make コマンドによるターゲット・ファイルの作成
完成したプログラムを収容するターゲット・ファイルというファイルを作成するために、 make プログラムは次のようにします。
- 記述ファイル、 または make コマンドの中のターゲット・ファイル名を検索する。
- ターゲット・ファイルが従属するファイルが存在し、 最新であることを確認する。
- ターゲット・ファイルが、 従属するファイルと同じように最新であるかどうかを判別する。
ターゲット・ファイルまたは親ファイルの中の 1 つが古い場合、make プログラムは、以下の中の 1 つを使用してターゲット・ファイルを作成します。
- 記述ファイルからのコマンド
- ファイル作成のための内部規則 (適用される場合)
- 記述ファイルのデフォルト規則
プロシージャー内のすべてのファイルが make プログラムの実行時に最新である場合、ファイルが最新であり、 そのために停止することを示すメッセージを、make コマンドが表示します。 一部のファイルが変更されている場合、make コマンドは、 古いファイルだけを作成します。 このコマンドは、既に最新の状態になっているファイルは再作成しません。
make コマンドは、 コマンドを実行してターゲット・ファイルを作成するとき、マクロをその値で置き換え、 各コマンド・ラインを書き、次にそのコマンドをシェルの新規コピーに渡します。