装置ASP構成 (CFGDEVASP)
| 実行可能場所: すべての環境 (*ALL) スレッド・セーフ: いいえ |
パラメーター 例 エラー・メッセージ |
装置ASPの構成(CFGDEVASP)コマンドは,独立補助記憶域プール(ASP)を作成または削除するために使用されます。また,他の区画からの独立ASPを示すディスク装置を受け入れる区画を準備するためにも使用されます。
独立ASPはディスク装置をグループ化する機能を備えており,グループ化されたディスク装置はシステムASPとは無関係にオフラインにしたりオンラインにしたりすることができます。
このコマンドは,*CREATE処置を指定して使用すると,以下を実行します。
- 指定された未構成のディスク装置を使用して独立ASPを作成します。
- ASP装置記述がまだ存在しない場合は,それを同じ名前で作成します。
このコマンドは,構成を開始してからその構成の進行状況を表示します。また,構成状況は,ASP状況表示(DSPASPSTS) CLコマンドを使用して表示することもできます。
このコマンドは,*DELETE処置で使用すると,以下を実行します。
- 独立ASPを削除します。
- ASP装置記述がこのコマンドによって作成されている場合には,これを削除します。
このコマンドは,*PREPARE処置で使用すると,以下を実行します。
- このコマンドは,直前のすべての独立ASPの構成を除去するように区画のディスク構成を変更します。
- 独立ASPを示すディスク装置を受け入れる区画を準備します。
独立ASPを示すディスク装置が別の場所からこの区画に割り当てられる前に,このステップが実行され,区画のIPLが行われる必要があります。
制約事項:
- このコマンドを実行するには,入出力システム構成(*IOSYSCFG)特殊権限が必要です。
- ユーザーはサービス(*SERVICE)特殊権限を持っているか,あるいはIBM Iナビゲーターのアプリケーション管理サポートを介してIBM Iオペレーティング・システムのサービス・ディスク装置機能に許可されていなければなりません。また,QIBM_QYAS_SERVICE_DISKMGMTの機能IDを持つ機能使用法情報の変更(QSYCHFUI) APIを使用して,ディスク装置の処理を許可されたユーザーのリストを変更することもできます。
- 最大300個のディスク装置をUNITSフィールドに入力することができます。この制約事項は,特殊値*SELECTの使用時には適用されません。システム保守ツール(SST)または専用保守ツール(DST)のディスク装置処理オプションを使用して,追加のディスク装置を後でASPに追加することができます。
- *PREPAREオプションは,独立ASPが区画に存在しない場合のみ使用できます。独立ASPが区画に存在する場合は,*PREPAREオプションを使用する前に(*DELETEオプションを使用して)削除する必要があります。
| 上 |
パラメーター
| キーワード | 記述 | 選択項目 | ノーツ |
|---|---|---|---|
| ASPDEV | ASP装置 | 名前, *ALL | 必須, 定位置 1 |
| ACTION | 処置 | *CREATE, *DELETE, *PREPARE | 必須, 定位置 2 |
| TYPE | ASPタイプ | *PRIMARY, *SECONDARY, *UDFS | オプショナル, 定位置 3 |
| PRIASPDEV | 1次ASP装置 | 名前 | オプショナル, 定位置 4 |
| PROTECT | 保護 | *NO, *YES | オプショナル |
| ENCRYPT | 暗号化 | *NO, *YES | オプショナル |
| UNITS | ディスク装置 | 単一値: *SELECT その他の値 (最大 300 回の繰り返し): 単純名 |
オプショナル |
| CONFIRM | 確認 | *YES, *NO | オプショナル |
| 上 |
ASP装置 (ASPDEV)
作成または削除される独立ASPの名前を指定します。
これは必須パラメーターです。
- 名前
- 作成または削除する独立ASPの名前を指定してください。
- *ALL
- この処置が区画内のすべての独立ASPに対して実行されることを示します。ACTIONパラメーターの値が*PREPAREの場合は,ASPDEVパラメーターを*ALLにする必要があります。ACTIONパラメーターが*CREATEまたは*DELETEの場合,ASPDEV(*ALL)は許可されません。
| 上 |
処置 (ACTION)
独立ASPに対して行う任意の処置を指定します。
これは必須パラメーターです。
- *CREATE
- 独立ASPが作成されます。
- *DELETE
- 独立ASPが削除されます。
- *PREPARE
- 区画のディスク構成が,直前のすべての独立ASPの構成を除去するように変更されます。それにより,この区画に,独立ASPを示すディスク装置を受け入れる準備ができます。独立ASPを示すディスク装置が別の場所からこの区画に割り当てられる前に,このステップが実行され,区画のIPLが行われる必要があります。
| 上 |
ASPタイプ (TYPE)
作成される独立ASPのタイプを指定します。
このパラメーターは,ACTIONパラメーターが*CREATEに設定されている場合にのみ使用されます。
- *PRIMARY
- 1次ASPが作成されます。1次ASPにはディレクトリーおよびライブラリーを含むことができ,さらに2次ASPを関連付けることができます。1次ASPは新しいデータベース・ネームスペースを定義します。
