NAS ファイル・サーバー: 単一の IBM Storage Protect サーバーへのバックアップ

複数の NAS ファイル・サーバーが別々の場所にある場合は、テープ・ライブラリーを各 NAS 装置に接続するよりも、バックアップ・データを単一の IBM Storage Protect サーバーに送信する方が望ましい場合があります。

NAS バックアップ・データを IBM Storage Protect サーバーのストレージ階層に保管する場合、 IBM Storage Protect バックエンド・データ管理機能を適用することができます。 このようにして、マイグレーション、レクラメーション、災害復旧、およびその他のフィーチャーを利用できます。

NAS 装置を IBM Storage Protect ネイティブ・ストレージ・プールにバックアップするには、コピー・グループ内の宛先ストレージ・プールが目的のネイティブ・ストレージ・プールを指すように設定します。 宛先ストレージ・プールは、バックアップとリストアに使用されるライブラリーおよびドライブに関する情報を提供します。 ターゲット・ストレージ・プールに、NAS データを収容するために十分なスペースがあることを確認してください。NAS データは、順次、ディスク、またはファイル・タイプの装置にバックアップすることができます。 別の装置クラスを定義する必要はありません。

目次を作成する場合は、 DEFINE コマンドおよび UPDATE COPYGROUP コマンドで TOCDESTINATION パラメーターを使用して管理クラスを指定する必要があります。 NAS ファイル・サーバーを IBM Storage Protect ネイティブ・プールにバックアップする場合、 TOCDESTINATION は NDMP を使用してバックアップされるデータの宛先と同じにすることができます。

IBM Storage Protect サーバーまたは NAS ファイル・サーバーのいずれかによって通信が開始される可能性があるため、ファイラーから接続ライブラリーへの場合よりもファイアウォールに関する考慮事項の方が厳密です。 NDMP テープ・サーバーは IBM Storage Protect サーバー内のスレッドとして実行され、テープ・サーバーはポート 10001 で接続を受け入れます。 このポート番号は、 IBM Storage Protect サーバー・オプション・ファイルのオプション NDMPPORTRANGE port-number-low, port-number-highを使用して変更できます。

NDMP ファイラーからサーバーへのバックアップ操作中に、 NDMPPREFDATAINTERFACE オプションを使用して、 IBM Storage Protect サーバーがバックアップ・データを受け取るために使用するネットワーク・インターフェースを指定できます。 このオプションの値は、 IBM Storage Protect サーバーが稼働しているシステムのアクティブ・ネットワーク・インターフェースの 1 つに関連付けられたホスト名または IPV4 アドレスです。 このインターフェースは IPV4 が使用可能でなければなりません。

このオプションを使用する前に、NDMP 制御接続および NDMP データ接続のために異なるネットワーク・インターフェースを使用する NDMP 操作を、NAS 装置がサポートすることを確認してください。 NDMP 制御接続は、NDMP サーバーで認証し、NDMP 操作をモニターするために IBM Storage Protect によって使用されます。一方、NDMP データ接続は、NDMP 操作中にバックアップ・データを送信および受信するために使用されます。 バックアップおよびリストア・データを該当するネットワーク・インターフェースに経路指定するように、NAS 装置を構成することも必要です。

NDMPPREFDATAINTERFACE オプションは、使用可能の場合、後続のすべての NDMP ファイラーからサーバーへの操作に影響を与えます。 NDMP 制御接続は、システムのデフォルト・ネットワーク・インターフェースを使用するので影響を受けません。 SETOPT コマンドを使用すると、サーバーの停止と 再始動を行わずに、このサーバー・オプションを更新できます。

NetApp ファイル・サーバーは、NDMP データ接続のために使用するインターフェースを変更する、NDMP オプション (ndmpd.preferred_interface) を提供しています。 詳しくは、ご使用の NAS 装置の資料を参照してください。

NDMP ファイラーからサーバーへのバックアップ操作の実行手順については、 IBM Storage Protect サーバーへの NDMP ファイル・サーバーのバックアップを参照してください。

サーバー・オプションについては、 サーバー・オプションを参照してください。