ICF装置項目追加 (ADDICFDEVE)

システム間通信機能装置項目追加(ADDICFDEVE)コマンドは,プログラム装置項目を指定されたシステム間通信機能(ICF)ファイルに追加します。

パラメーター

キーワード 記述 選択項目 ノーツ
FILE ファイル 修飾オブジェクト名 必須, 定位置 1
修飾子 1: ファイル 名前
修飾子 2: ライブラリー 名前, *LIBL, *CURLIB
PGMDEV プログラム装置 文字値 必須, 定位置 2
RMTLOCNAME リモート・ロケーション 通信名, *REQUESTER 必須, 定位置 3
CMNTYPE 通信タイプ *ALL, *APPC, *ASYNC, *BSCEL, *FINANCE, *INTRA, *RETAIL, *SNUF オプショナル, 定位置 4
DEV 装置 名前, *LOC オプショナル
LCLLOCNAME ローカル・ロケーション 通信名, *LOC, *NETATR オプショナル
MODE モード 通信名, *NETATR オプショナル
RMTNETID リモート・ ネットワーク ID 通信名, *LOC, *NETATR, *NONE オプショナル
FMTSLT 様式選択 *PGM, *RECID, *RMTFMT オプショナル
APPID 適用業務ID 名前, *DEVD, *USER オプショナル
BATCH バッチ活動 *YES, *NO オプショナル
HOST ホスト・タイプ *DEVD, *CICS, *IMS, *IMSRTR オプショナル
ENDSSNHOST ホストとのセッション終了 *RSHUTD, *TERMSELF オプショナル
SPCHOSTAPP 特別なホスト適用業務 *DEVD, *NONE, *FLASH オプショナル
INZSELF 実行初期設定 *NO, *YES オプショナル
HDRPROC ヘッダー処理 *SYS, *USER オプショナル
MSGPTC メッセージ保護 *YES, *NO オプショナル
EMLDEV エミュレーション装置 単一値: *NONE
その他の値: 要素リスト
オプショナル
要素 1: 装置タイプ 3278, 3284, 3286, 3287, 3288, 3289
要素 2: データ形式 *UNFORMAT, *FIELD, *EXTFIELD, *NOFIELD
CNVTYPE 会話タイプ *SYS, *USER, *SRCPGM オプショナル
BLOCK ブロック化のタイプ 要素リスト オプショナル
要素 1: ブロック化のタイプ *DEVD, *NONE, *ITB, *IRS, *NOSEP, *USER, *SEP
要素 2: *SEPの場合のレコード分離文字 16 進値, X'1E'
RCDLEN レコード長 1-32767, *DEVD オプショナル
BLKLEN ブロックの長さ 1-32767, *DEVD オプショナル
TRNSPY 透過モード伝送 *DEVD, *NO, *YES オプショナル
DTACPR データの圧縮と圧縮解除 *DEVD, *NO, *YES オプショナル
TRUNC 後書きブランクの切り捨て *DEVD, *NO, *YES オプショナル
OVRFLWDTA オーバーフロー・データ *DISCARD, *RETAIN オプショナル
GRPSEP グループ区切りのタイプ *DEVD, *EOT, *DEV3740, *OFCSYS オプショナル
RMTBSCEL リモートBSCEL *DEVD, *NO, *YES オプショナル
INLCNN 初期接続 *CTLD, *DIAL, *ANS オプショナル

ファイル (FILE)

ICFプログラム装置項目を追加するシステム間通信機能(ICF)ファイルを指定します。

これは必須パラメーターです。

修飾子1: ファイル

名前
ICFファイルの名前を指定してください。

修飾子2: ライブラリー

*LIBL
最初に一致するものが見つかるまで,現行スレッドのライブラリー・リスト内のすべてのライブラリーが検索されます。
*CURLIB
ICFファイルを見つけるために現行ライブラリーが使用されます。ジョブの現行ライブラリーとしてライブラリーが指定されていない場合は,QGPLが使用されます。
名前
ICFファイルが入っているライブラリーを指定してください。

プログラム装置 (PGMDEV)

追加中のICFプログラム装置項目を認識する名前を指定します。ICFファイルに追加されるプログラム装置項目の合計数(ADDICFDEVEまたはOVRICFDEVEコマンドで指定された)は,システム間通信機能ファイル作成(CRTICFF)またはシステム間通信機能ファイル変更(CHGICFF)コマンドのプログラム装置の最大数 (MAXPGMDEV)パラメーターによって決定されます。

