配布経路の追加 (ADDDSTRTE)

配布経路追加(ADDDSTRTE)コマンドによって,配布サービス経路指定テーブルに項目を追加することができます。経路指定テーブルは,特定の宛先への途中でどの配布待ち行列が配布を受け取るかを決定します。

配布は,サービス・レベルに基づいて配布待ち行列に経路指定されます。各経路指定テーブル項目ごとに,1つまたは複数のサービス・レベルを指定しなければなりません。システムは,構成されていないサービス・レベルの配布を経路指定しません。通常,同じ宛先に経路指定されるすべてのサービス・レベルは,同じ配布待ち行列を使用します。しかし,ユーザーは配布サービス・レベルに基づいて,1つの宛先にいくつかの配布待ち行列を構成することができます。

システム名,グループ名,および配布待ち行列名は,ジョブのコード化文字セットID(CCSID)を使用して,図形文字セットおよびコード・ページ930 500に変換されます。

制約事項:

パラメーター

キーワード 記述 選択項目 ノーツ
SYSNAME システム名 要素リスト 必須, 定位置 1
要素 1: システム名 文字値, *ANY
要素 2: システム・グループ 文字値, *ANY
FAST 高速サービス・レベル 単一値: *NONE
その他の値: 要素リスト
オプショナル
要素 1: 配布待ち行列名 文字値
要素 2: HOPカウント 1-255, *NETATR
STATUS 状況サービス・レベル 単一値: *NONE
その他の値: 要素リスト
オプショナル
要素 1: 配布待ち行列名 文字値
要素 2: HOPカウント 1-255, *NETATR
DATAHIGH データ高サービス・レベル 単一値: *NONE
その他の値: 要素リスト
オプショナル
要素 1: 配布待ち行列名 文字値
要素 2: HOPカウント 1-255, *NETATR
DATALOW データ低サービス・レベル 単一値: *NONE
その他の値: 要素リスト
オプショナル
要素 1: 配布待ち行列名 文字値
要素 2: HOPカウント 1-255, *NETATR
TEXT テキスト 文字値, *BLANK オプショナル

システム名 (SYSNAME)

この経路指定テーブル項目の宛先であるリモート・システムのシステム名およびグループ名を指定します。

最大8文字のシステム名および最大8文字のグループ名を指定することができます。

システム名として*ANYを指定することができます。SYSNAME*ANYグループ)を指定した場合には,グループ中の任意のシステムを経路指定テーブル項目の宛先とすることができます。経路指定テーブル中の各グループごとに*ANYを1つだけ使用することができ,これは,特定のシステム名と一致しないが,グループ名とは一致している配布の宛先を決定するのに使用されます。

システム名にも*ANYが指定されている場合に限り,グループ名に*ANYを指定することができます。経路指定テーブル中では,SYSNAME(*ANY *ANY)項目を1つだけ使用することができ,これは,他のどの経路指定テーブル項目とも一致しない配布の宛先を決定するのに使用されます。

これは必須パラメーターです。

高速サービス・レベル (FAST)

高速サービス・レベル配布に,配布待ち行列および宛先システムに対する最大ホップ・カウントを指定します。高速サービス・レベルは,最高優先順位のサービス・レベルです。

最大ホップ・カウントは,配布をSNADSレベルでシステム間に経路指定(ホップ)することのできるSNADSネットワーク中における最大回数です(最終宛先システムに対するホップも含む)。この最大ホップ・カウントには,拡張対等ネットワーク機能(APPN)の経路指定によって指定されたホップは含まれません。ホップの最大回数を超えた場合には,配布が終了し,最初に配布を送信したユーザーにエラー・メッセージが送られます。最大ホップ・カウントによって,配布がシステム間で無限にループされることを防ぐことができます。

指定できる配布待ち行列の値は次の通りです。

*NONE
高速サービス・レベルを必要とする配布に,配布待ち行列は指定されません。高速サービスを必要とする配布は,この経路指定テーブル項目を使用して経路指定することはできません。
配布待ち行列名
このサービス・レベルおよび経路指定項目を使用する配布が送信される配布待ち行列の名前を指定してください。この配布待ち行列は,既に存在しているものでなければならず,DLS(文書ライブラリーサービス)タイプの待ち行列であってはいけません。

