ネットワーク共有ディスク

ファイル・ストレージ・システム内のネットワーク共有ディスク (NSD) について表示される情報を確認します。

ネットワーク共有ディスク (NSD) は、ファイル・ストレージ・システム上でネットワーク内のストレージ・ディスクを論理グループ化したものです。

割り当て量について表示される値に関する情報の吹き出しヘルプを確認します。 以下の列見出しに関する追加情報が提供されます。
確認済み
ユーザーが NSD の状況を確認済みとしてマークしているかどうかを示します。 確認済みの状況は、その状況が確認され、解決されたか無視できるかのいずれかであることを示します。 確認済みの状況は、より上位のレベルの関連リソースの状況の判別には使用されません。
例えば、NSD の状況がエラーである場合、関連したストレージ・システムの状況もエラーとなります。 NSD のエラー状況が確認済みである場合、この状況を使用して関連したストレージ・システムの全体的な状況が判別されることはありません。 この場合、ストレージ・システムのその他の内部リソースの状況が正常であれば、ストレージ・システムの状況も正常となります。
使用可能容量 (GiB)
NSD 上で使用可能であるが割り振られていないストレージ容量の量。
関連付けられたストレージ・システム
関連付けられたストレージ・システムは、NSD に含まれる情報を使用するように構成されたストレージ・ボリュームです。 NSD に関連付けられたストレージ・システムが 1 つだけの場合、そのストレージ・ボリュームの名前が示されます。 複数のストレージ・ボリュームが関連付けられている場合、ストレージ・ボリュームの数が示されます。
関連付けられたストレージ・ボリューム
NSD にストレージを提供するボリュームの名前。 IBM Storage Scaleの場合、相関ボリュームはバックエンド・ストレージ・システム上にあります。
カスタム・タグ 1、2、3
NSD に関連付けられたユーザー定義のテキスト。 追加されたテキストは、NSD について生成されるレポートに組み込むことができます。 NSD のカスタム・タグを編集するには、リスト内の NSD を右クリックして、「プロパティーの表示」をクリックします。 プロパティー・ノートブックで、 「編集」をクリックします。
障害グループ
共通の障害点を共有する NSD の障害グループ ID。
ファイル・システム
NSD 上のファイル・システムの名前または NSD 上のファイル・システムの数。
NSD サーバー
この情報は、 IBM Storage Scale ストレージ・システムについてのみ表示されます。 NSD サーバーは、NSD に物理的に接続されたクラスター・ノードで、他のクラスター・ノードの NSD へのアクセスを可能にします。

その NSD で NSD サーバーとして構成されているクラスター・ノードの数が表示されます。 1 つの NSD サーバーのみが構成されている場合は、クラスター・ノードの名前が表示されます。 この列がブランクの場合、NSD には NSD サーバーがなく、すべてのクラスター・ノードが物理的に NSD に接続されている必要があります。

NSD サーバーが NSD から切断された場合、冗長 NSD サーバーが構成されていないと、NSD サーバーを介して NSD にアクセスしているクラスター・ノードは接続が失われる可能性があります。

状況
NSD の状況 (正常、警告、エラー、不明など)。 NSD の状態を判別し、何らかのアクションを行う必要があるかどうか判別するために、この状況を使用します。 例えば、NSD がエラー状況になっている場合は、即時にアクションを行って問題を修正してください。
IBM Storage Scaleの場合、エラー状況または警告状況は、NSD サーバーの 1 つと NSD の間の接続の問題が原因である可能性があります。 NSD サーバー接続の状況を確認するには、NSD 行をクリックして「プロパティーの表示」を選択し、「NSD サーバー」タブをクリックします。 「接続」列に、接続の状況が表示されます。 あるいは、NSD に NSD サーバーがない場合は、「エラー」または「警告」状況は、NSD とクラスター・ノードの 1 つの間の接続問題が原因である可能性があります。
タイプ
NSD に保管される情報のタイプ。 以下の値が表示される場合があります。
  • データ
  • メタデータ
  • データ、メタデータ。 NSD には、データとメタデータの両方が含まれます。
  • ファイル・システム記述子。 NSD には、ファイル・システム記述子のコピーのみが含まれます。
  • ローカル・キャッシュ。 NSD は、データへの効率的なアクセスを可能にするために、クラスター・ノードによってローカル・キャッシュとして使用されます。