このパラメーターに指定する名前は,ユーザーのプログラムが通信するICFプログラム装置項目です。この名前は,プログラム装置およびその属性を識別するために,装置固有の入出力操作で使用されます。複数の装置項目で同じリモート・ロケーション名を指定できますが,各プログラム装置名はICFファイルの項目の間では固有でなければなりません。これによって,ユーザーは同じリモート・ロケーションに複数のセッションを持ったり,同じリモート・ロケーションに対する各セッションごとに別の属性値を持つことができます。

注: システムがAPPC装置記述を選択するためにRMTLOCNAME, DEV, LCLLOCNAME,およびRMTNETIDパラメーターをどのように使用するかについては,AS/400 APPCプログラミング(SD88-5032)を参照してください。

これは必須パラメーターです。

文字値
追加するICFプログラム装置項目の名前を指定してください。この名前は,プログラム装置項目および属性を識別するために装置特有の入出力操作で使用されます。このプログラム装置項目名は,ICFファイルのプログラム装置項目全体を通じて固有としなければなりません。

リモート・ロケーション (RMTLOCNAME)

ユーザー・プログラムが通信するリモート・ロケーションの名前を指定します。

これは必須パラメーターです。

*REQUESTER
プログラムの開始に使用する通信装置を参照するために使用する名前です。プログラム装置の獲得時に割り当てられるセッションは,プログラム開始要求が受信されるセッションと同じです。プログラム開始要求の結果としてプログラムが開始されない場合には,プログラム装置の獲得操作は失敗します。ターゲット・プログラムは,システム間通信機能(ICF)ファイルの中のリモート・ロケーションの名前として*REQUESTERを使用して,ソース・プログラムがプログラム開始要求を送信するために使用したセッションに接続します。

*REQUESTERの値は,1つのプログラム装置項目にだけ指定することができ,ターゲット通信ジョブにのみ有効です。その他のタイプのジョブで*REQUESTERを指定した場合には,メッセージが送信されます。

通信名
リモート・ロケーションのフルネームを指定してください。このコマンドの実行時にリモート・ロケーションが存在している必要はありませんが,プログラムがプログラム装置を獲得する時には,リモート・ロケーションが(装置記述としてシステムに構成されるか,あるいは拡張対等通信ネットワーク機能(APPN)の中に)存在していなければなりません。多くの異なるプログラム装置項目に対して同じリモート・ロケーション名を指定することができます。しかし,各非同期(ASYNC), SNAアップライン機能(SNUF),または2進データ同期通信同等リンク(BSCEL)のリモート・ロケーション名と対応したプログラム装置名を1つだけ,任意の時点でファイルに追加することができます。この値はCNVTYPE(*SRCPGM)と一緒に指定することはできません。

通信タイプ (CMNTYPE)

プロンプト画面に表示されることのある通信タイプを指定します。このパラメーターはプロンプト用にのみ使用されます。このパラメーターに指定する値によって,ユーザーに対して示される(プロンプトが出される)他のパラメーターのサブセットが決まります。

*ALL
すべてのパラメーターがプロンプトに現れます。
*APPC
拡張プログラム間通信(APPC)パラメーターのみがプロンプトに現れます。
*ASYNC
非同期通信(ASYNC)パラメーターのみがプロンプトに現れます。
*BSCEL
2進データ同期通信同等リンク(BSCEL)パラメーターだけがプロンプトに現れます。
*FINANCE
FINANCEパラメーターだけがプロンプトに現れます。
*INTRA
INTRAパラメーターだけがプロンプトに現れます。
*RETAIL
RETAILパラメーターだけがプロンプトに現れます。
*SNUF
システム・ネットワーク体系アップライン機能(SNUF)パラメーターしかプロンプトに現れません。

装置 (DEV)

リモート・ロケーションに使用される通信装置を指定します。このパラメーターは,APPC,金融機関サブシステム,小売業,SNUF,およびINTRA通信に対してしか指定されません。

*LOC
リモート・ロケーションに関連した装置が使用されます。複数の装置がリモート・ロケーションと関連付けられている場合には,どの装置を使用するかをシステムが決定します。
名前
リモート・ロケーションと関連した通信装置の名前を指定してください。リモート・ロケーションの装置名が正しくない場合には,プログラム装置の獲得時にエスケープ・メッセージが送られます。装置名の詳細は,AS/400 APPCプログラミング(SD88-5032)にあります。

