TCP/IPの終了 (ENDTCP)

TCP/IPの終了 (ENDTCP)コマンドはTCP/IP処理を終了します。

注意:

ENDTCPコマンドは注意して使用する必要があります。これを使用すると,作業しているシステムでのすべてのTCP/IP処理が終了します。

ENDTCPコマンドにOPTION(*IMMED)が指定されている場合には,次のことが起こります。

ENDTCPコマンドにOPTION(*CNTRLD)が指定されている場合には,次のことが起こります。

制約事項:

パラメーター

キーワード 記述 選択項目 ノーツ
OPTION 終了方法 *IMMED, *CNTRLD オプショナル, 定位置 1
DELAY 制御された終了遅延時間 1-86400, 30 オプショナル, 定位置 2
ENDSVR 適用業務サーバーの終了 *YES, *NO オプショナル
CONFIRM 確認 *ENVVAR, *INTERACT, *YES, *NO オプショナル

終了方法 (OPTION)

TCP/IP処理が直ちに終了するか,あるいは制御された方式で終了するかを指定します。

*IMMED
TCP/IP処理が即時に終了されます。

注意:

ENDTCP OPTION(*IMMED)コマンドは注意して使用してください。ENDTCP *IMMEDコマンドを出したときに,アプリケーションがデータを処理中で操作が完了していない場合には,データは一部だけ更新されてしまう場合があります。次の通り実行するようお奨めします。

  • ENDTCPコマンドを出す前に,他のすべてのユーザーが自分たちのアプリケーションを終了できるように,ユーザーに通知してください。
  • システムで発生しているTCP/IPトラフィックがないことが判明した時点でENDTCPコマンドを出してください。システム上の現在のTCP/IPトラフィックを表示するには,TCP/IP状況の処理(WRKTCPSTSまたはNETSTAT)コマンドでオプション3を使用してください。
*CNTRLD
TCP/IP処理は制御された方式で終了します。TCP/IPを使用中のアプリケーションはその処理を完了するための時間が与えられます。新しいアプリケーションの処理はできません。指定した時間が経過した後で,ENDTCP OPTION(*IMMED)の処理が実行されます。

制御された終了処理は次のいずれも実行 しません

  • 指定された時間が経過する前にすべてのTCP/IP処理が完了したかどうかを監視しません。
  • TCP/IP接続を現在使用しているアプリケーションに,TCP/IP処理が終了することを通知しません。

制御された終了遅延時間 (DELAY)

TCP/IP処理の制御された終了操作を完了するために許される時間(秒数)を指定します。この時間が経過すると,すべてのTCP/IP処理が即時に終了します。

1から86400
終了操作が完了する秒数を指定してください。

適用業務サーバーの終了 (ENDSVR)

ENDTCPコマンドでTCP/IP処理が終了された時に,すべてのTCP/IPアプリケーション・サーバー・ジョブを終了するかどうかを指定します。

注意:

このパラメーターに*NOを指定する前に,以下を考慮してください。

*YES
ENDTCPコマンドは,TCP/IP処理を終了する前にすべてのTCP/IPアプリケーション・サーバーを終了します。
*NO
ENDTCPコマンドは,TCP/IP処理を終了する時にどのTCP/IPアプリケーション・サーバー・ジョブも終了しません。

注: ENDTCP ENDSVR(*NO)を使用して,ANYNETを使用しているジョブの操作を妨げることなく,TCP/IP処理を終了することができます。TCP/IP処理は終了しますが,ANYNETを使用しているTCP/IPアプリケーション・サーバーは機能を続行します。

TCP/IPとANYNETの両方が非活動状態の場合に,TCP/IPアプリケーション・サーバー・ジョブを終了するには,TCP/IPサーバーの終了(ENDTCPSVR)コマンドを使用します。

確認 (CONFIRM)

TCP/IPを終了する前に,その要求を確認する必要があるかどうかを指定します。

*ENVVAR
要求を確認する必要があるかどうかの判別には,環境変数QIBM_ENDTCP_CONFIRMの値が使用されます。この値が*INTERACT, *YES,または*NOに設定されている場合には,その値について下記で説明される処置が取られます。環境変数が定義されないか,あるいはこれらの値の1つに設定されない場合には,確認は行われません。
*INTERACT
ENDTCPコマンドが対話式ジョブで出されると,確認パネルが表示されます。ENDTCPコマンドが非対話式ジョブで出されると,確認は行われません。
*YES
ENDTCPコマンドが対話式ジョブで出されると,確認パネルが表示されます。ENDTCPコマンドが非対話式ジョブで出されると,照会メッセージがQSYSOPRに送られます。
*NO
ENDTCPコマンドが出されたときに,確認は行われません。

1: TCP/IPの即時終了

ENDTCP   OPTION(*IMMED)

このコマンドは,システム上のすべてのTCP/IP処理を即時に終了します。

2: TCP/IPの制御された時間以内の終了

ENDTCP   OPTION(*CNTRLD)  DELAY(120)

このコマンドは,120秒が経過した後ですべてのTCP/IP処理を終了します。この時間中には,新しいTCP/IP処理はできません。

3:アプリケーション・サーバーを終了しないTCP/IPの即時終了

ENDTCP   OPTION(*IMMED)  ENDSVR(*NO)

このコマンドは,システム上のすべてのTCP/IP処理を即時に終了します。しかし,TCP/IP処理が終了すると,アクティブであるTCP/IPアプリケーション・サーバー(FTP, SMTPなど)が,すべて終了するわけではありません。

エラー・メッセージ

*ESCAPE メッセージ

TCP1A13
別のジョブがTCP/IPまたはIP OVER SNAを開始または終了中である。
TCP1A70
&1が活動状態になっていない。
TCP1A72
*CNTRLDオプションでTCP/IPは既に終了している。
TCP1A73
内部オブジェクトに損傷がある。
TCP1A74
ジョブの投入中にエラーが起こった。
TCP1A77
&1は正常に完了したが,エラーが起こった。
TCP8A3F
操作が完了したかどうかを判別できません。
TCP9999
プログラム&1でシステムの内部エラーが起こった。