RPGソースの変換 (CVTRPGSRC)

RPGソースの変換

RPGソース変換(CVTRPGSRC)コマンドは,RPG IIIまたはRPG/400ソース・コードをILE RPGソース・コードに変換します。

パラメーター

キーワード 記述 選択項目 ノーツ
FROMFILE FROMファイル 修飾オブジェクト名 必須, 定位置 1
修飾子 1: FROMファイル 名前
修飾子 2: ライブラリー 名前, *LIBL, *CURLIB
FROMMBR FROMメンバー 総称名, 名前, *ALL 必須, 定位置 2
TOFILE TOファイル 単一値: *NONE
その他の値: 修飾オブジェクト名
オプショナル, 定位置 3
修飾子 1: TOファイル 名前, QRPGLESRC
修飾子 2: ライブラリー 名前, *LIBL, *CURLIB
TOMBR TOメンバー 名前, *FROMMBR オプショナル, 定位置 4
EXPCPY コピー・メンバーの拡張 *NO, *YES オプショナル
CVTRPT 変換報告書の印刷 *YES, *NO オプショナル
SECLVL 第2レベルのテキストの組込 *NO, *YES オプショナル
INSRTPL 仕様テンプレートの挿入 *NO, *YES オプショナル
LOGFILE ログ・ファイル 単一値: *NONE
その他の値: 修飾オブジェクト名
オプショナル
修飾子 1: ログ・ファイル 名前, QRNCVTLG
修飾子 2: ライブラリー 名前, *LIBL, *CURLIB
LOGMBR ログ・ファイル・メンバー 名前, *FIRST, *LAST オプショナル

FROMファイル (FROMFILE)

変換されるRPG IIIまたはRPG/400ソース・コードが入っているソース・ファイルおよびこのソース・ファイルが入っているライブラリーの名前を指定します。これは必須パラメーターです。省略時のファイル名はありません。

ソース・ファイル名
変換されるソース・メンバーが入っているソース・ファイルの名前を入力してください。
*LIBL
ソース・ファイルが保管されているライブラリーを見つけるために,システムはライブラリー・リストを検索します。
*CURLIB
ソース・ファイルを見つけるために,現行ライブラリーが使用されます。現行ライブラリーが指定されていない場合には,ライブラリーQGPLが使用されます。
ライブラリー名
ソース・ファイルが入っているライブラリーの名前を入力してください。

FROMメンバー (FROMMBR)

変換されるソース・メンバーの名前を指定します。これは必須パラメーターです。省略時のメンバー名はありません。

変換されるソース・メンバーの有効なソース・メンバー・タイプはRPG, RPT, RPG38, RPT38, SQLRPG,およびブランクです。RPGソース変換コマンドはソース・メンバー・タイプがRPG36, RPT36,およびRPG以外のソース・メンバー・タイプ(たとえば,CLPやTXT)をサポートしません。

ソース・ファイル・メンバー名
変換されるソース・メンバーの名前を入力してください。
*ALL
このコマンドは,指定されたソース・ファイル中のすべてのメンバーを変換します。
総称*ソース・ファイル・メンバー名
同じ接頭部で後に'*'(アスタリスク)が続くメンバー名の総称名を入力しください。コマンドは,指定されたソース・ファイル中でこの総称名をもつすべてのメンバーを変換します。たとえば,FROMMBR(PR*)を指定すると,名前が'PR'で始まるすべてのメンバーが変換されます。

TOファイル (TOFILE)

変換されたソース・メンバーが入るソース・ファイルおよび変換済みファイルが保管されているライブラリーの名前を指定します。変換済みソース・ファイルは存在していなければならず,112文字のレコード長でなければなりません。12文字は順序番号および日付用で,80文字はコード用,20文字は注記用です。

QRPGLESRC
変換されたソース・メンバーが省略時のソース・ファイルQRPGLESRCに入ります。
*NONE
変換済みソース・メンバーは生成されません。TOMBRパラメーターの値は無視されます。CVTRPT(*YES)も指定しなければなりません。さもないと変換がただちに終了します。

この機能によって,変換済みソース・メンバーを作成しなくても潜在的な問題を見つけることができます。

ソース・ファイル名
変換されたソース・メンバーが入る変換済みソース・ファイルの名前を入力してください。

TOFILEライブラリー名がFROMFILEライブラリー名と同じである場合には,TOFILEソース・ファイル名がFROMFILEソース・ファイル名と異なっていなければなりません。

*LIBL
変換済みソース・ファイルが保管されているライブラリーを見つけるために,システムはライブラリー・リストを検索します。
*CURLIB
変換済みソース・ファイルを見つけるために,現行ライブラリーが使用されます。現行ライブラリーが指定されていない場合には,ライブラリーQGPLが使用されます。
ライブラリー名
変換済みソース・ファイルが保管されているライブラリーの名前を入力してください。

TOメンバー (TOMBR)

変換済みソース・ファイル中の変換済みソース・メンバーの名前を指定します。FROMMBRパラメーターに指定された値が(*ALL)または総称*である場合には,TOMBR はFROMMBRと等しくなければなりません。

