ワークステーション・オブジェクト権限認可 (GRTWSOAUT)
| 実行可能場所: すべての環境 (*ALL) スレッド・セーフ: いいえ |
パラメーター 例 エラー・メッセージ |
ワークステーション・オブジェクト権限認可(GRTWSOAUT)コマンドは,ユーザーがこのコマンドで指定されたワークステーション・オブジェクトに対する特定権限を他のユーザーまたはユーザー・グループに認可するために使用します。ワークステーション・オブジェクトは,IBM Iグラフィカル・オペレーション・プログラムによって使用されます。
次に対して権限を認可することができます。
- 指定されたユーザー。
- オブジェクトまたは権限リストで特定権限が与えられていないユーザー(*PUBLIC)。
- オブジェクトに対する権限を持っていないか,あるいはオブジェクトを保護する権限リストにないユーザー・グループ。
- 参照されたワークステーション・オブジェクト(REFWSOパラメーターで指定された)のユーザー。
- 確立された権限リストにあるユーザー。
AUT(*AUTL)を指定すると,ユーザーは以下に対して権限を指定することができます。
- オブジェクトに対して認可される特定権限を持っていないすべてのユーザー。
- オブジェクトを保護する権限リストにないユーザー。
- そのユーザー・グループが特定権限を認可されていないユーザー。
- そのユーザー・グループがオブジェクトを保護する権限リストにないユーザー。
このコマンドを使用できるのは,オブジェクト所有者,機密保護担当者,指定されたオブジェクトに対してオブジェクト管理権限を持っているユーザーだけです。
制約事項:
- ユーザーはオブジェクトの所有者であるか,またはAUTLパラメーターを使用する*ALL権限を持っていなければなりません。
- オブジェクトに対して権限を認可するために,ユーザーはそのオブジェクトに対するオブジェクト管理権限を持っていなければなりません。
- AUT(*AUTL)を指定できるのはUSER(*PUBLIC)の場合だけです。権限リスト(*AUTL)によってユーザー・プロファイル名を保護することはできません。
- ユーザーにオブジェクト管理権限を認可できるのは,オブジェクトの所有者または全オブジェクト権限(*ALLOBJ)を持っている担当者だけです。
| 上 |
パラメーター
| キーワード | 記述 | 選択項目 | ノーツ |
|---|---|---|---|
| WSOTYPE | ワークステーション・オブジェクト・タイプ | 要素リスト | 必須, 定位置 1 |
| 要素 1: | *TPLWRKARA, *WRKARA, *TPLPRTOL, *PRTOL, *TPLPRTL, *PRTL, *TPLOUTQ, *TPLOUTQL, *OUTQL, *TPLJOBL, *JOBL, *TPLJOBQ, *TPLJOBLOG, *JOBLOG, *TPLJOBQL, *JOBQL, *TPLMSGL, *MSGL, *TPLMSGQ, *TPLMSGSND, *MSGSND, *TPLSGNUSL, *SGNUSL, *TPLOBJL, *OBJL, *TPLLIBSL, *LIBSL, *TPLLIB, *LAUNCH, *TPLLAUNCH, *PRSSET | ||
| USER | ユーザー | 単一値: *PUBLIC その他の値 (最大 50 回の繰り返し): 修飾子リスト |
オプショナル, 定位置 2 |
| 修飾子 1: ユーザー | 名前 | ||
| AUT | 権限 | 単一値: *CHANGE, *ALL, *USE, *EXCLUDE, *AUTL その他の値 (最大 7 回の繰り返し): *OBJEXIST, *OBJMGT, *OBJOPR, *ADD, *DLT, *READ, *UPD |
オプショナル, 定位置 3 |
| AUTL | 権限リスト | 名前 | オプショナル |
| REFWSO | ワークステーション・オブジェクト参照 | 要素リスト | オプショナル |
| 要素 1: | *TPLWRKARA, *WRKARA, *TPLPRTOL, *PRTOL, *TPLPRTL, *PRTL, *TPLOUTQ, *TPLOUTQL, *OUTQL, *TPLJOBL, *JOBL, *TPLJOBQ, *TPLJOBLOG, *JOBLOG, *TPLJOBQL, *JOBQL, *TPLMSGL, *MSGL, *TPLMSGQ, *TPLMSGSND, *MSGSND, *TPLSGNUSL, *SGNUSL, *TPLOBJL, *OBJL, *TPLLIBSL, *LIBSL, *TPLLIB, *LAUNCH, *TPLLAUNCH, *PRSSET |
| 上 |
ワークステーション・オブジェクト・タイプ (WSOTYPE)
権限を編集するワークステーション・オブジェクトを指定します。
これは必須パラメーターです。
- *TPLWRKARA
- 作業域テンプレートは,ワークステーション・オブジェクトです。
- *WRKARA
- 作業域オブジェクトは,ワークステーション・オブジェクトです。
