ランダム遅延書き込み
遅延書き込みフィーチャーは、ある特定のファイルのメモリー内のダーティー・ページの数が定義されたしきい値を超えると、 その後に書き込まれるページをディスクに書き出すようにスケジュールするメカニズムを備えています。
多くのランダム入出力を行うアプリケーション、すなわち、入出力パターンが遅延書き込みアルゴリズムの要件に合わないために、 syncd デーモンが実行されるまで全ページがメモリーに 常駐し続けるアプリケーションがあります。 アプリケーションがメモリーの多くのページを変更した場合、 syncd デーモンが sync() コールを出すと、 非常に多くのページがディスクに書き出される可能性があります。
ioo コマンドを JFS maxrandwrt パラメーター付きで使用することによって、しきい値をチューニングすることができます。 デフォルト値は 0 で、これは、ランダム遅延書き込みが使用不可であることを示しています。 この値を 128 に増やすということは、いったんファイルの 128 個のメモリー常駐ページがダーティーになると、 その後のダーティー・ページはいずれもディスクに書き出すようにスケジュールされるということを示します。 最初のページの集合は、sync() コールの後にフラッシュされます。
拡張 JFS では、ioo コマンドのオプション j2_nRandomCluster (-z フラグ) および j2_maxRandomWrite (-J フラグ) がランダム遅延書き込みのチューニングに使用されます。 どちらのオプションも、デフォルトは 0 です。 j2_maxRandomWrite オプションは、JFS に対する maxrandwrt の機能と同じ機能を拡張 JFS に対して持っています。 すなわち、このオプションは、メモリーに残ることができる、 ファイル当たりのダーティー・ページ数の限度を指定します。 j2_nRandomCluster オプション は、2 つの連続する書き込みがランダムであると取られるために離れているべきクラスター数を指定します。