EVALUATE_PENDING_REPLICATION_CRITERIA 表関数
EVALUATE_PENDING_REPLICATION_CRITERIA 表関数は、apply-label パラメーターによって識別される、複製基準リスト (RCL) 内のいずれかの複製基準規則に一致する、検出されたオブジェクトごとに 1 行を返します。 複製基準規則によって複製アクションが変更されるオブジェクトのみが返されます。 このオブジェクト・リストを調べることで、保留中の規則がコミットされたときに各オブジェクトに適用される複製アクションを理解できます。
各行は、apply-label パラメーターによって識別された 1 つ以上の複製基準規則に一致する、複製に適格な単一オブジェクトを記述します。 関数は、いずれかのノードに存在するオブジェクトを識別し、そのオブジェクトに対して実行される複製アクションを示します。 オブジェクトに関する追加情報が、OBJECT_INFO 列に返されます。 ノードも IASP もアクセスできない場合は、現行ノードから識別できるオブジェクトのみが返されます。 ノードがアクセス不能の場合、オブジェクトの比較は実行できません。
compare-objects パラメーターに YES が設定されている場合に、複製が必要なオブジェクトが両方のノードで検出されると、オブジェクトが比較され、結果が COMPARE_RESULT 列に返されます。 複製に適格なすべてのオブジェクト・タイプの行が返されますが、比較がサポートされるのは一部のタイプのみです。 それ以外のすべてのタイプについては、比較結果に NULL 値が返されます。 オブジェクトの COMPARE_RESULT が DIFFERENT である場合、保留中の複製基準規則がこのオブジェクトが原因でコミットされない理由に関する追加情報が OBJECT_INFO 列に含まれています。 COMPARE_RESULT が NULL 値の行があると、複製処理が行われるときに障害が発生するおそれがあります。
- このプロシージャを使用するために必要な権限については、 Authorizationを参照のこと。
- QSYS2 ライブラリーに対する *EXECUTE 権限
- *OBJOPR および QSYS2/MIRROR_RCL に対する *READ 権限
- iasp 名
- 保留中の複製変更があるオブジェクトを識別する複製基準規則を見つけるために使用される補助記憶域プール (ASP) グループの名前を識別する文字ストリング式またはグラフィック・ストリング式。 次の特殊値を含めることができます。
- *SYSBAS
- 複製基準規則は、システム ASP (ASP 1) およびいずれかの基本ユーザー ASP (ASP 2 から 32) に関連付けられています。
- 比較オブジェクト
- DEFINITION または INCLUDE へと変更される保留中の複製変更があるオブジェクトが両方のノードで見つかった場合に、オブジェクトを比較するかどうかを示す文字ストリング式またはグラフィック・ストリング式。
- NO
- オブジェクトが両方のノードに存在しても、比較は実行されません。
- YES
- オブジェクトが両方のノードに存在する場合、保留中の複製オブジェクトが比較されます。 これはデフォルト値。
- 適用ラベル
- 考慮する保留中の複製基準規則のラベルを識別する文字ストリング式またはグラフィック・ストリング式。
この関数の結果は、以下の表に示された形式の行を含むテーブルです。 列はすべて NULL 可能です。
| 列名 | データ・タイプ | 説明 |
|---|---|---|
| IASP_NAME | VARCHAR(10) | オブジェクトに関連付けられている独立 ASP グループの名前。 ASP グループの名前か以下の特殊値のいずれかが含まれます。
|
| LIBRARY_NAME | VARCHAR(10) | オブジェクトが入っているライブラリーの名前。 |
| OBJECT_NAME | VARCHAR(128) | オブジェクトのシステム名、システム・レベル環境変数、またはシステム値。 |
| OBJECT_TYPE | VARCHAR(8) | オブジェクトのタイプ。
|
| INCLUSION_STATE | VARCHAR(10) | このオブジェクトの既存の複製組み込み状態。
|
| PENDING_INCLUSION_STATE | VARCHAR(10) | apply-label によって識別されるすべての保留中の複製基準規則がコミットされた場合の、このオブジェクトの複製組み込み状態。
|
| OBJECT_ON_PRIMARY | VARCHAR(3) | オブジェクトが 1 次ノードで検出されたかどうかを示します。
1 次ノードまたは IASP が使用可能でない場合は、NULL 値が入ります。 |
| OBJECT_ON_SECONDARY | VARCHAR(3) | オブジェクトが 2 次ノードで検出されたかどうかを示します。
2 次ノードまたは IASP が使用可能でない場合は、NULL 値が入ります。 |
| COMPARE_RESULT | VARCHAR(10) | オブジェクトに対して実行された比較操作の結果。