ローカル・ロケーション (LCLLOCNAME)

ローカル・ロケーション名を指定します。

*LOC
リモート・ロケーションと対応したローカル・ロケーション名が使用されます。
*NETATR
システム・ネットワーク属性に指定されたLCLLOCNAME値が使用されます。
通信名
プログラム装置と関連したローカル・ロケーション名を指定してください。ローカル・ロケーション名が指定されるのは,リモート・ロケーションに別の特定のローカル・ロケーション名を指示したい場合だけです。ローカル・ロケーション名が無効の場合には,プログラム装置の獲得時にエスケープ・メッセージが送られます。

モード (MODE)

使用するモード名を指定します。このパラメーターが適用されるのは,APPC通信に対してだけです。

*NETATR
ネットワーク属性のモードが使用されます。
BLANK
8桁のブランク文字からなるモード名が使用されます。
通信名
APPC通信装置のモード名を指定してください。モードがリモート・ロケーション装置,ローカル・ロケーション,およびリモート・ネットワークIDのどのような組み合わせにも有効でない場合には,プログラム装置を獲得する時点でエスケープ・メッセージが送信されます。

リモート・ ネットワーク ID (RMTNETID)

リモート・ロケーションで使用されるリモート・ネットワークIDを指定します。このパラメーターが適用されるのは,APPC通信に対してだけです。

*LOC
リモート・ロケーションに対する任意のリモート・ネットワークIDを使用することができます。複数のリモート・ネットワークIDがリモート・ロケーションと関連付けられている場合には,どのリモート・ネットワークIDを使用するかをシステムが決定します。
*NETATR
ネットワーク属性に指定されたリモート・ネットワークIDが使用されます。
*NONE
リモート・ネットワークIDは使用されません。
通信名
プログラム装置項目と関連したリモート・ネットワークIDを指定します。

様式選択 (FMTSLT)

入力操作に使用するレコード様式選択のタイプを指定します。

*PGM
プログラムはレコード様式の選択項目を判別します。レコード様式名のある入力(読み取り)操作が指定された場合には,その様式が常に選択されます。入力操作にレコード様式名が指定されていない場合には,省略時の様式(ファイルの最初のレコード様式)が常に選択されます。
*RECID
レコードの選択には,ファイルのデータ記述仕様(DDS)で指定されたRECIDキーワードが使用されます。DDSにRECIDキーワードがない場合には,エラー・メッセージが戻され,プログラム装置は獲得されません。
*RMTFMT
レコードの選択には,送信元システムから受け取ったリモート様式名が使用されます。装置がAPPC装置でなく*RMTFMTが指定されている場合には,そのプログラム装置の獲得時に実行時エラー・メッセージが送られます。

適用業務ID (APPID)

サインオン・メッセージと一緒に送信されるCICS/VSまたはIMS/VSホスト・サブシステムの仮想記憶通信アクセス方式(VTAM) IDを(文字数で)指定します。このパラメーターが適用されるのは,SNUF通信に対してだけです。

*DEVD
装置記述に指定されたアプリケーションIDが使用されます。
*USER
アプリケーション・プログラムは,ホストにメッセージまたはログオンを送ることができます。これは,3270プログラム・インターフェースの使用時にだけ有効です。
名前
CICS/VSまたはIMS/VSのVTAMにアプリケーションIDを指定してください。

バッチ活動 (BATCH)

顧客情報管理システム/仮想記憶(CICS/VS)および情報管理システム/仮想記憶(IMS/VS)の場合には,バッチ・ジョブでこのセッションを使用するかどうかを指定します。このパラメーターは,SNUF, INTRA,およびRETAIL通信に適用されます。

*NO
このセッションでバッチ・ジョブは行われません。
*YES
バッチ・ジョブが発生し,SNUFは物理レコードを論理レコードに組み立てません。*YESが指定されている場合には,メッセージ保護 (MSGPTC)パラメーターに*NOを指定しなければなりません。

ホスト・タイプ (HOST)

このセッションでローカル・システムまたはサブシステムが通信するホスト・システムまたはリモート・サブシステムを指定します。このパラメーターが適用されるのは,SNUF通信に対してだけです。

