復元操作後のオブジェクト・スキャンの最小化
オブジェクトの復元後、それらのオブジェクトの最初のアクセス時にスキャンを実行させない方法について学習できます。
IBM® i には、ウィルスやファイル使用率などについて、統合ファイル・システム内のオブジェクトをスキャンする機能があります。 このサポートの一部として、 統合ファイル・システムのオブジェクトのスキャン属性を指定して、 それらが決してスキャンされないようにしたり、 あるいはオブジェクトが変更後にのみスキャンしたりすることができます。デフォルトのスキャン属性値の場合、 その統合ファイル・システムに対してオブジェクト・スキャンがインプリメントされている場合に、 オブジェクトがスキャンされます。 さらにこの機能と共に、 ファイル・システム・スキャン制御 (QSCANFSCTL) システム値が導入されました。 QSCANFSCTL のデフォルト・オプションの場合、すべてのオブジェクトは、 そのオブジェクトを決してスキャンしないように、 または変更後にしかスキャンしないようにスキャン属性が設定されている場合であっても、 そのオブジェクトの復元後の最初のアクセス時にスキャンされます。
オブジェクトを決してスキャンしないように、 またはオブジェクトの変更後にのみスキャンするようにスキャン属性を設定した場合、 信頼できる (トラステッド) ソースからオブジェクトを復元する際、 または保管操作の一部としてスキャンが実行された場合の保管から復元する際に、 それらのオブジェクトを復元後、最初のアクセスでスキャンを実行させたくない場合があります。 復元後にスキャンが実行されないようにするためには、 復元操作が開始される前に QSCANFSCTL システム値に *NOPOSTRST を指定する必要があります。 復元操作が完了したなら、 それ以降の復元操作において、オブジェクトの復元後の最初のアクセス時に、 属性の指定によらずオブジェクトがスキャンされるようにするため、 QSCANFSCTL システム値の *NOPOSTRST オプションを削除してください。
復元操作後のオブジェクト・スキャンを最小化するための QSCANFSCTL システム値の設定
- WRKSYSVAL QSCANFSCTL と入力して、Enter キーを押します。
- 「システム値の処理」画面が表示されます。 QSCANFSCTL の横のオプション欄に 5 (表示) を入力し、Enter キーを押します。
- 「システム値の表示」画面が表示されます。 回復の完了後に使用できるように、現行の設定値をメモします。 *NOPOSTRST の値がすでに指定されている場合には、 回復のために値を変更する必要はありません。 ステップ 6 に進んでください。
- F12 を押して、「システム値の処理」画面に戻ります。 QSCANFSCTL の横のオプション欄に 2 (変更) を入力し、Enter キーを押します。
- 「システム値変更」画面が表示されます。 *NOPOSTRST と入力します。 現在 *NONE が指定されている場合は、その *NONE の値を置き換えます。 その他の値が指定されている場合は、 *NOPOSTRST を付加的な値として追加します。 Enter キーを押します。
- F12 を押して、「システム値の処理」画面を取り消します。