- *SECONDARY
- 2次ASPが作成されます。2次ASPは,データベース・ネームスペースを共有する既存の1次ASPに関連付けられる必要があります。
- *UDFS
- ユーザー定義ASPが作成されます。ユーザー定義ファイル・システムASPには,ユーザー定義ファイル・システムのみを含めることができます。
| 上 |
1次ASP装置 (PRIASPDEV)
2次ASPが関連付けられる1次ASPの名前を指定します。このパラメーターは,TYPEパラメーターが*SECONDARYに設定されている場合のみ有効です。
- 名前
- 1次ASPの名前を指定してください。
| 上 |
保護 (PROTECT)
独立ASP内のデータを保護するようにするかどうかを指定します。*NOが選択された場合は,すべての適格な非構成ディスク装置が選択可能となります。*YESを選択すると,ミラー保護可能なディスク装置のみ,または現在パリティーによって保護されているディスク装置のみを選択できます。
このパラメーターは,ACTIONパラメーターが*CREATEに設定されている場合にのみ使用されます。
- *NO
- ディスク装置選択は,ミラーリング可能なディスク装置およびパリティーによって保護されている装置に制限されません。適格なすべてのディスク装置を選択できます。
- *YES
- ディスク装置選択は,ミラーリング可能なディスク装置およびパリティーによって保護されているディスク装置に制限されます。
| 上 |
暗号化 (ENCRYPT)
独立ASPを暗号化するかどうかを指定します。また,ディスクの暗号化を後で使用可能または使用不可にすることもできます。独立ASPがクラスター環境で使用される場合は,装置ドメイン内のシステムごとにマスター鍵を手動で設定する必要があります。
このパラメーターは,ACTIONパラメーターが*CREATEに設定されている場合にのみ使用されます。
- *NO
- 独立ASPのディスクの暗号化は有効になりません。
- *YES
- 独立ASPのディスクの暗号化が有効になります。
| 上 |
ディスク装置 (UNITS)
独立ASPを作成するために使用されるディスク装置を指定します。最大300個のディスク装置をUNITSフィールドに入力することができます。この制約事項は,特殊値*SELECTの使用時には適用されません。システム保守ツール(SST)または専用保守ツール(DST)のディスク装置処理オプションを使用して,追加のディスク装置を後でASPに追加することができます。
このパラメーターは,ACTIONパラメーターが*CREATEに設定されている場合にのみ必須です。
- *SELECT
- 未構成のディスク装置のリストから選択するようユーザーにプロンプトが出されます。この特殊値はバッチ・モードでの実行時には許可されません。
- 名前
- 10文字のディスク装置IDを指定してください。
| 上 |
確認 (CONFIRM)
独立ASPを削除する前に,その要求を確認する必要があるかどうかを指定します。
このパラメーターは,ACTIONパラメーターが*DELETEまたは*PREPAREに設定されている場合のみ使用されます。
- *YES
- コマンドが対話式ジョブで出されると,確認パネルが表示されます。コマンドが非対話式ジョブで出されると,照会メッセージがQSYSOPRに送信されます。
- *NO
- 要求された処置を実行する前に確認は行われません。
| 上 |
例
例1:独立補助記憶域プールの作成
CFGDEVASP ASPDEV(IASP001) ACTION(*CREATE) UNITS(DD005 DD006)
このコマンドは,2つのディスク装置DD005およびDD006を含むIASP001という名前の新しい独立補助記憶域プールを作成します。
例2: 2次独立補助記憶域プールの作成
CFGDEVASP ASPDEV(IASP002) ACTION(*CREATE) TYPE(*SECONDARY)
PRIASPDEV(IASP001) UNITS(DD007 DD008)
このコマンドは,IASP002という名前の新しい2次独立補助記憶域プールを作成します。このASPには2つのディスク装置DD007およびDD008が含まれ,さらに1次ASP IASP001があります。
例3:独立補助記憶域プールの削除
CFGDEVASP ASPDEV(IASP001) ACTION(*DELETE)
このコマンドは,IASP001という名前の独立ASPを削除します。対応する装置記述がCFGDEVASPによって作成されていて,まだ存在している場合には,この装置記述も削除されます。
例4:独立ASPを割り当てるためのシステムの準備
CFGDEVASP ASPDEV(*ALL) ACTION(*PREPARE)
このコマンドは,直前のすべての独立ASPの構成を除去する区画を準備します。それにより,この区画に,独立ASPを示すディスク装置を受け入れる準備ができます。独立ASPを示すディスク装置が別の場所からこの区画に割り当てられる前に,このコマンドを実行し,さらに区画がIPLされる必要があります。
| 上 |
エラー・メッセージ
*ESCAPE メッセージ
- CPF222E
- &1特殊権限が必要である。
- CPFAF0B
- 装置&1が見つからなかった。
- CPDAC40
- *SELECTは対話モードでのみ有効です。
- CPFBA58
- ディスク管理操作セッションは現在使用中です。
- CPF0F04
- 操作はユーザーによって取り消された。
- CPF9899
- コマンドの処理中にエラーが起こった。
| 上 |