*DEVD
装置記述に指定されたホスト・システムが使用されます。
*CICS
この通信セッションではCICS/VSが使用されます。
*IMS
この通信セッションではIMS/VSが使用されます。
*IMSRTR
この通信セッションではIMS/VSが受信可能オプションを使用します。

ホストとのセッション終了 (ENDSSNHOST)

システム・ネットワーク体系アップライン機能(SNUF)が,ホストとのセッションを終了する方法を指定します。

*RSHUTD
SNUFがオフへの切り替え要求コマンドをホストに送信します。
*TERMSELF
SNUFがセッション終了コマンドをホストに送信します。値*RSHUTDが弊社以外のホストとのセッションを正常に終了しなかった場合には,この値を使用する必要がある場合があります。

特別なホスト適用業務 (SPCHOSTAPP)

SNUFがCICSまたはIMSアプリケーション層の外側の特殊なホスト・アプリケーションに対するサポートをカスタマイズするかどうかを指定します。

*DEVD
装置記述で指定された特殊なホスト・アプリケーションが使用されます。
*NONE
SNUFは,特別なホスト・アプリケーションに対するサポートをカスタマイズしていません。
*FLASH
SNUFは,連邦準備フラッシュ・アプリケーションに対するサポートをカスタマイズしています。

実行初期設定 (INZSELF)

SNUFがホストに正常に送った不定様式サインオンの代わりに定様式INIT-SELFを組み込むかどうかを指定します。

*NO
SNUFによって指定された不定様式の省略時のサインオンが使用されます。
*YES
SNUFによって指定された定様式INIT-SELFが使用されます。

ヘッダー処理 (HDRPROC)

顧客情報管理システム/仮想記憶(CICS/VS)および情報管理システム/仮想記憶(IMS/VS)の両方の場合には,受け取った機能管理ヘッダーをアプリケーション・プログラムに渡すかどうかを指定します。このパラメーターは,SNUF通信に限り適用されます。

*SYS
SNUFはデータをプログラムに渡す前に機能管理ヘッダーを取り除きます。
*USER
SNUFはプログラムにデータを渡す前に機能管理ヘッダーを取り除きません。

メッセージ保護 (MSGPTC)

顧客情報管理システム/仮想記憶(CICS/VS)および情報管理システム/仮想記憶(IMS/VS)の両方の場合には,このセッションでメッセージ保護を使用するかどうかを指定します。このパラメーターは,SNUF通信に限り適用されます。

*YES
メッセージ保護が使用されます。SNUFは,ユーザーがメッセージに応答するまでメッセージを保管し,さらにエラーが起こった場合には,再び同期化を試みます。*YESが有効なのは,バッチ活動 (BATCH)パラメーターに*NOが指定されている場合だけです。
*NO
メッセージ保護を使用しません。

エミュレーション装置 (EMLDEV)

このプログラム装置項目を使用して3270データ・ストリームを送信および受信することを指定します。エミュレーション装置パラメーターは,エミュレーション装置タイプおよびエミュレーション装置データ形式から構成されています。エミュレーション装置データ形式は,送受信されるタイプ3270のデータ・ストリームの形式を指定します。タイプ3270コマンドとデータ・フロー情報が入っている20バイトまたは32バイトの共通ヘッダーは,タイプ3270データ・ストリームを送受信しようとしている入出力バッファーの先頭にあります。このパラメーターが適用されるのは,SNUF通信の場合だけです。このパラメーターは,2つの値(要素)のリストとしてまたは単一値(*NONE)として指定できます。

エミュレーション装置データ形式は,送受信されるタイプ3270のデータ・ストリームの形式を指定します。タイプ3270コマンドとデータ・フロー情報が入っている20バイトまたは32バイトの共通ヘッダーは,タイプ3270データ・ストリームを送受信しようとしている入出力バッファーの先頭にあります。

単一値

*NONE
このプログラム装置項目は,3270データ・ストリームの送受信には使用されません。

要素1: 装置タイプ

3278
データ・ストリームは3278, 3277,または3279表示装置用です。
3284
データ・ストリームは3284印刷装置用です。
3286
データ・ストリームは3286印刷装置用です。
3287
データ・ストリームは3287印刷装置用です。
3288
データ・ストリームは3288印刷装置用です。
3289
データ・ストリームは3289印刷装置用です。