- *TPLPRTOL
- 印刷装置出力リスト・テンプレートは,ワークステーション・オブジェクトです。
- *PRTOL
- 印刷装置出力リスト・オブジェクトは,ワークステーション・オブジェクトです。
- *TPLPRTL
- 印刷装置リスト・テンプレートは,ワークステーション・オブジェクトです。
- *PRTL
- 印刷装置リスト・オブジェクトは,ワークステーション・オブジェクトです。
- *TPLOUTQ
- 出力待ち行列テンプレートは,ワークステーション・オブジェクトです。
- *TPLOUTQL
- 出力待ち行列リスト・テンプレートは,ワークステーション・オブジェクトです。
- *OUTQL
- 出力待ち行列リスト・オブジェクトは,ワークステーション・オブジェクトです。
- *TPLJOBL
- ジョブ・リスト・テンプレートは,ワークステーション・オブジェクトです。
- *JOBL
- ジョブ・リスト・オブジェクトは,ワークステーション・オブジェクトです。
- *TPLJOBQ
- ジョブ待ち行列テンプレートは,ワークステーション・オブジェクトです。
- *TPLJOBLOG
- ジョブ・ログ・テンプレートは,ワークステーション・オブジェクトです。
- *JOBLOG
- ジョブ・ログ・オブジェクトは,ワークステーション・オブジェクトです。
- *TPLJOBQL
- ジョブ待ち行列リスト・テンプレートは,ワークステーション・オブジェクトです。
- *JOBQL
- ジョブ待ち行列リスト・オブジェクトは,ワークステーション・オブジェクトです。
- *TPLMSGL
- メッセージ・リスト・テンプレートは,ワークステーション・オブジェクトです。
- *MSGL
- メッセージ・リスト・オブジェクトは,ワークステーション・オブジェクトです。
- *TPLMSGQ
- メッセージ待ち行列テンプレートは,ワークステーション・オブジェクトです。
- *TPLMSGSND
- メッセージ送信元テンプレートは,ワークステーション・オブジェクトです。
- *MSGSND
- メッセージ送信元オブジェクトは,ワークステーション・オブジェクトです。
- *TPLSGNUSL
- サインオンしたユーザー・リスト・テンプレートは,ワークステーション・オブジェクトです。
- *SGNUSL
- サインオンしたユーザー・リスト・オブジェクトは,ワークステーション・オブジェクトです。
- *TPLOBJL
- オブジェクト・リスト・テンプレートは,ワークステーション・オブジェクトです。
- *OBJL
- オブジェクト・リスト・オブジェクトは,ワークステーション・オブジェクトです。
- *TPLLIBSL
- ライブラリー・リスト・テンプレートは,ワークステーション・オブジェクトです。
- *LIBSL
- ライブラリー・リスト・オブジェクトは,ワークステーション・オブジェクトです。
- *TPLLIB
- ライブラリー・テンプレートは,ワークステーション・オブジェクトです。
- *TPLLAUNCH
- ジョブ送信者テンプレートは,ワークステーション・オブジェクトです。
- *LAUNCH
- ジョブ送信者オブジェクトは,ワークステーション・オブジェクトです。
- *PRSSET
- 個人設定オブジェクトは,ワークステーション・オブジェクトです。
| 上 |
ユーザー (USER)
指定されたオブジェクトに対する権限を付与する1つ以上のユーザーを指定します。ユーザー名を指定した場合には,権限はそれらのユーザーに個々に与えられます。このコマンドによって与えられた権限は,ワークステーション・オブジェクト取り消し(RVKWSOAUT)コマンドで個々に取り消すことができます。
ワークステーション・オブジェクト参照 (REFWSO)パラメーターまたは権限リスト(AUTL)パラメーターのいずれかが指定されていない限り,これは必須パラメーターです。
- *PUBLIC
- オブジェクトに対する権限が個々に与えられていないか,権限リストにないか,そのユーザー・グループが権限を持っていないか,あるいはそのユーザー・グループが権限リストにないすべてのユーザーに,AUTパラメーターで指定されたオブジェクトを使用する権限が認可されます。
- 名前
- 1つ以上のユーザー・プロファイルの名前を指定してください。最大50のユーザー・プロファイル名を指定することができます。
| 上 |
権限(AUT)
ユーザー (USER)パラメーターで指定されたユーザーに付与する権限を指定します。
単一値
- *CHANGE
- ユーザーは,所有者に限定されるか,あるいはオブジェクト存在権限(*OBJEXIST)およびオブジェクト管理権限(*OBJMGT)によって制御される以外のオブジェクトで,すべての操作を実行することができます。ユーザーはオブジェクトでの基本的な機能を変更して実行することができます。*CHANGE権限では,オブジェクト操作(*OBJOPR)および全データ権限が提供されます。このオブジェクトが権限リストである場合は,ユーザーの追加,変更,または除去はできません。
- *ALL
