lppmgr コマンド
目的
既存の installp イメージのソースを管理します。
構文
lppmgr -d DirectoryOrDevice [ -r | -m MoveDirectory | -a APAR番号 ] { [ -x ] [ -X ] [ -l ] [ -u ] [ -b ] [ -k LANG ] } [ -p ] [ -t ] [ -s ] [ -V ] [ -D ]
説明
lppmgr は、既存の installp イメージのソース (NIM 環境では
lpp_source としても知られています) に対して次の機能を実行するように設計されています。
- 重複する更新を除去する (-u フラグ)。
- 重複するベース・レベルを除去する (-b フラグ)。
- 同一のファイルセットのベースとしてレベルが同一の更新を除去する。 このような更新では、インストール障害を引き起こす矛盾の生じる可能性があります (-u フラグ)。
- 指定した言語以外のメッセージ・ファイルセットおよびロケール・ファイルセットを除去する (-k フラグ)。
- 置き換えられたファイルセットを除去する (-x フラグ)。
- システム以外のイメージを NIM lpp_source リソースから除去する (-X フラグ)。
デフォルトでは、lppmgr は、先行ルーチンによってフィルターされたすべてのイメージをリストします。 "-r" フラグを使用してフィルター済みイメージを除去でき、 "-m" フラグを使用してイメージを別の場所に移動できます。
注: lppmgr は、 bffcreateを置き換えたり、何かをインストールしたり、インストール済みファイル・セットを処理したりするためのものではありません。 前述の問題点以外の問題点を扱うことも意図していません。 "-X" フラグを使用する前に、NIM、システム・イメージ (NIM の SIMAGES として知られています)、および NIM lpp_source リソースの機能について十分に理解しておく必要があります。
フラグ
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| -a APAR 番号 | APAR 番号またはキーワードに関連するファイルセットを表示します。 複数の APAR 番号がある場合、引用符で囲み、スペースで区切る必要があります。 |
| -b | lppmgr が基本レベルの重複をフィルター操作するようにします。 |
| -D | デバッグ・モードを指定します。 このフラグは、lppmgr スクリプトのデバッグ用です。 注: デバッグ。 これにより、大量出力が生成され、lppmgr のパフォーマンスが大きく低下します。 このフラグは通常の操作では有効ではありません。
|
| -d DeviceOrDirectory | installp イメージが常駐するデバイスまたはディレクトリーを指定します。 現在指定できるのは、ディレクトリー、NFS マウント・ポイント、または CD-ROM デバイスです。 ディレクトリーが書き込み不可の場合は、-t フラグを使用する必要があります。 ユーザーの操作ターゲットが NIM lpp_source リソースの場合、lpp_source のロケーションを指定する必要があります (lsnim コマンドを参照)。 このフラグは、すべての操作で必須です。 |
| -k LANG | LANG で指定した言語に対応するメッセージおよびロケールのイメージのみを保持します。 その他の言語はフィルター操作されます。 |
| -l | フィルター済みイメージのみをリストします。 デフォルトでは、lppmgr は、 "-r" または "-m" フラグを指定しない限り、 すべてのフィルター済みイメージ・ファイルのみをリストします。 "-l" フラグは、 "-r" または "-m" フラグをオーバーライドします。 |
| -m ディレクトリー | フィルター済みファイルを Directory に移動します。 Directory で指定するロケーションは、どのような書き込み可能なディレクトリー・パスでもかまいません。 このフラグは、"-r" フラグと一緒には使用できません。 |
| -p | プロンプト・モードを指定します。 ファイルを移動または除去するときにプロンプトを出します。 |
| -r | lppmgr によってフィルター済みのファイルを除去します。 注: プロンプト・フラグが指定されていない場合 (-p)、 lppmgr は、ユーザーとの対話を行わずに、フィルターに掛けられたすべてのファイルを除去します。 このフラグは、"-m" フラグと一緒には使用できません。
|
| -s | スペース使用量情報を表示します。 このフラグは、特定のファイルセットが使用しているスペースの量および問題になっているスペースの合計量を表示します。 いくらかのバッファー・スペースがファイル・メタデータ用に追加されます。 |
| -t | lppmgr が .toc ファイルを再作成 しない ことを指定します。 このフラグは、ファイル全体の再構築を必要としないで .toc ファイルに素早く目を通すには便利です。再構築には多少の時間がかかる可能性があります。 また、このフラグは読み取り専用デバイスにも必須です。 |
| -u | lppmgr に、重複する更新や同一のファイルセットのベースとしてレベルが同一の矛盾する更新をフィルター操作させます。 |
| -V | 詳細モードを指定します。 lppmgr は、特定の状態においてさらに続く出力を行います。 |
| -x | lppmgr に、置き換えられた更新をフィルター操作させます。 |
| -X | システム以外のイメージを NIM lpp_source リソースからフィルター操作します。 |
終了状況
- 0
- すべての lppmgr 関連操作は正常に完了しました。
- >0
- エラーが発生しました。
セキュリティー
root ユーザーのみが lppmgr を実行できます。
例
- イメージのソース・ディレクトリー /myimages 内の重複する更新および矛盾する更新すべてをリストするには、次のコマンドを入力します。
lppmgr -d /myimages -u - イメージのソース・ディレクトリー /myimages 内の重複する更新および矛盾する更新すべてを除去するには、次のコマンドを入力します。
lppmgr -d /myimages -u -r - すべての重複する更新と矛盾する更新、重複するベース・レベル、および "en_US" 以外のすべてのメッセージ/ロケール・ファイルセットをプロンプト・モードで除去するには、次のコマンドを入力します。
lppmgr -d /myimages -purb -k en_US - すべての置き換えられた更新イメージおよび SIMAGES 以外を、NIM lpp_source のロケーション /lpps/433 から、ディレクトリー /backups に移動するには、次のコマンドを入力します。
lppmgr -d /lpps/433 -x -X -m /backups - イメージ・ソース・ディレクトリー /myimages 内で APAR 番号 IX38794 および IX48523 に関連付けられるファイルセットをすべてリストするには、次のコマンドを入力します。
lppmgr -d /myimages -a "IX38794 IX48523"
ファイル
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| /usr/lib/instl/lppmgr | lppmgr コマンドが入っています。 |