要素2: データ形式

*UNFORMAT
不定様式の3270データ・ストリームが送信または受信されます。ユーザーのアプリケーション・プログラムは,データ・ストリームを画面イメージまたは印刷装置イメージに変換しなければなりません。
*FIELD
定様式3270データ・ストリームが送信または受信されます。定様式の3270データ・ストリームには,フィールド定義を含む画面イメージまたは印刷装置イメージが入っています。フィールド定義は,フィールドの位置および特性を示します。*FIELDが有効なのは,バッチ活動 (BATCH)パラメーターに*NOが指定されている場合だけです。
*NOFIELD
定様式3270データ・ストリームが送信または受信されます。定様式3270データ・ストリームには,フィールド定義のない表示画面イメージまたは印刷装置イメージが入っています。*NOFIELDが有効なのは,BATCHパラメーターに*NOが指定されている場合だけです。
*EXTFIELD
定様式3270データ・ストリームが送信または受信されます。定様式3270データ・ストリームには,フィールド定義が後に続く表示画面イメージまたは印刷装置イメージが入っています。フィールド定義は,フィールドのロケーションおよび特性を示します。*EXTFIELDが有効なのは,BATCHパラメーターに*NOが指定され,エミュレーション装置タイプとして3278が指定されている場合だけです。

会話タイプ (CNVTYPE)

アプリケーション・プログラムを設計するための会話タイプを指定します。このパラメーターはAPPC通信でのみ有効です。APPC通信タイプの詳細情報については,AS/400 APPCプログラミング(SD88-5032)で調べることができます。

*SYS
APPC装置プロトコル中でユーザー・データの各セクションの前につく長さおよび一般データ・ストリームIDの値をシステムが与えます。アプリケーションは,出力操作で一般的なデータ・ストリームのデータ部分を渡し,入力操作で一般的なデータ・ストリームのデータ部分だけを受け取ります。これが,LU 6.2アーキテクチャーのマップ式会話サポートです。
*USER
APPC装置プロトコル中でユーザー・データの各セクションの前につく長さおよび一般データ・ストリームIDの値をアプリケーション・プログラムが与えます。これはLU 6.2アーキテクチャーの基本会話サポートです。
*SRCPGM
ターゲット・プログラムはソース・プログラムで指定された会話タイプを受け入れます。この値を指定する場合には,RMTLOCNAME(*REQUESTER)も指定しなければなりません。

ブロック化のタイプ (BLOCK)

送信時にレコードをブロックに結合する方法を,システムまたはユーザーのいずれが制御するかを指定します。このパラメーターが有効であるのは,BSCEL通信だけです。このパラメーターを使用して,次のレコード様式条件のいずれかを指定することができます。

*NONEまたは*USER以外の値を指定した場合には,レコードは必要に応じてシステムによって出力時にブロック化され,入力時に非ブロック化されます。

要素1: ブロック化のタイプ

*DEVD
装置記述に指定されているブロック・オプションが使用されます。
*NONE
システムによるブロック化または非ブロック化は行われません。
*ITB
レコードは,中間テキスト・ブロック(ITB)制御文字の位置に基づいて,ブロック化または非ブロック化されます。入力ファイルの場合には,次の中間テキスト・ブロック文字を位置付けることによって,レコードが区切られます。ブロックを区切るためには,中間テキスト・ブロック文字として,テキストの終わりまたは伝送ブロックの終わり文字が使用されます。出力ファイルの場合には,レコードの後にITB文字が追加されます。そのITB文字がブロックの最後の文字である場合には,テキスト終結または伝送ブロック終結文字で置き換えられます。
*IRS
レコードは,レコード間分離文字(IRS)の位置に基づいて,ブロック化または非ブロック化されます。入力ファイルの場合には,レコードは次のIRS文字を見つけることによって区切られます。出力ファイルの場合には,レコードの後にIRS文字が追加されます。
*NOSEP
装置間で受け渡しされるブロックには,レコード分離文字は入れられません。システムは,データ記述仕様(DDS)様式仕様に指定されたように,固定長レコードを使用して,レコードのブロック化および非ブロック化を行います。
*USER
プログラムは,レコード分離文字,BSCELフレーム文字,透過伝送文字などを含む,レコードの送信に必要な制御文字を提供します。装置および2進データ同期通信同等リンク(BSCEL)サポートの特性の詳細については,BSC Equivalence Link Programming(SC41-5445) を参照してください。
*SEP
レコードは,ユーザーによって指定されるレコード分離文字の位置に基づいて,ブロック化または非ブロック化されます。入力ファイルの場合には,レコードは次のレコード分離文字を見つけることによって区切られます。出力ファイルの場合には,レコードの後にレコード分離文字が追加されます。

