モジュール性

アプリケーション・プログラミングでモジュラー・アプローチを使用する利点は次のとおりです。
  • コンパイル時間の短縮

    コンパイルするコードの部分が小さいほど、コンパイラーによる処理は 速くなります。この利点は保守時に特に重要です。なぜなら、変更する必要が あるのは 1 行または 2 行である場合が多いからです。2 行を変更した場合でも、2000 行の再コンパイルが必要になることがあります。これは、リソースの効率的な使用とは 言えません。

    コードをモジュール化し、ILE のバインディング機能を使用すると、100 行または 200 行の再コンパイルで済む可能性があります。 バインディングのステップが組み込まれるにしても、 このようなプロセスはかなり速くなります。

  • 保守の簡略化

    非常に大きなプログラムを更新する場合、 プログラムのロジックがどうなっているのかを正確に把握することは困難です。元のプログラマーが 自分とは異なるスタイルでプログラムを作成している場合は、 特に困難になります。コードをより小さな部分に分けて単一の機能を行うようにすれば、 その内部の処理の把握は、きわめて容易になります。したがって、 ロジックの流れがより明確になり、変更を行う場合に、 望ましくない影響が生じる可能性を大幅に減らすことができます。

  • テストの簡略化

    コンパイル単位を小さくすることによって、各機能を独立して テストすることができます。この分離化により、テスト範囲を漏れなくカバーすることができます。 すなわち、可能性のあるすべての入力とロジック・パスがテストされます。

  • プログラミング・リソースの有効利用

    モジュール化によって作業の分割が容易になります。大きなプログラムを作成する場合、 作業の分割は (不可能ではないとしても) 困難です。プログラムのすべての部分のコーディングは、初心者のプログラマーにとっては 負担が大きすぎ、一方、熟練したプログラマーを用いるのは、スキルの無駄使い になることがあります。

  • 他のオペレーティング・システムからのコードの容易な移行