ディスクおよびディスク・アダプターのチューナブル・パラメーター

AIX® オペレーティング・システムには、いくつかのディスクおよびディスク・アダプターのカーネル・チューナブル・パラメーターがあります。

  1. ディスク・アダプターの未処理要求の制限
    項目 説明
    目的: SCSI バス上で未処理でいられる要求の最大数。 (SCSI-2 Fast/Wide アダプターにのみ適用されます。)
    値: デフォルト : 40。範囲 : 40 から 128
    表示: lsattr -E -l scsin-a コマンド要素数
    変更: chdev -l scsin -a num_cmd_elems=新しい値

    変更は直ちに有効になり、効果は永続的です。 -T フラグを使用すると、変更は即時であり、次のブートまで続きます。 -P フラグを使用すると、変更は次のブートまで据え置かれ、 効果は永続的です。

    診断: ストライプされたロー論理ボリュームへの大量の書き込みを実行中のアプリケーションが、 望ましいスループット率を取得していません。
    チューニング: 値は、SCSI バス上の物理ドライブの数 (ディスク・アレイ内のドライブを含む) に、 個々のドライブのキュー・エントリー数を乗じた値に等しくなければなりません。
  2. ディスク・ドライブのキュー・エントリー数
    項目 説明
    目的: ディスク装置がそのキューに保持できる要求の最大数。
    値: デフォルト: IBM® disks=3; Non-IBM disks=0; 範囲: 製造メーカー指定
    表示: lsattr -E -l hdiskn
    変更: chdev -l hdiskn -a q_type=simple -a queue_depth=?新しい値

    変更は直ちに有効になり、効果は永続的です。 -T フラグを使用すると、変更は即時であり、次のブートまで続きます。 -P フラグを使用すると、変更は次のブートまで据え置かれ、 効果は永続的です。

    診断: 該当なし
    チューニング: IBM 以外のディスク・ドライブが要求をキューに入れられる場合には、 オペレーティング・システムがこの能力を利用できるように、この変更を行ってください。
    参照: SCSI アダプターおよびディスク装置のキュー制限の設定
  3. ファイバー・チャネル・アダプターの未処理要求の制限
    項目 説明
    目的: ファイバー・チャネル・アダプターにおける未処理要求の最大数。
    値: デフォルト: 200。範囲: 200 から 4096
    表示: lsattr -E -l fcsn-a コマンド要素数
    変更: chdev -l fcsn -a num_cmd_elems=NewValue
    この属性を即時に変更するには、fcsn アダプターは defined 状態でなければなりません。 その他の場合、属性を変更するには -P フラグを使用します。 -P フラグは次のブート操作まで変更を据え置き、その変更は永続的なものになります。
    注: デフォルト値および範囲値は、ファイバー・チャネル・デバイスごとに異なります。 一部のファイバー・チャネル (FC) アダプターおよびファイバー・チャネル・オーバー・イーサネット (FCoE) アダプターに関しては、設定できる num_cmd_elems パラメーターの最大値は、オブジェクト・データ・マネージャー (ODM) で言及される最大範囲より小さい可能性があります。 chdev コマンドの num_cmd_elems パラメータに指定された値が、FC/FCoE アダプタがサポートする値よりも大きい場合、これらのアダプタに対してエラーメッセージが記録されます。
    チューニング: 最適なパフォーマンスを得るためには、num_cmd_elems パラメーターの値を、サポートされる最大範囲に設定してください。