tabs コマンド

目的

端末のタブ・ストップを設定します。

構文

tabs [ TabSpec ...] [ + m [ Number ] ] [ -T端末 ... ]

説明

tabs コマンドは、リモートに設定可能なハードウェアのタブ文字をサポートする端末で、タブ・ストップを指定します。 タブ・ストップは TabSpec パラメーターに従って設定され、以前の設定は消去されます。

tabs コマンドを使用する場合は必ず、ワークステーションが左端の桁番号を 0 としている場合でも、常に 1 と見なしてください。

TabSpec パラメーターを指定しなければ、デフォルト値は -8 となります。

TabSpec パラメーターの設定には、以下の事前設定フォーマットを使用することができます。

項目 説明
-a タブを1、10、16、36、72に設定するIBM® System/370Assembler最初のフォーマット)。
-a2 タブを 1、10、16、40、および 72 (IBM System/370 アセンブラーの 2 番目の形式) に設定します。
-c タブを 1、8、12、16、20、55 (COBOL 通常フォーマット) に設定します。
-c2 タブを 1、6、10、14、49 (COBOL 短縮フォーマット、1 から 6 桁は無視される) に設定します。 このコードを使用すると、最初の桁位置はカードの 7 桁目に対応します。 1 つスペースを挿入すると 8 桁目、タブを使用すると 12 桁目に移動します。 このコードを使用すると、ファイルには以下のフォーマット指定が含まれます。
<:t-c2 m6 s66 d:>
-c3 タブを1、6、10、14、18、22、26、30、34、38、42、46、50、54、58、62、67に設定する ( COBOL コンパクトなフォーマットで、タブ数は -c2 ). これらのタブは、COBOL に適したフォーマットを提供します。 このコードを使用すると、ファイルには以下のフォーマット指定が含まれます。
<:t-c3 m6 s66 d:>
-f タブを 1、7、11、15、19、23 (FORTRAN) に設定します。
-p タブを 1、5、9、13、17、21、25、29、33、37、41、45、49、53、57、61 (PL/I) に設定します。
-s タブを 1、10、55 (SNOBOL) に設定します。
-u タブを 1、12、20、44 に設定します。

また、事前設定フォーマットに加え、TabSpec パラメーターに以下を使用することができます。

項目 説明
-数値 規則的に繰り返されるタブを Number 桁ごとに設定します。 (オペレーティング・システムの標準タブ設定は -8 です。 -h フラグを指定して nroff コマンドを使用する場合は、-8 に設定する必要があります。) もう 1 つの特殊事例は設定値 -0 で、この値はタブを使用しないことを示します。 20 個を超えるタブが設定されている場合は、tabs コマンドを 2 回実行して消去しなければなりません。
 Number1, Number2,... 指定した桁にタブを設定します (コンマで区切って昇順に並べます)。 最大 40 個の番号を指定できます。 最初の番号以外の番号が正符号の接頭部を持っていれば、接頭部付き番号は次のタブ設定のために前の番号に加算されます。 したがって、1、10、20、30 と指定されたタブ・リストは、1、10、+10、+10 と指定されたタブ・リストと同じタブ設定を提供します。
-Filep Filep ファイルの 1 行目からフォーマット指定を読み取ります。 tabs コマンドがフォーマット指定を検出すると、tabs コマンドは指定されたとおりにタブを設定します。 tabs コマンドがフォーマット指定を検出しない場合は、タブをシステム・デフォルト (-8) に設定します。

標準でないタブ・ストップ設定 (8 桁目ごとに設定されていないタブ・ストップ) を持つテキスト・ファイルを保管しておくと便利な場合があります。 この種のファイルは、標準フォーマットに変換しなければなりません。 多くの場合、何らかのコマンドで処理する前に、すべてのタブ文字を適切な数のスペース文字に置き換えることにより、標準フォーマットに変換します。 テキスト・ファイルの 1 行目に入っているフォーマット指定は、ファイルの残りの部分でタブ文字がどのように拡張されるかを指定します。

フォーマット指定は、ブランクで区切られ、&amp;lt;: および :> で囲まれた一連のパラメーターで構成されます。各パラメーターは、英字キーで構成され、その後すぐに値が続きます。 以下のパラメーターが認識されます。

項目 説明
ttabs ファイルのタブ・ストップ設定を指定します。 tabs の値は、以下のいずれかでなければなりません。
  • コンマで区切られた桁番号のリスト。指定された桁にタブ・ストップを設定することを示します。
  • - (ダッシュ) が先頭に付いた整数 n。1+n、1+2*n というように、n 桁間隔でタブ・ストップを設定することを示します。
  • - (ダッシュ) が先頭についた事前設定のタブ・ストップ指定の名前。

    コンマで区切られたタブ・ストップ設定のリストには、最高 40 の桁番号を指定することができます。 番号 (最初の番号を除く) の前にプラス記号が付いている場合は、直前の値に追加される増分値として使用されます。 したがって、形式 t1、10、20、30t1、10、+10、+10 は同一と見なされます。