指定できる最大ホップ・カウントの値は次の通りです。

*NETATR
最大ホップ・カウント用のシステム・ネットワーク属性の値が使用されます。ネットワーク属性表示(DSPNETA)コマンドを使用することによって,現行のシステム値を表示することができます。
ホップ・カウント
最大ホップ・カウントを指定してください。有効な値の範囲は1-255です。

状況サービス・レベル (STATUS)

状況サービス・レベルの配布に,配布待ち行列および宛先システムに対する最大ホップ・カウントを指定します。状況サービス・レベルは,ネットワークの状況用および他のフィードバック情報用に使用されます。

最大ホップ・カウントは,配布をSNADSレベルでシステム間に経路指定(ホップ)することのできるSNADSネットワーク中における最大回数です(最終宛先システムに対するホップも含む)。この最大ホップ・カウントには,拡張対等ネットワーク機能(APPN)の経路指定によって指定されたホップは含まれません。ホップの最大回数を超えた場合には,配布が終了し,最初に配布を送信したユーザーにエラー・メッセージが送られます。最大ホップ・カウントによって,配布がシステム間で無限にループされることを防ぐことができます。

指定できる配布待ち行列の値は次の通りです。

*NONE
状況サービス・レベルを必要とする配布に,配布待ち行列は指定されません。状況サービスを必要とする配布は,この経路指定テーブル項目を使用して経路指定することはできません。
配布待ち行列名
このサービス・レベルおよび経路指定項目を使用する配布が送信される配布待ち行列の名前を指定してください。この配布待ち行列は,既に存在しているものでなければならず,DLS(文書ライブラリーサービス)タイプの待ち行列であってはいけません。

指定できる最大ホップ・カウントの値は次の通りです。

*NETATR
最大ホップ・カウント用のシステム・ネットワーク属性の値が使用されます。ネットワーク属性表示(DSPNETA)コマンドを使用することによって,現行のシステム値を表示することができます。
ホップ・カウント
最大ホップ・カウントを指定してください。有効な値の範囲は1-255です。

データ高サービス・レベル (DATAHIGH)

データ高サービス・レベルの配布に,配布待ち行列および宛先システムに対する最大ホップ・カウントを指定します。データ高サービス・レベルは,高優先順位のデータ・トラフィック用に使用されます。

最大ホップ・カウントは,配布をSNADSレベルでシステム間に経路指定(ホップ)することのできるSNADSネットワーク中における最大回数です(最終宛先システムに対するホップも含む)。この最大ホップ・カウントには,拡張対等ネットワーク機能(APPN)の経路指定によって指定されたホップは含まれません。ホップの最大回数を超えた場合には,配布が終了し,最初に配布を送信したユーザーにエラー・メッセージが送られます。最大ホップ・カウントによって,配布がシステム間で無限にループされることを防ぐことができます。

指定できる配布待ち行列の値は次の通りです。

*NONE
データ高サービス・レベルを必要とする配布に,配布待ち行列は指定されません。データ高サービスを必要とする配布は,この経路指定テーブル項目を使用して経路指定することはできません。
配布待ち行列名
このサービス・レベルおよび経路指定項目を使用する配布が送信される配布待ち行列の名前を指定してください。この配布待ち行列は,既に存在しているものでなければならず,DLS(文書ライブラリーサービス)タイプの待ち行列であってはいけません。

指定できる最大ホップ・カウントの値は次の通りです。

*NETATR
最大ホップ・カウント用のシステム・ネットワーク属性の値が使用されます。ネットワーク属性表示(DSPNETA)コマンドを使用することによって,現行のシステム値を表示することができます。
ホップ・カウント
最大ホップ・カウントを指定してください。有効な値の範囲は1-255です。

データ低サービス・レベル (DATALOW)

