配布ログ表示 (DSPDSTLOG)
| 実行可能場所: すべての環境 (*ALL) スレッド・セーフ: いいえ |
パラメーター 例 エラー・メッセージ |
配布ログ表示(DSPDSTLOG)コマンドは,システム・ネットワーク体系配布サービス(SNADS)ログに対する便利なインターフェースを提供します。SNADSログ(QSNADSジャーナル)には,システムで実行されたSNADS操作を追跡する項目が入っています。これらの操作には,配布の送信,受信,および経路指定,そして構成変更があります。
このコマンドは,必要な情報を簡単にアクセスできる広範囲の選択基準を提供します。この選択基準には,期間,機能タイプ(ルーターや送信/受信プログラムなど),項目タイプ(正常,エラー,および構成など)やジョブ名があります。任意の数の選択パラメーターを入力することができ,結果の出力は,入力されたすべてのパラメーターに基づいて累積されます。
指定した入力パラメーターによって,表示出力と印刷出力の両方を作成することができます。ユーザーが表示出力を要求すると,選択基準と一致するすべての項目の要約が表示されます。要約表示には,機能タイプ,項目タイプ,ロギングの日付時刻,ジョブ名,および開始ユーザーIDなどの基本情報が入ります。要約表示から,任意の項目を選択して,そのログ項目の詳細を表示することができます。詳細表示によって,特定のログ項目のより明確な情報を得ることができます。ユーザーが印刷出力を要求すると,選択した各ログ項目の詳細な印刷出力を作成することができます。
ユーザーは適切な選択基準を指定して,次のタイプの情報を調べることができます。
- すべてのテーブルまたは特定のテーブルに対して行われた構成変更,その時刻,および実行した担当者
- エラー項目,あるいは経路指定または送信(あるいはその両方)が実行された配布と関連した構成変更
- すべての機能または特定機能のエラー項目(経路指定エラーなど)のリスト
- 選択された時間間隔中に受信,経路指定,または送信されたすべての配布
- 特定の送信元または受信先ジョブの活動
制約事項:
- このコマンドは,共通*EXCLUDE権限で出荷されます。
- このコマンドを使用して,12 X 80サイズのワークステーション(*DS2)またはコンソール(*DS1)で情報を表示することはできません。
| 上 |
パラメーター
| キーワード | 記述 | 選択項目 | ノーツ |
|---|---|---|---|
| PERIOD | ログ出力の期間 | 要素リスト | オプショナル |
| 要素 1: | 要素リスト | ||
| 要素 1: 開始時刻 | 時刻, *AVAIL | ||
| 要素 2: 開始日付 | 日付, *CURRENT, *BEGIN | ||
| 要素 2: | 要素リスト | ||
| 要素 1: 終了時刻 | 時刻, *AVAIL | ||
| 要素 2: 終了日付 | 日付, *CURRENT, *END | ||
| FNCTYP | 機能タイプ | 単一値: *ALL その他の値 (最大 8 回の繰り返し): *RCV, *RTR, *SND, *CFG, *OPR, *ORG, *ARV, *SYS |
オプショナル |
| ENTTYP | 項目タイプ | 単一値: *ALLDST, *ALL その他の値 (最大 5 回の繰り返し): *NRM, *ERR, *RTG, *DSQ, *SYS |
オプショナル |
| ORGUSRID | 起点ユーザーID | 要素リスト | オプショナル |
| 要素 1: ユーザーID | 文字値, *ALL, *BLANK | ||
| 要素 2: アドレス | 文字値, *ALL, *BLANK | ||
| ORGSYSNAME | 起点システム名 | 要素リスト | オプショナル |
| 要素 1: システム名 | 文字値, *ALL | ||
| 要素 2: システム・グループ | 文字値, *ALL, *BLANK | ||
| JOB | ジョブ名 | 単一値: *ALL その他の値: 修飾ジョブ名 |
オプショナル |
| 修飾子 1: ジョブ名 | 名前 | ||
| 修飾子 2: ユーザー | 名前 | ||
| 修飾子 3: 番号 | 000000-999999 | ||
| RCVRNG | ジャーナル・レシーバーの範囲 | 単一値: *CURRENT その他の値: 要素リスト |
オプショナル |
| 要素 1: 開始ジャーナル・レシーバー | 修飾オブジェクト名 | ||
| 修飾子 1: 開始ジャーナル・レシーバー | 名前 | ||
| 修飾子 2: ライブラリー | 名前, *LIBL, *CURLIB | ||
| 要素 2: 終了ジャーナル・レシーバー |
単一値: *CURRENT その他の値: 修飾オブジェクト名 |
||
| 修飾子 1: 終了ジャーナル・レシーバー | 名前 | ||
| 修飾子 2: ライブラリー | 名前, *LIBL, *CURLIB | ||
| OUTPUT | 出力 | オプショナル |
| 上 |
ログ出力の期間 (PERIOD)
ログ項目が表示される期間を指定します。このパラメーターにはそれぞれ2つの値からなる2つのリストが含まれており,次の値をコーディングすることができます。
開始時刻:開始時刻の指定には次のいずれかが使用されます。