compare-object パラメーターが NO である、オブジェクトが両方のノードには存在しない、またはオブジェクトが比較対象として適格でない場合は、NULL 値が入ります。 オブジェクトの オブジェクト・タイプ または属性のいずれかが、オブジェクトを比較対象できなくなる可能性があります。 |
| OBJECT_INFO | INTEGER | 保留中の複製変更があるオブジェクトに関する追加情報。 値は「注」セクションにリストされます。 追加情報が使用できない場合は、NULL 値が入ります。 |
| OBJECT_INFO_TEXT | VARCHAR(1024) | OBJECT_INFO に対応する説明テキスト。 追加情報が使用できない場合は、NULL 値が入ります。 |
ノート
| OBJECT_INFO | OBJECT_INFO_TEXT |
|---|---|
| 101 | Object not compared because its inclusion state is changing from INCLUDE or DEFINITION to EXCLUDE. (オブジェクトの組み込み状態が INCLUDE または DEFINITION から EXCLUDE に変更されているため、オブジェクトは比較されません。) |
| 102 | Object found on both nodes but was not compared because NO was specified for COMPARE_OBJECTS. (オブジェクトは両方のノードで見つかりましたが、COMPARE_OBJECTS に NO が指定されていたため、比較されませんでした。) |
| 103 | オブジェクトが1 次ノードまたは 2 次ノードで検出されないか、1 次ノードまたは 2 次ノードからの検索が戻りコード <value>で失敗しました。 |
| 104 | Object partially compared because user is not authorized to some information. (ユーザーが一部の情報に対する権限がないため、オブジェクトの比較は部分的に行われました。) |
| 105 | オブジェクト複製は、製品のオブジェクト複製制御によって無効にされています。 |
| OBJECT_INFO | OBJECT_INFO_TEXT |
|---|---|
| 201 | Objects of this type are not allowed to exist on both nodes. (このタイプのオブジェクトは両方のノードで存在が許可されません。) |
| 202 | An attribute of the object prevents it from being compared. (オブジェクトのいずれかの属性が原因で、比較できません。) |
| 203 | Object found on both nodes prevents replication from being activated for this object. (両方のノードでオブジェクトが見つかったことから、このオブジェクトの複製はアクティブにされません。) |
| 204 | Error received while comparing objects. (オブジェクトの比較中にエラーを受け取りました。) |
| 205 | 制限されたオブジェクトは、複製に含めることはできません。 |
例
- apply-label TESTGROUP1 に関連付けられているいずれかの複製基準規則に一致する保留中の複製変更があるすべてのオブジェクトをリストします。 両方のノードで見つかったオブジェクトに対する比較は行いません。
SELECT * FROM TABLE(QSYS2.EVALUATE_PENDING_REPLICATION_CRITERIA(IASP_NAME => '*SYSBAS', APPLY_LABEL => 'TESTGROUP1', COMPARE_OBJECTS => 'NO')) ORDER BY LIBRARY_NAME, OBJECT_TYPE, OBJECT_NAME; - 適用ラベル TESTGROUP2 に関連付けられているいずれかの複製基準規則の一つに一致する、保留中の複製変更があるオブジェクトのいずれかが、既存のオブジェクトが両方のノードに既に存在しているためにコミットされる規則を妨げるかどうかを判別します。
両方のノードに存在し、比較結果を一致と見なすことができない、保留中の複製変更があるオブジェクトのみが返されます。 これらのオブジェクトは、保留中の複製基準規則がコミットされるのを妨害します。SELECT COMPARE_RESULT, LIBRARY_NAME, OBJECT_TYPE, OBJECT_NAME, OBJECT_INFO, OBJECT_INFO_TEXT FROM TABLE(QSYS2.EVALUATE_PENDING_REPLICATION_CRITERIA(IASP_NAME => '*SYSBAS', APPLY_LABEL => 'TESTGROUP2', COMPARE_OBJECTS => 'YES')) WHERE COMPARE_RESULT IN ('DIFFERENT') OR OBJECT_INFO > 200 ORDER BY LIBRARY_NAME, OBJECT_TYPE, OBJECT_NAME;
