データ (D. *) BNU のファイル

目的

リモート・システムに送信されるデータを含みます。

説明

データ (D. *) ファイルには、基本ネットワーク・ユーティリティー (BNU) の uucico デーモンによってリモート・システムに送信されるデータが含まれています。 データ・ファイルの絶対パス名は以下のような形式になっています。

/ var /spool/uucp/システム名/D. システム名xxxx###

ここで、 SystemName ディレクトリーおよびファイル名の SystemName 部分は、リモート・システムの名前を示します。 xxxx### 表記は、コマンドの 16 進シーケンス番号 (C. *) です。 そのデータ・ファイルに関連付けられているファイル。以下に例を示します。D.venus471afd8.

一定期間 ( uusched デーモンで指定) が経過すると、 uucico デーモンは、指定されたシステムにデータ・ファイルを転送します。 元のデータ・ファイルを、 /var/spool/uucp/SystemNameという名前の BNU スプーリング・ディレクトリーのサブディレクトリーに入れます。ここで、 SystemName ディレクトリーは、ファイルを送信するコンピューターの名前となり、一時ファイル (TM.*) を作成します。 元のデータ・ファイルを保持するファイル。

ファイル全体を受信した後、BNU プログラムは以下の 3 つのアクションのいずれかを実行します。

  • ファイルが uucp コマンドを使用して送信され、転送に問題がなかった場合、プログラムは即時に TM.* を名前変更します。 適切なデータ・ファイル名を持つファイル (例:D.venus471afd8指定された宛先に送信します。
  • ファイルが uuto コマンドで送信された場合、BNU プログラムは、該当する D. * を使用して一時データ・ファイルの名前も変更します。 ファイル名。 次に、プログラムはデータ・ファイルを /var/spool/uucppublic 公開ディレクトリーに入れます。 ここで、ユーザーはデータ・ファイルを受け取り、 uupick コマンド・オプションの 1 つを使用してそれを処理します。
  • 転送の問題 (ログインの失敗や装置の使用不可など) があった場合、一時データ・ファイルはスプーリング・サブディレクトリーに残ります。 シェル・プロシージャーである uudemon.cleanu コマンドは、指定された間隔でこれらのファイルを自動的に除去します。 手動で削除することもできます。

ファイル

項目 説明
/etc/uucp/Systems アクセス可能なリモート・システムを記述します。
/var/spool/uucp/SystemName ディレクトリー BNU コマンド、データ、および実行ファイルが入っています。
/var/spool/uucp/SystemName/C. * ファイル転送の指示が入っています。
/ var / spool/uucp/システム名/TM.* データ・ファイルがリモート・システムに転送された後、一時的に保管します。
/var/spool/uucppublic/* ディレクトリー BNU プログラムが転送したファイルが入っています。