DEFINE LIBRARY (ライブラリーの定義)

このコマンドは、ライブラリーを定義する場合に使用します。 ライブラリーは、1 つ以上のドライブまたはロボット装置 (ライブラリー・タイプによる) の集合で、ストレージ・ボリュームにアクセスする際に使用できます。

ライブラリーには、1 つのソース (IBM Spectrum Protect™ サーバーまたはデータ・ムーバー) のみがアクセスできます。しかし、ライブラリー内のドライブには、複数のソースからアクセスできます。

詳細な最新ライブラリー・サポート情報については、ご使用のオペレーティング・システム用の Supported Devices Web サイトを参照してください。
Windows オペレーティング・システム

SCSI タイプのライブラリー内のテープ・ボリュームに自動的にラベルを付けるには、DEFINE LIBRARY および UPDATE LIBRARY コマンドで AUTOLABEL パラメーターを使用します。 このパラメーターを使用すると、一連のテープに事前にラベルを付けておく必要がなくなります。この方法は、LABEL LIBVOLUME コマンドを使用するよりも効率的です。LABEL LIBVOLUME コマンドの場合は、ボリュームを個別にマウントする必要があります。AUTOLABEL パラメーターを使用する場合は、CHECKIN LIBVOLUME コマンドに CHECKLABEL=BARCODE を指定して、テープをチェックインする必要があります。

ラベルには埋め込みブランクまたはピリオドを組み込むことはできません。また、メディア上でファイル名として使用される場合に有効でなければなりません。

CD-ROM、ZIP、または Jaz ボリュームには、メーカーの装置ユーティリティーまたは Windows ユーティリティーを使用してラベルを付ける必要があります。これは、IBM Spectrum Protect では、これらのメディア・タイプをフォーマットしたり、ラベルを付けたりするユーティリティーが提供されないためです。 オペレーティング・システムのユーティリティーには、Disk Administrator プログラム (グラフィカル・ユーザー・インターフェース) およびラベル・コマンドが含まれています。

関連コマンド

表 1. DEFINE LIBRARY に関連するコマンド
コマンド 説明
AUDIT LIBRARY 自動化ライブラリーが整合した状態であることを確認します。
CHECKIN LIBVOLUME ストレージ・ボリュームを自動化ライブラリーにチェックインします。
CHECKOUT LIBVOLUME ストレージ・ボリュームを自動化ライブラリーからチェックアウトします。
DEFINE DRIVE ドライブをライブラリーに割り当てます。
DEFINE PATH ソースから宛先へのパスを定義します。
DEFINE SERVER サーバー間通信用にサーバーを定義します。
DELETE DRIVE ドライブをライブラリーから削除します。
DELETE LIBRARY ライブラリーを削除します。
DELETE PATH ソースから宛先へのパスを削除します。
LABEL LIBVOLUME 手動ライブラリーまたは自動化ライブラリーのボリュームにラベルを付けます。
PERFORM LIBACTION ライブラリーのすべてのドライブとパスを定義します。
QUERY DRIVE ドライブについての情報を表示します。
QUERY LIBRARY 1 つ以上のライブラリーについての情報を表示します。
QUERY LIBVOLUME ライブラリー・ボリュームについての情報を表示します。
QUERY PATH ソースから宛先へのパスについての情報を表示します。
UPDATE DRIVE ドライブの属性を変更します。
UPDATE LIBRARY ライブラリーの属性を変更します。
UPDATE LIBVOLUME ストレージ・ボリュームの状況を変更します。
UPDATE PATH パスと関連した属性を変更します。