中断メッセージ送信 (SNDBRKMSG)

中断メッセージ送信(SNDBRKMSG)コマンドは,即時メッセージを1つまたは複数のワークステーション・メッセージ待ち行列に送るために使用されます。即時メッセージとは,事前定義でなく,メッセージ・ファイルに記憶されていないメッセージのことです。このコマンドによって,即時メッセージは常に中断モードで転送されます。メッセージを受け取ると,メッセージ待ち行列の転送モード,重大度,および中断処理プログラムの設定にかかわりなく,そのメッセージ用のDSPMSG画面が表示されます。ただし,BRKMSGジョブ属性により,場合によってはメッセージを表示できないことがあります。このコマンドは主として,システム操作員が使用することを意図したものです。

制約事項:

  1. このコマンドは,ワークステーション・メッセージ待ち行列に中断メッセージを送るためにしか使用できません。
  2. このコマンドは,複数のワークステーションに照会メッセージ(MSGTYPE(INQ)によって指定)を送ることはできません。

パラメーター

キーワード 記述 選択項目 ノーツ
MSG メッセージ・テキスト 文字値 必須, 定位置 1
TOMSGQ TO ワークステーション MSG待ち行列 単一値: *ALLWS
その他の値 (最大 50 回の繰り返し): 修飾オブジェクト名
必須, 定位置 2
修飾子 1: TO ワークステーション MSG待ち行列 名前
修飾子 2: ライブラリー 名前, *LIBL
MSGTYPE MSG タイプ *INFO, *INQ オプショナル, 定位置 3
RPYMSGQ 応答を受けるメッセージ待ち行列 修飾オブジェクト名 オプショナル
修飾子 1: 応答を受けるメッセージ待ち行列 名前, QSYSOPR
修飾子 2: ライブラリー 名前, *LIBL
CCSID コード化文字セットID 1-65535, *HEX, *JOB オプショナル

メッセージ・テキスト (MSG)

送信したい即時メッセージを指定します。テキストにブランクまたは他の特殊文字が入っている場合には,テキストをアポストロフィで囲まなければなりません。最大512文字まで指定することができます。

コード化文字セットID (CCSID)に関する考慮事項

MSGパラメーターに指定されたテキストは,コード化文字セットIDがCCSIDパラメーターに指定されない限り,このコマンドを実行中のジョブのCCSIDに入っているとみなされます。メッセージ・ハンドラーとそれによるCCSIDの使用の詳細については,IBM i Information Center(http://www.ibm.com/systems/i/infocenter/)の「i5/OSのグローバリゼーション」トピック・コレクションを参照してください。

これは必須パラメーターです。

TO ワークステーション MSG待ち行列 (TOMSGQ)

中断メッセージが送られる1つ以上のワークステーション・メッセージ待ち行列を指定します。指定できるのはワークステーション・メッセージ待ち行列の名前だけで,ライブラリー値には*LIBLまたはQSYSしか指定することができません。

単一値

*ALLWS
中断メッセージは,すべてのワークステーションおよびパーソナル・コンピューターのメッセージ待ち行列に送られます。MSG タイプ (MSGTYPE)パラメーターに*INQを指定した場合には,*ALLWSを指定することはできません。

修飾子1: TO ワークステーション MSG待ち行列

メッセージ待ち行列名
中断メッセージが送られる先のメッセージ待ち行列の名前を指定してください。

修飾子2: ライブラリー

*LIBL
最初に一致するものが見つかるまで,現行スレッドのライブラリー・リスト内のすべてのライブラリーが検索されます。
ライブラリー名
メッセージ待ち行列が入っているライブラリーを指定してください。

MSG タイプ (MSGTYPE)

中断モードで送られるメッセージのタイプを指定します。指定できるのは,通知または照会メッセージ・タイプだけです。照会メッセージには応答が必要な場合もあります。

*INFO
通知専用メッセージが中断モードで送られます。
*INQ
照会メッセージが中断モードで送られます。メッセージを受け取るワークステーションでは,それに応答することが必要です。1つだけのコマンドで照会メッセージを複数の待ち行列に送ることはできません。

応答を受けるメッセージ待ち行列 (RPYMSGQ)

照会メッセージが送られる場合に限り,ワークステーション・ユーザーの応答が送られる先のメッセージ待ち行列を指定します。

修飾子1: 応答を受けるメッセージ待ち行列

QSYSOPR
中断メッセージに対する応答は,システム操作員のメッセージ待ち行列QSYSOPRに送られます。
メッセージ待ち行列名
中断メッセージに対する応答の送信先になるメッセージ待ち行列の名前を指定してください。指定できるのは,ユーザーまたはワークステーション・メッセージ待ち行列だけです。

修飾子2: ライブラリー

*LIBL
最初に一致するものが見つかるまで,現行スレッドのライブラリー・リスト内のすべてのライブラリーが検索されます。
ライブラリー名
メッセージ待ち行列が入っているライブラリーを指定してください。

コード化文字セットID (CCSID)

指定されたメッセージ・テキストが入っているコード化文字セットID (CCSID)を指定します。MSGパラメーターによって指定されたテキストは,このパラメーターによって指定されたCCSIDに入っているとみなされます。メッセージ・ハンドラーとそれによるCCSIDの使用の詳細については,IBM i Information Center(http://www.ibm.com/systems/i/infocenter/)の「i5/OSのグローバリゼーション」トピック・コレクションを参照してください。

*JOB
メッセージ・テキストは,このコマンドを実行するジョブのCCSIDに入っているとみなされます。
*HEX
メッセージ・テキストは変換されません。CCSID 65535が使用されます。
コード化文字セットID
メッセージ・テキストの前提とする有効なCCSIDを指定してください。有効な値の範囲は1から65535です。有効なCCSIDの値のリストについては,iSeries Information Center(http://www.ibm.com/eserver/iseries/infocenter)にあるグローバリゼーション情報を参照してください。このコマンドはCCSIDの妥当性検査を行います。

1:メッセージの送信

SNDBRKMSG   MSG('INVENTORY APPLICATION SHUTS DOWN AT 4:00 PM.')

このコマンドは,「INVENTORY APPLICATION SHUTS DOWN AT 4:00 PM.」というメッセージをすべてのワークステーション・メッセージ待ち行列に送ります。ワークステーションがサインオンされている場合には,それらのメッセージ待ち行列の転送属性の設定にかかわらず,メッセージは中断モードで転送されます。サインオンされていないそれらのワークステーションのワークステーション・メッセージ待ち行列にも,メッセージが追加されます。

2:即時メッセージの送信

SNDBRKMSG   MSG('Your printed output is ready.')
            TOMSGQ(GEORGEMSGQ)

この例は,即時メッセージをワークステーション・ユーザーに送るための,システム操作員によるSNDBRKMSGコマンドの典型的な使用を示しています。

エラー・メッセージ

*ESCAPE メッセージ

CPF2428
メッセージ待ち行列パラメーターが正しくありません。
CPF2469
メッセージ&1の送信中に,エラーが起こった。
CPF247E
CCSID &1が無効です。
CPF9838
ユーザー・プロファイルの記憶域限界を超えた。