不要なデフォルト・ユーザー・アカウントの除去

オペレーティング・システムのインストール中に、 デフォルト・ユーザー ID およびグループ ID がいくつも作成されます。 システム上で実行されているアプリケーション、およびネットワーク内でのネットワークの位置によっては、 これらのユーザーおよびグループ ID のいくつかがセキュリティー上の弱点になり、 悪用の対象になる可能性があります。

次の表には、除去できる可能性のある最も一般的なデフォルト・ユーザー ID がリストされています。

表 1. 除去できる可能性のある一般的なデフォルト・ユーザー ID
ユーザー ID 説明
uucp、nuucp uucp プロトコルが使用する隠しファイルの所有者。 uucp ユーザー・アカウントは、UNIX 間コピー・プログラムに使用されます。UNIX 間コピー・プログラムは、ほとんどの AIX® システムに存在するコマンド、プログラム、およびファイルのグループで、ユーザーが専用回線または電話回線を介して別の AIX システムと通信できるようにします。
lpd 印刷サブシステムが使用するファイルの所有者
guest アカウントへのアクセスがないユーザーへのアクセスを許可します。

次の表は、必要ないかもしれない一般的なグループ ID をリストしています。

表 2. 必要ないかもしれない一般的なグループ ID
グループ ID 説明
uucp uucp および nuucp ユーザーの所属先のグループ
printq lpd ユーザーの所属先のグループ

システムを分析し、本当に必要ない ID を判別します。 必要ないユーザーおよびグループ ID がまだあるかもしれません。 システムを実動させる前に、使用可能な ID の徹底的な評価を行ってください。

注: プリンター・ファイル・セットに依存しているため、 printq グループを削除する代わりに、 lp ユーザー ID の piobe コマンドを無効にしてください。 /etc/inittab 項目内の qdaemon プログラムを使用して、セキュリティー・リスクを最小限に抑えます。 これによりユーザーは、print コマンドを実行できなくなります。