vsdnode コマンド

目的

ノードまたは一連のノードに対し、仮想共有ディスク情報を定義します。

構文

vsdnode
node_number ... アダプター名 min_buddy_buffer_size
 
「max_buddy_buffer_size max_buddy_buffers」
 
vsd_max_ip_msg_size [ クラスタ名 ]

説明

このコマンドを使用して、指定された仮想共有ディスクのノードの作成、および仮想共有ディスク稼働パラメーターの 割り当てを行います。 この情報がすべてのノードで同じであれば、 このコマンドの実行は一度で済みます。 情報がノードによって異なる場合は、同じ仮想共有ディスク 情報を持つそれぞれのノードのブロックごとにこのコマンドを実行します。

System Management Interface Tool (SMIT) を使用して、 vsdnode コマンドを実行できます。 SMIT を使用するには、以下のように入力します。

smit vsd_data

さらに、「仮想共通ディスク・ノード情報 (virtual shared disk Node Information)」オプションを選択します。

フラグ

-f
このグローバル・ボリューム・グループ上で定義された仮想共有ディスクを、 すべて強制的に除去します。

パラメーター

ノード番号
仮想共有ディスク情報を設定するノードまたは一連のノードを指定します。 node_number に対して指定する値は、有効な RSCT リモート・ピア・ドメイン・ノード番号と一致させなければなりません。
アダプター名
指定されたノードの仮想共有ディスク通信に使用されるアダプター名を指定します。 この アダプター名はノードに定義されていなければなりません。 仮想共有ディスク・サポートに 関係するノードは、正しく通信できるように完全に接続する必要がありますので、 注意してください。 ml0 を使用して、仮想共用ディスク・デバイス・ドライバーが SP スイッチを介してデータ要求を送信することを指定します。 この ml0 アダプターは、仮想共有ディスクのデバイス・ドライバーが次にロードされる時点で使用されます。
最小バディバッファサイズ
仮想共有ディスクへのリモート要求を満たすためにサーバーが使用する 最小のバディ・バッファーを指定します。 この値は 2 の累乗で、4096 以上でなければ なりません。 推奨値は 4096 (4 KB) です。 512 バイト要求の場合、4 KB は多すぎます。 ただし、 そのサーバー・ノードでリモート要求がプロセスされる間の短い時間にだけ、バディ・バッファーが 使用されるように再呼び出しします。
「max_buddy_buffer_size」
キャッシュ化されていないリモート要求を満たすためにサーバーが使用する 最大のバディ・バッファーを指定します。 この値は 2 の累乗で、min_buddy_buffer_size 以上でなければ なりません。 推奨値は 262144 (256 KB) です。 この値は、仮想共有ディスクで 使用中のアプリケーションの I/O 要求サイズ、および仮想共有ディスク・ソフトウェアで 使用されるネットワークに依存します。
最大メンバー数のバッファー
割り当てる max_buddy_buffer_size バッファーの数を指定します。 仮想共有ディスクのデバイス・ドライバーは最初にロードされると 1 つの初期サイズが与えられ、 その後、必要に応じて追加スペースを動的に割り当てたり再利用します。 推奨値は、2000 256 KB バッファーです。

バディ・バッファーはサーバー上でのみ使用されます。 クライアント・ノード上で max_buddy_buffers を 1 に設定することができます。

注: statvsd コマンドは、リモート要求がバディ・バッファーを待機しているかどうかを示します。
最大IPメッセージサイズ
仮想共有ディスクに対する最大メッセージ・サイズを、バイト単位で指定します。 この値は、ネットワークの最大伝送単位 (MTU) サイズより大きくてはなりません。 推奨値は次のとおりです。
  • 61440 (60 KB) (スイッチの場合)
  • 8192 (8 KB) (ジャンボ・フレームのイーサネットの場合)
  • 1024 (1 KB) (1500 バイト MTU のイーサネットの場合)
クラスター名
同時にアクセスされた共有ディスクにサービスしているサーバー・ノードに対し、 クラスター名を指定する必要があります。 クラスター名にはユーザーが提供する任意の名前を 使用できます。 1 つのノードは 1 つのクラスターにのみ属します。 例えば、同時アクセス環境に おいて、CVSD 用の 2 つのサーバーには、両方ともに同一のクラスター名を指定しなければなりません。
注: cluster_name は、SSA (Serial Storage Architecture) ディスクにのみ必要です。

セキュリティー

このコマンドを実行するには、 root 権限が必要です。

制約事項

このコマンドで指定されたノードは既にピア・ドメインに属していなければなりません。 またこのコマンドはピア・ドメイン内のオンラインのノードから発行する必要があります。 オンラインのピア・ドメインに移動するには startrpdomain コマンドを使用します。 既存のピア・ドメイン内で、オンラインの特定ノードに移動するには startrpnode コマンドを使用します。 RSCT ピア・ドメインの作成と管理の詳細については、「RSCT Administration Guide」を参照してください。

次の例は、スイッチ・ネットワークおよびノード 1 から 8 の情報を定義しています。
vsdnode 1 2 3 4 5 6 7 8 ml0 4096 262144 128 61440

場所

/opt/rsct/vsd/bin/vsdnode