*FROMMBR
FROMMBRパラメーターに指定されたメンバー名が変換済みソース・メンバー名として使用されます。FROMMBR(*ALL)が指定された場合には,FROMFILE中のすべてのソース・メンバーが変換されます。変換済みソース・メンバーは元のソース・メンバーと同じ名前をもちます。FROMMBRパラメーターに総称名が指定された場合には,その名前に指定された接頭部をもつすべてのソース・メンバーが変換されます。変換済みソース・メンバーは元の総称ソース・メンバーと同じ名前をもちます。
ソース・ファイル・メンバー名
変換済みソース・メンバーの名前を入力してください。このメンバーが存在していない場合には,作成されます。

コピー・メンバーの拡張 (EXPCPY)

/COPYメンバーが変換済みソース・メンバーに拡張されるかどうかを指定します。/COPYメンバーに関連する変換上の問題がある場合にのみEXPCPY(*YES)を指定してください。

*NO
/COPYファイル・メンバーは変換済みソースに拡張されません。これが省略時の値です。
*YES
/COPYファイル・メンバーは変換済みソースに拡張されます。

注: メンバーのタイプがRPTまたはRPT38の場合には,報告書簡易作成プログラムは常に/COPYメンバーを展開するので,EXPCPY(*YES)またはEXPCPY(*NO)は影響をもちません。

変換報告書の印刷 (CVTRPT)

変換報告書を印刷するかしないかを指定します。

*YES
変換報告書が印刷されます。これが省略時の値です。
*NO
変換報告書が印刷されません。

第2レベルのテキストの組込 (SECLVL)

変換報告書に第2レベルのテキストを印刷するかしないかを指定します。

*NO
変換報告書に第2レベル・メッセージ・テキストは印刷されません。これが省略時の値です。
*YES
変換報告書に第2レベル・メッセージ・テキストが印刷されます。

仕様テンプレートの挿入 (INSRTPL)

ILE RPG仕様テンプレート(H-, F-, D-, I-, C-, O-仕様テンプレート)を変換済みソース・メンバーに挿入するかどうかを指定します。

*NO
仕様テンプレートが変換済みソース・メンバーに挿入されません。これが省略時の値です。
*YES
仕様テンプレートが変換済みソース・メンバーに挿入されます。各仕様テンプレートは,適切な仕様セクションの先頭に挿入されます。

ログ・ファイル (LOGFILE)

変換情報を追跡するために使用されるログ・ファイルの名前を指定します。*NONE を指定しない限り,ログ・ファイルが必要です。ファイルがすでに存在していて,物理データ・ファイルでなければなりません。ライブラリーQRPGLE中の「元オブジェクト」ファイルQARNCVTLGおよびユーザー・ライブラリー中の「新しいオブジェクト」ファイルQRNCVTLGを指定したCPYFコマンドを使用してログ・ファイルを作成してください。

QRNCVTLG
変換情報を入れるために省略時のログ・ファイルQRNCVTLGが使用されます。
*NONE
変換情報はログ・ファイルに書き込まれません。
ログ・ファイル名
変換情報を追跡するために使用されるログ・ファイルの名前を入力してください。
*LIBL
ログ・ファイルが保管されているライブラリーを見つけるために,システムはライブラリー・リストを検索します。
ライブラリー名
ログ・ファイルが保管されているライブラリーの名前を入力してください。

ログ・ファイル・メンバー (LOGMBR)

変換情報を追跡するために使用されるログ・ファイル・メンバーの名前を指定します。新しい情報は,指定されたログ・ファイル・メンバーの既存のデータに追加されます。

ログ・ファイルにメンバーが入っていない場合には,ログ・ファイルと同じ名前をもつメンバーが作成されます。

*FIRST
コマンドは,指定されたログ・ファイル中の最初のメンバーを使用します。これが省略時の値です。
*LAST
コマンドは,指定されたログ・ファイル中の最後のメンバーを使用します。
ログ・ファイル・メンバー名
変換情報を追跡するために使用されるファイル・メンバーの名前を入力してください。

1: RPG IIIソースのRPG IVソースへの変換

CVTRPGSRC   FROMFILE(MYLIB/QRPGSRC) FROMMBR(XMPLE1)
            TOFILE(MYLIB/QRPGLESRC) TOMBR(*FROMMBR)
            EXPCPY(*NO)
            CVTRPT(*YES) LOGFILE(MYLIB/QRNCVTLG)

このコマンドはファイルMYLIB/QRPGSRC中のRPG IIIソース・メンバーXMPLE1を,ファイルMYLIB/QRPGLESRC中の同じ名前のRPG IVソース・メンバーに変換します。RPG IIIプログラムの/COPYステートメントは展開されません。これらは,RPG IVプログラムで/COPYステートメントとして残ります。報告書が印刷されます。それぞれの変換の状況は,ファイルMYLIB/QRNCVTLGに配置されます。

エラー・メッセージ

*ESCAPE メッセージ

RNS9350
変換が終了した。