND の場合、スケジュールされた操作では、戻りコードは実行されたコマンドからの戻りコードになる。 戻りコードが 0 の場合、スケジュールされた操作の状況は次のようになります。Completed戻りコードがゼロ以外の場合には, 状況は次のようになります。Failed. 一部のコマンドでは、正常に実行されたことを示すときに、ゼロ以外の戻りコードを発行する場合があります。 これらのコマンドでは、以下のことを避けることができます。Failed状況は、コマンドを開始し、結果を解釈し、終了するスクリプトでコマンドをラップすることによって示されます。 このスクリプトは、コマンドが成功した場合は戻りコード 0 を生成し、コマンドが失敗した場合はゼロ以外の戻りコードを生成するはずです。 次に、 IBM Storage Protect サーバー管理者に、コマンドの代わりにスクリプトを実行するようにスケジュール定義を変更するよう依頼してください。 |
クライアント・マクロの戻りコードは、 マクロを含む個々のコマンド間で出される最も高い戻りコードになります。 例えば、マクロが以下のコマンドからなるとします。




selective "/home/devel/*" -subdir=yes
incremental "/home/devel/TestDriver/*" -subdir=yes
archive "/home/plan/proj1/*" -subdir=yes
selective c:\MyTools\* -subdir=yes
incremental c:\MyPrograms\TestDriver\* -subdir=yes
archive e:\TSM\* -subdir=yes
最初のコマンドが戻りコード 0 で完了し、2 番目のコマンドが戻りコード 8 で完了し、3 番目のコマンドが戻りコード 4 で完了した場合は、マクロの戻りコードは 8 になります。
QUERY EVENT コマンドについて詳しくは、 IBM Storage Protect サーバーの資料を参照してください。