sar コマンド
sar コマンドは、システムに関する統計データを収集します。
sar コマンドは、システム・パフォーマンスに関する一部の有用なデータの収集に使用できますが、 サンプリングの頻度を高くすると、システム負荷が増加して、以前から存在していたパフォーマンス上の問題を悪化させる可能性があります。 しかしアカウンティング・パッケージと比較すれば、sar コマンドによる影響は軽微です。 システムは一連のシステム・アクティビティー・カウンターを維持しており、 これによってさまざまなアクティビティーを記録すると共に、sar コマンドで報告されるデータを提供しています。 sar コマンドによってこれらのカウンターが更新または使用されることはありません。この作業は、sar コマンドの実行とは関係なく、自動的に行われます。 この作業は、単に sar コマンドに指定されたサンプリング率とサンプルの数に基づいて、カウンターのデータを取り出して保管するだけです。
sar コマンドには多数のオプションがあり、キューイング、 ページング、TTY、およびその他多数の統計情報を提供します。 sar コマンドの 1 つの重要な特徴は、システム全体の (全プロセッサーの包括的な) CPU 統計情報 (これは、割合で表される値については平均値を算出し、それ以外については合計する) か、 または各プロセッサーごとの統計情報のいずれかを報告することです。 したがって、このコマンドは SMP システムで特に有効です。
sar コマンドを使用する状況には、次の 3 通りがあります。