- *AVAIL
- 開始日から終了日までのログ項目が表示されます。
- 開始時刻
- 指定した開始日における,ログ項目を表示したい開始時刻を指定してください。時刻は,時刻区切り記号つきまたはなしで指定することができます。
- 時刻区切り記号を使用しない場合には,4桁または6桁のストリング(HHMMまたはHHMMSS)を指定してください。ここで,HH =時,MM =分,SS =秒です。
- 時刻区切り記号を使用する場合には,ジョブで指定した時刻区切り記号を使用して時,分,秒を区切った,5桁または8桁のストリングを指定します。このコマンドをコマンド入力行から入力する場合には,ストリングをアポストロフィで囲まなければなりません。ジョブに指定された区切り記号以外の時刻区切り記号を使用した場合には,このコマンドは正常に実行されません。
開始日付:開始日付の指定には,次のいずれかを使用します。
- *CURRENT
- 現在日に使用可能なログ項目,および指定された開始時刻と終了時刻(指定されている場合)の間に使用できるログ項目が表示されます。
- *BEGIN
- ログの始めからの項目が表示されます。*BEGINを指定した場合には,開始時刻は無視されます
- 開始-日付
- ログ項目が表示される開始日を指定してください。(システム日付の形式を使用しなければなりません。)
終了時刻:終了時刻の指定には次のいずれかが使用されます。
- *AVAIL
- 開始日から終了日までのログ項目が表示されます。
- 終了時刻
- 指定した終了日における,ログ項目の表示の終了時刻を指定してください。時刻の指定方法の詳細については,このパラメーターの説明の中の開始時刻の項を参照してください。
終了日付:終了日付の指定には,次のいずれかを使用します。
- *CURRENT
- 現在日に使用可能なログ項目,および指定された開始時刻と終了時刻(指定されている場合)の間に使用できるログ項目が表示されます。
- *END
- ログの終りまでの項目が表示されます。*ENDを指定した場合には,終了時刻は無視されます。
- 終了日
- 表示したいログ項目の終了日を指定してください。(システム日付の形式を使用しなければなりません。)
| 上 |
機能タイプ (FNCTYP)
QSNADSジャーナルに対する項目が作成された時に実行されていたSNADS機能を指定します。省略時の値の*ALLが指定されていない場合には,最大8つの機能を指定することができます。
このパラメーターには複数の値を入力できます。
考えられる値は,次の通りです。
- *ALL
- ログ項目を作成したすべてのSNADS機能が指定されます。
- *RCV
- SNADS受信機能を指定します。
- *RTR
- SNADSルーターを指定します。
- *SND
- SNADS送信側機能を指定します。
- *ORG
- SNADS発信元機能を指定します。
- *ARV
- SNADS到着機能を指定します。
- *CFG
- SNADS構成機能が指定されます。このパラメーターに*CFGを指定した場合には,ユーザーIDプロンプト(ORGUSRIDパラメーター)およびシステム・グループプロンプト(ORGSYSNAMEパラメーター)を指定することはできません。
- *OPR
- SNADS操作機能を指定します。
- *SYS
- SNADSシステム機能が指定されます。
| 上 |
項目タイプ (ENTTYP)
表示されるログ項目のタイプを指定します。値*ALLまたは*ALLDSTが指定されていない場合には,最大5つの項目タイプを指定することができます。
このパラメーターには複数の値を入力できます。
考えられる値は,次の通りです。
- *ALLDST
- *SYSを除くすべてのログ項目タイプが表示されます。
- *ALL
- すべてのログ項目タイプが表示されます。
- *NRM
- 正常な(すなわち,エラーのない)ログ項目が表示されます。
- *ERR
- エラー・ログ項目が表示されます。
- *RTG
- 経路指定テーブルのログ項目または2次システム名のログ項目が表示されます。
- *DSQ
- 配布待ち行列のログ項目が表示されます。
- *SYS
- QSNADSジャーナル項目が表示されます。
| 上 |
起点ユーザーID (ORGUSRID)
ログされた配布を開始したユーザーIDおよびアドレスを指定します。このパラメーターによって,指定したIDまたはアドレスをもつユーザーによって開始された配布にもとづいてログされた項目だけを表示または印刷することができます。ユーザーIDおよびアドレスは,ジョブのコード化文字セットID(CCSID)を使用して,文字セットおよびコード・ページ'697 500'に変換されます。
指定できるユーザーIDの値は次の通りです。
- *ALL
- 開始元のユーザーIDに関係なく,すべてのログ項目が表示されます。
- *BLANK
- 開始元のユーザーIDがブランクとなっているログ項目(SNADS状況配布の場合のような)だけが表示されます。
- ユーザーID
- 表示したいログ項目に対応する開始元ユーザーIDを指定してください。
指定できるアドレスの値は次の通りです。
- *ALL
- 開始元のアドレスに関係なく,すべてのログ項目が表示されます。
- *BLANK
- 開始元のアドレスがブランクとなっているログ項目(SNADS状況配布の場合のような)だけが表示されます。