    標準タブ・ストップは t-8 で指定され、これは t1、9、17、25 と同等です。 これは、ほとんどのシステム・ユーティリティーで想定されるタブ停止位置で、端末で一般的な設定です。 指定 t-0 は、タブ・ストップが設定されないことを設定します。

    認識される事前設定のタブ・ストップ指定は以下のとおりです。

    a
    1, 10, 16, 36, 72

    アセンブラー、 IBM System/370、第 1 フォーマット

    a2
    1, 10, 16, 40, 72

    アセンブラー、 IBM System/370、第 2 フォーマット

    C
    1, 8, 12, 16, 20, 55

    COBOL、通常フォーマット

    c2
    1, 6, 10, 14, 49

    COBOL 短縮フォーマット (1 桁目から 6 桁目までが省略されます)。 このコードを使用すると、最初に入力する文字はカードの 7 桁目に対応し、1 つスペースを挿入すると 8 桁目に、タブを使用すると 12 桁目に移動します。 このタブ・ストップ設定を使用するファイルには、以下のフォーマット指定を含めなければなりません。

    <:t-c2 m6 s66 d:>
    c3
    1, 6, 10, 14, 18, 22, 26, 30, 34, 38, 42, 46, 50, 54, 58, 62, 67

    COBOL 短縮フォーマット (1 桁目から 6 桁目までが省略されます) で、c2 よりも多数のタブ・ストップが設定されます。 これは COBOL に適したフォーマットです。 該当するフォーマット仕様は以下のとおりです。

    <:t-c3 m6 s66 d:>
    F
    1, 7, 11, 15, 19, 23

    FORTRAN

    p
    1, 5, 9, 13, 17, 21, 25, 29, 33, 37, 41, 45, 49, 53, 57, 61

    PL/I

    s
    1, 10, 55

    SNOBOL

    u
    1, 12, 20, 44

    UNIVAC 1100 アセンブラー

ssize 最大行サイズを指定します。 size の値は整数でなければなりません。 タブ文字が拡張されてからマージンが調整されるまでの間に、サイズ検査が実行されます。
mmargin 各行の先頭に追加されるスペース文字の数を指定します。 margin の値は整数でなければなりません。
d フォーマット指定が入っている行を変換後のファイルから削除することを指定します。 d パラメーターには値を使用しません。
e ファイル内で別のフォーマット指定にぶつかるまでに限り、現在のフォーマットが有効であることを示します。 e パラメーターには値を使用しません。

パラメーターを与えない場合に想定されるデフォルト値は、t-8m0 です。 s パラメーターを指定しなければ、サイズ検査は実行されません。 ファイルの 1 行目にフォーマット指定が入っていなければ、ファイル全体に上記のデフォルト値が使用されます。 フォーマット指定が指定されている行を以下に示します。

<:t5,10,15 s72:>

フォーマット指定をコメントすることができる場合、d パラメーターを指定する必要はありません。

フラグ

項目 説明
-T端末 tabs コマンドがタブとマージンを正確に設定できるように、端末を識別します。 Terminal 変数は、 greek コマンドに指定する端末の 1 つです。 Terminal 変数に有効な値は以下のとおりです。
ANSI
VT100 端末などの ANSI 端末
HP
Hewlett-Packard ハードコピー端末
2621
Hewlett-Packard 2621。
2640
Hewlett-Packard 2640。
2645
Hewlett-Packard 2645。

この他に、tabs コマンドでは以下のハードコピー端末がサポートされます。

  • 1620
  • 1620-12
  • 1620-12-8
  • 1700
  • 1700-12
  • 1700-12-8
  • 300
  • 300-12
  • 300s
  • 300s-12
  • 40-2
  • 4000a
  • 4000a-12
  • 43
  • 450
  • 450-12
  • 450-12-8
  • tn1200
  • tn300
  • oki

-T フラグを指定しないと、環境変数 TERM の値が使用されます。 -T フラグに値が指定されていない場合、または -T および TERM に無効な値が指定されている場合は、エラー・メッセージunknown terminalが表示され、コマンドは終了します。

+ m 数値 すべてのタブを、Number 変数で指定した桁数分右に移動します。 また、このフラグは左マージンを Number 変数で指定した桁に設定します。 値を与えずに m を指定すると、Number 変数のデフォルト値は 10 となります。 ほとんどのワークステーションの場合、左端マージンは +m0 で定義されています。 各タブの最初の桁は、1 桁目ではなく 0 桁目です。

注: 同じフラグを複数回指定した場合は、最後のフラグのみが有効です。

終了状況

このコマンドは、以下の終了値を戻します。

項目 説明
0 正常終了。
>0 エラーが発生しました。

  1. 4 スペースごとにタブを設定するには、次のように入力します。
    tabs -4
  2. VT100 端末装置で 10 スペースごとにタブを設定するには、次のように入力します。
    tabs -10 -TANSI

ファイル

項目 説明
/usr/bin/tabs tabs コマンドが入っています。