要素2: *SEPの場合のレコード分離文字

X'1E'
レコード分離文字X'1E'が使用されます。
16進値
固有の1バイトのレコード分離文字を指定してください。レコード分離文字は,BLOCK(*SEP FD)のように2つの16進文字として指定できます。X'FD'は分離文字です。

次の文字は,BSC制御として使用されるので,分離文字としては無効です。

図: レコード分離に使用できない文字

レコード長 (RCDLEN)

送信および受信するデータの最大レコード長(バイト数)を指定します。このパラメーターは,SNUFおよびBSCEL通信に限り適用されます。

*DEVD
装置記述に指定されたレコード長が使用されます。指定されたレコード長よりレコードが長い場合には,レコードの送受信時に実行時エラーが発生します。
1から32767
この装置ファイルが使用される時の許容最大レコード長を指定してください。レコードが指定されたレコード長より長い場合には,レコードの送信または受信時に実行時エラーが起こります。SNUF通信の場合の有効な値の範囲は1から32767バイトです。BSCEL通信の場合には,最大レコード長は8192バイトです。

ブロックの長さ (BLKLEN)

送信するデータの最大ブロック長(バイト数)を指定します。このパラメーターが適用されるのは,BSCELおよびSNUF通信に対してだけです。

*DEVD
装置記述に指定されたブロック長が使用されます。
1から32767
この装置ファイルを使用する時に送信される最大ブロック長(バイト数)を指定してください。この値は,少なくとも送信される最大レコード・サイズでなければなりません。SNUF通信で有効な値は,1から32767の範囲です。BSCEL通信の場合,最大ブロック長は8192バイトです。

透過モード伝送 (TRNSPY)

データを透過テキスト・モードで送信するかどうかを指定します。テキスト透過伝送では,256個のEBCDIC文字コードをすべて送信することができます。パックまたは2進数データ・フィールドを送信する時には,この機能を使用してください。このパラメーターが適用されるのは,BSCEL通信に対してだけです。

*DEVD
装置記述に指定されたテキスト透過伝送オプションが使用されます。
*NO
テキスト透過伝送を使用しません。
*YES
テキスト透過伝送が使用され,これにより,256通りのEBCDIC文字コードをすべて送信することができます。*YESが有効となるのは,ブロック化のタイプ (BLOCK)パラメーターに*NONE, *NOSEP,または*USERが指定されている場合のみです。

注: 受信データの透過伝送はデータ・ストリームによって決められます。したがって,このパラメーターは受信データの場合には適用されません。BLOCK(*USER)と一緒にTRNSPY(*YES)が指定されている場合には,BSCELは書き込み操作中は透過伝送標識を無視します。データの透過伝送を行うためには,データに正しい制御を指定しなければなりません。例えば,最初にデータ・リンク・エスケープ(DLE)およびテキスト開始(STX)制御文字を指定しなければなりません。データの透過伝送に必要な残りの制御文字はシステムが提供します。

データの圧縮と圧縮解除 (DTACPR)

BSCELデータのブランクが出力では圧縮され,入力では圧縮解除されるかどうかを指定します。このパラメーターは,BSCEL通信に限り適用されます。

*DEVD
装置記述に指定されているデータ圧縮オプションが使用されます。
*NO
データの圧縮または圧縮解除は使用されません。
*YES
データは出力の場合には圧縮され,入力の場合には圧縮解除されます。透過モード伝送 (TRNSPY)パラメーターに*YESが指定されている場合には,ここに*YESを指定することはできません。

後書きブランクの切り捨て (TRUNC)

後書きブランクを出力レコードから除去するかどうかを指定します。このパラメーターが適用されるのは,BSCEL通信に対してだけです。

*DEVD
装置記述で指定された後書きブランク・オプションが使用されます。
*NO
後書きブランクは出力レコードから除去されません。
*YES
後書きブランクは出力レコードから除去されます。ブロック化のタイプ (BLOCK)パラメーターにBLOCK(*NOSEP)が指定されている場合には,*YESを指定することはできません。ここに*YESが指定され,データの圧縮と圧縮解除 (DTACPR)パラメーターにも*YESが指定されている場合には,出力レコードから末尾ブランクは除去されません。