- アドレス
- 表示したいログ項目に対応する開始元のアドレスを指定してください。
| 上 |
起点システム名 (ORGSYSNAME)
ログされた配布の開始元システムの名前およびグループ名を指定します。このパラメーターによって,指定したシステムまたはグループによって開始された配布にもとづいてログされた項目だけを表示または印刷することができます。
IBM I,システム/38,およびシステム/36は,システム・グループを指定しません。これらのシステムからの配布の開始元システム・グループ名は常にブランクとなります。
名前およびグループは,ジョブのコード化文字セットID(CCSID)を使用して,文字セットおよびコード・ページ'697 500'に変換されます。
指定できるシステム名の値は次の通りです。
- *ALL
- 開始元システムに関係なく,すべてのログ項目が表示されます。
- システム名
- 表示したいログ項目に対応する開始元システムの名前を指定してください。
指定できるグループ名の値は次の通りです。
- *ALL
- 開始元のシステム・グループ名に関係なく,すべてのログ項目が表示されます。
- *BLANK
- 開始元アドレスがブランクとなっているログ項目だけが表示されます。
- システム・グループ名
- 表示したいログ項目に対応する開始元のシステム・グループ名を指定してください。
| 上 |
ジョブ名 (JOB)
ログ項目を作成したSNADSジョブの名前を指定します。このパラメーターによって,指定したジョブによってログされた項目だけを表示または印刷することができます。
考えられる値は,次の通りです。
- *ALL
- 項目をログしたジョブに関係なく,すべての項目が表示されます。
- ジョブ名(ユーザー名(ジョブ番号))
- 項目を作成する特定のSNADSジョブ名を指定します。
| 上 |
ジャーナル・レシーバーの範囲 (RCVRNG)
SNADSログを含むジャーナル・レシーバーを指定します。これによって,活動状態にないジャーナル・レシーバーに入っているSNADSログからの項目を表示することができます。
考えられる値は,次の通りです。
- *CURRENT
- 現行のSNADSログが表示されます。
- 開始レシーバー名
- 開始レシーバー名(ライブラリー名/開始レシーバー名)を指定してください。ジャーナル・レシーバーに保管されている,開始レシーバー名から終了レシーバー名までのSNADSログが表示されます。
考えられるライブラリーの値は次の通りです。
- *LIBL
- ジャーナル・レシーバーを見つけるためにライブラリー・リストが使用されます。
- *CURLIB
- ジャーナル・レシーバーを見つけるために,ジョブの現行ライブラリーが使用されます。現行ライブラリーとして指定されているライブラリーがない場合は,QGPLが使用されます。
- ライブラリー名
- ジャーナル・レシーバーが入っているライブラリーの名前を指定してください。
- 終了-レシーバー-名
- 終了レシーバー名(ライブラリー名/終了レシーバー名)を指定してください。ジャーナル・レシーバーに保管されている,開始レシーバー名から終了レシーバー名までのSNADSログが表示されます。
考えられるライブラリーの値は次の通りです。
- *LIBL
- ジャーナル・レシーバーを見つけるためにライブラリー・リストが使用されます。
- *CURLIB
- ジャーナル・レシーバーを見つけるために,ジョブの現行ライブラリーが使用されます。現行ライブラリーとして指定されているライブラリーがない場合は,QGPLが使用されます。
- ライブラリー名
- ジャーナル・レシーバーが入っているライブラリーの名前を指定してください。
| 上 |
出力 (OUTPUT)
コマンドからの出力を,要求元のワークステーションに表示するか,あるいはジョブのスプール出力で印刷するかを指定します。
考えられる値は,次の通りです。
- *
- 出力は表示されるか(対話式ジョブによって要求された場合),あるいはジョブのスプール出力で印刷されます(バッチ・ジョブによって要求された場合)。
- 出力はジョブのスプール出力で印刷されます。
| 上 |
例
例1: 配布ログの印刷
DSPDSTLOG OUTPUT(*PRINT)
このコマンドは,配布ログ情報をジョブの出力スプール待ち行列に送って印刷します。OUTPUT(*)が指定されていて,コマンドがワークステーションから入力された場合には,配布ログに関する情報はそのワークステーションに表示されます。
例2: SNADS配布ログの取得
DSPDSTLOG ENTTYPE(*SYS)
このコマンドは,対話式ジョブの場合にはSNADS配布ログ項目をワークステーション表示装置に送って表示し,バッチ・ジョブの場合にはジョブのスプール出力で印刷します。
| 上 |
エラー・メッセージ
*ESCAPEメッセージ
- CPF9845
- ファイル&1のオープン中にエラーが起こった。
- CPF9846
- ライブラリー&2のファイル&1の処理中にエラーが起こった。
- CPF9847
- ライブラリー&2のファイル&1のクローズ中にエラーが起こった。
- CPF9850
- 印刷装置ファイル&1の一時変更は許されない。
- CPF9851
- &2のファイル&1のオーバーフロー値が小さすぎる。
| 上 |