データ低サービス・レベルの配布に,配布待ち行列および宛先システムに対する最大ホップ・カウントを指定します。データ低サービス・レベルは,ほとんどのデータ・トラフィック用に使用されます。

最大ホップ・カウントは,配布をSNADSレベルでシステム間に経路指定(ホップ)することのできるSNADSネットワーク中における最大回数です(最終宛先システムに対するホップも含む)。この最大ホップ・カウントには,拡張対等ネットワーク機能(APPN)の経路指定によって指定されたホップは含まれません。ホップの最大回数を超えた場合には,配布が終了し,最初に配布を送信したユーザーにエラー・メッセージが送られます。最大ホップ・カウントによって,配布がシステム間で無限にループされることを防ぐことができます。

指定できる配布待ち行列の値は次の通りです。

*NONE
データ低サービス・レベルを必要とする配布に,配布待ち行列は指定されません。データ低サービスを必要とする配布は,この経路指定テーブル項目を使用して経路指定することはできません。
配布待ち行列名
このサービス・レベルおよび経路指定項目を使用する配布が送信される配布待ち行列の名前を指定してください。この配布待ち行列は,既に存在しているものでなければならず,DLS(文書ライブラリーサービス)タイプの待ち行列であってはいけません。

指定できる最大ホップ・カウントの値は次の通りです。

*NETATR
最大ホップ・カウント用のシステム・ネットワーク属性の値が使用されます。ネットワーク属性表示(DSPNETA)コマンドを使用することによって,現行のシステム値を表示することができます。
ホップ・カウント
最大ホップ・カウントを指定してください。有効な値の範囲は1-255です。

テキスト (TEXT)

オブジェクトを簡単に記述したテキストを指定します。

考えられる値は,次の通りです。

*BLANK
テキストは指定されません。
'記述'
最大50文字のテキストをアポストロフィで囲んで指定してください。

1: 隣接システムの項目の追加

ADDDSTRTE   SYSNAME(SYSTEMA GROUPA)  FAST(SYSTEMA)
            STATUS(SYSTEMA)
            DATAHIGH(SYSTEMA)  DATALOW(SYSTEMA)

このコマンドは,このシステムに(物理的な拡張プログラム間通信(APPC)機能または論理的なAPPN接続を介して)直接接続されたシステムの経路指定テーブル項目を追加します。配布待ち行列には,宛先システムと同じ名前が与えられます。ホップ・カウントには,省略時の値としてシステムの省略時の値が使用されます。

2: 総称経路指定テーブル項目の追加

ADDDSTRTE   SYSNAME(*ANY GROUPNM1)  FAST(SYSTEMA)
            STATUS(SYSTEMA)
            DATAHIGH(SYSTEMA)  DATALOW(SYSTEMA)

このコマンドは,システム・グループGROUPNM1のすべてのシステムの経路指定テーブル項目を追加します。グループ内のすべてのシステムへの経路配布には,配布待ち行列SYSTEMAが使用されます。

エラー・メッセージ

*ESCAPEメッセージ

CPF8801
文書ライブラリー・サービス(*DLS)待ち行列&1は経路指定テーブルで許されていない。
CPF8802
配布待ち行列&1が見つからなかった。
CPF8807
QSNADSジャーナルの使用中にエラーが起こった。
CPF881E
配布経路に使用できない配布待ち行列の組み合わせが入っている。
CPF881F
配布経路のシステム・グループ名をブランクにすることはできない。
CPF8815
経路指定テーブル項目&1 &2が見つからない。
CPF8831
経路指定テーブルに項目&1 &2がすでに存在している。
CPF8837
システム名/グループ&1 &2は別の配布サービス機能によって使用中である。
CPF8849
待ち行列&1は別の配布サービス機能によって使用中である。
CPF9845
ファイル&1のオープン中にエラーが起こった。
CPF9846
ライブラリー&2のファイル&1の処理中にエラーが起こった。
CPF9847
ライブラリー&2のファイル&1のクローズ中にエラーが起こった。
CPF9899
コマンドの処理中にエラーが起こった。