オーバーフロー・データ (OVRFLWDTA)

オーバーフロー・データを破棄するかまたは保存するかを指定します。

*DISCARD
オーバーフロー・データは保管されません。
*RETAIN
オーバーフロー・データは保管されます。

グループ区切りのタイプ (GRPSEP)

データ・グループ(例えば,データ・セットおよび文書)の区切り記号を指定します。このパラメーターが適用されるのは,BSCEL通信に対してだけです。

*DEVD
装置記述に指定されているグループ区切り文字オプションが使用されます。
*DEV3740
ヌル・レコード(STXETX)がデータ・グループ区切り記号として使用されます。
*EOT
データ・グループ区切り記号として使用されるBSCEL伝送終結(EOT)制御文字で終るブロックが送信されます。
*OFCSYS
データ・グループ区切り記号として使用されるBSCEL情報終結(ETX)制御文字で終了するブロックが送信されます。

リモートBSCEL (RMTBSCEL)

リモート・システムとの確立されたBSCELセッションのタイプを指定します。このパラメーターが適用されるのは,BSCEL通信に対してだけです。

*DEVD
装置記述に指定されているRMTBSCELオプションが使用されます。
*NO
リモート・システムは,BSCELコマンドまたはメッセージを認識できません。ほとんどの場合,3741データ入力端末,オフィス・システム6, 5230データ収集システム,またはシステム/38などのリモート・システムと通信する場合に*NOが使用されます。
*YES
リモート・システムは,BSCELトランザクション開始コマンド,トランザクション終了コマンド,およびオンライン・メッセージを認識します。ほとんどの場合,*YESは,リモート・システムが別のIBM Iか,またはBSCELサポートのあるシステム/38,システム/36,あるいはシステム/34であることを示しています。

初期接続 (INLCNN)

アクセス中のセッション用に回線で接続するための方式を指定します。このパラメーターが適用されるのは,2進データ同期通信同等リンク(BSCEL)通信の場合だけです。

*CTLD
制御装置記述に指定された初期接続オプションが使用されます。
*ANS
リモート・システムが呼び出しを開始し,ローカル・システムが呼び出しに応答します。
*DIAL
ローカル・システムが呼び出しを開始し,リモート・システムが呼び出しに応答します。

1: レコード選択にRECIDキーワードを使用

ADDICFDEVE   FILE(ICFFILE1)  PGMDEV(BSCEL2)
             RMTLOCNAME(BSCNYC)  FMTSLT(*RECID)

このコマンドは,BSCEL2という名前のプログラム装置項目をICFファイルICFFILE1の対応するリモート・ロケーション名BSCNYCで追加します。プログラム装置は,FMTSLT(*RECID)の属性で追加されます。

2: レコード選択にリモート・フォーマット名を使用

ADDICFDEVE   FILE(QGPL/ICFTEST)  PGMDEV(APPC1)
             RMTLOCNAME(*REQUESTER)
             FMTSLT(*RMTFMT)  CNVTYPE(*SYS)

このコマンドは,APPC1という名前のプログラム装置項目をICFファイルICFTESTの*REQUESTERのリモート・ロケーション名でQGPLライブラリーに追加します。このプログラム装置項目はFMTSLT(*RMTFMT)およびCNVTYPE(*SYS)属性を持っています。

3: プログラム装置項目の追加

ADDICFDEVE   FILE(ICFLIB/TESTFILE)  PGMDEV(JOE)
             RMTLOCNAME(LU0MPLS)

このコマンドは,JOEという名前のプログラム装置項目をICFファイルTESTFILEのリモート・ロケーション名LU0MPLSでライブラリーICFLIBに追加します。

4: プログラム装置項目の追加

ADDICFDEVE   FILE(TESTFILE)  PGMDEV(APPC)
             RMTLOCNAME(APPCMPLS)  DEV(MPLSLINE2)

このコマンドは,APPC という名前のプログラム装置項目をICF ファイル TESTFILE に装置 MPLSLINE2 を使用してAPPCMPLS のリモート・ロケーション名で追加します。

エラー・メッセージ

*ESCAPE メッセージ

CPF7365
&2のファイル&1に装置が追加されなかった。