- ユーザーは,所有者に限定されるか,あるいは権限リスト管理(*AUTLMGT)権限によって管理される以外のオブジェクトで,すべての操作を実行することができます。ユーザーはオブジェクトの存在を制御し,オブジェクトの機密保護を指定し,オブジェクトを変更し,さらにオブジェクトに対して基本的な機能を実行することができます。オブジェクトの所有権を変更することもできます。
- *USE
- ユーザーは,プログラムの実行またはファイルの読み取りなど,オブジェクトに対する基本操作を実行することができます。ユーザーはオブジェクトを変更できません。使用(*USE)権限は,オブジェクト操作(*OBJOPR),読み取り(*READ),および実行(*EXECUTE)権限を提供します。
- *EXCLUDE
- ユーザーはワークステーション・オブジェクトをアクセスすることができません。
- *AUTL
- オブジェクトに対する共通権限として,AUTLパラメーターで指定された権限リストの共通権限が使用されます。
注: AUT(*AUTL)を指定できるのは,USER(*PUBLIC)も指定されている場合だけです。
その他の値(最大10個指定可能)
- *OBJALTER
- オブジェクト変更権限は,オブジェクトの属性を変更するために必要な権限を提供します。ユーザーがデータベース・ファイルに対してこの権限を持っている場合には,そのユーザーはトリガーを追加および除去したり,参照制約および固有制約を追加および除去したり,データベース・ファイルの属性を変更したりできます。ユーザーがSQLパッケージでこの権限をもっている場合には,ユーザーはSQLパッケージの属性を変更することができます。この権限は現在データベース・ファイルとSQLパッケージにしか使用されません。
- *OBJMGT
- オブジェクト管理権限は,オブジェクトの機密保護を指定し,オブジェクトを移動または名前変更し,メンバーをデータベース・ファイルに追加するための権限を提供します。
- *OBJEXIST
- オブジェクト存在権は,オブジェクトの存在および所有権を制御する権限を提供します。ユーザーに特別なシステム保管権限(*SAVSYS)がある場合には,オブジェクトに対して保管/復元操作を実行するのに,オブジェクト存在権限は必要ありません。
- *OBJOPR
- オブジェクト操作権限は,オブジェクトの記述を見る権限,およびユーザーがオブジェクトに対してもつデータ権限で決められたオブジェクトを使用する権限を提供します。
- *OBJREF
- オブジェクト参照権限は,そのオブジェクトでの操作が他のオブジェクトによって制限されているなど,他のオブジェクトからオブジェクトを参照するために必要な権限を提供します。ユーザーが物理ファイルに対してこの権限を持っている場合には,そのユーザーはその物理ファイルが親である時に参照制約を追加することができます。この権限は現在データベース・ファイルにしか使用されません。
データ権限
- *ADD
- 追加権限は,オブジェクトに項目を(例えば,待ち行列にジョブ項目を,あるいはファイルにレコードを)追加する権限を提供します。
- *DLT
- 削除権限は,オブジェクトから項目を除去する権限を提供します。
- *EXECUTE
- 実行権限は,プログラムを実行するか,またはライブラリー内のオブジェクトを見つけるために必要な権限を提供します。
- *READ
- 読み取り権限は,オブジェクトの項目の内容を表示し,あるいはプログラムを実行するために必要な権限を提供します。
- *UPD
- 更新権限は,オブジェクトの項目を変更する権限を提供します。
| 上 |
権限リスト(AUTL)
メンバーに ワークステーション・オブジェクト・タイプ (WSOTYPE)パラメーターに指定されたオブジェクトに対する権限を付与する権限リストの名前を指定します。指定された権限リストに対して権限リスト管理(*AUTLMGT)権限が必要です。
ユーザー (USER)パラメーターまたは ワークステーション・オブジェクト参照 (REFWSO)パラメーターが指定されていない限り,これは必須パラメーターです。
| 上 |
ワークステーション・オブジェクト参照 (REFWSO)
権限について参照されるワークステーション・オブジェクトを指定します。これらの権限は, ワークステーション・オブジェクト・タイプ (WSOTYPE)パラメーターで指定されたオブジェクトに与えられます。参照オブジェクトに対して認可されたユーザーは,権限を付与するオブジェクトに対しても同様に権限を認可されます。参照オブジェクトが権限リストで保護されている場合には,その権限リストはWSOTYPEパラメーターで指定されたオブジェクトを保護します。
ユーザー (USER)パラメーターまたは権限リスト(AUTL)パラメーターのいずれかが指定されていない限り,これは必須パラメーターです。
| 上 |
例
GRTWSOAUT WSOTYPE(*TPLWRKARA) AUTL(KLIST)
このコマンドは,ワークエリア・テンプレートに対する権限を,権限リストKLISTでユーザーに指定された権限をもつユーザーに付与します。
| 上 |
| 上 |