CD-ROM ファイルシステムおよび UDF ファイルシステム
CD-ROM ファイルシステム (CDRFS) は、CD-ROM メディア、CD-RW メディア (書き込み保護の場合)、および DVD-ROM メディアに格納することができる、読み取り専用のローカル・ファイルシステムの実装です。 CDRFS ファイルの最大サイズは、使用するメディアにかかわらず 2 GB です。 ユニバーサル・ディスク・フォーマット (UDF) ファイルシステムは、読み取り専用として DVD-ROM メディアに格納される、または DVD-RAM に読み取り/書き込み用として格納される可能性がある、書き込み可能なローカル・ファイルシステムの実装です。
CD はデフォルトで自動的にマウントされますが、このフィーチャーは使用不可にできます。 この機能が使用不可になっている場合は、 cdmount コマンドを使用して CDRFS ファイル・システムをマウントしてください。
AIX® は、以下の CDRFS ボリュームおよびファイル構造フォーマットをサポートします。
| タイプ | 説明 |
|---|---|
| ISO 9660:1988(E) 規格 | CDRFS は ISO 9660 レベル 3 の交換と、レベル 1 のインプリメンテーションをサポートしています。 |
| High Sierra Group 仕様 | ISO 9660 に優先し、以前の CD-ROM との下位互換を提供します。 |
| Rock Ridge Group プロトコル | ISO 9660 標準に完全に準拠し、System Use Sharing Protocol (SUSP) と Rock Ridge Interchange Protocol (RRIP) に基づく完全なPOSIXファイルシステムセマンティクスを提供する ISO 9660 の拡張を指定し、他のUNIXファイルシステムと同様に CD-ROM をマウント/アクセスできるようにする。 |
| CD-ROM eXtended Architecture File Format (モード 2 フォーム 1 セクター・フォーマットのみ) | CD-ROM eXtended Architecture (XA) ファイル・フォーマットは、例えば、Photo CD など、CD-ROM ベースのマルチメディア・アプリケーションで使用される ISO 9660 への拡張を指定します。 |
すべてのボリュームとファイル構造フォーマットについて、下記の制約が適用されます。
- 単一ボリュームのボリューム・セットのみ
- 非インターリーブ・ファイルのみ
CDRFS は、物理セクター・フォーマット (CD-ROM モード 1 と CD-ROM XA モード 2 フォーム 1) とディスクのマルチセッション・フォーマット (最後のセッションのボリューム認識領域からのボリューム・ディスクリプター・セットをマッピングする) の透過性を提供する、基礎となる CD-ROM デバイス・ドライバーに依存しています。
もう 1 つのファイルシステム・タイプ UDFS がサポートされるようになりました。これは、DVD-ROM メディアに保管される読み取り専用のファイルシステムです。 UDFS をシステムからアンマウントしてからでないと、メディアを取り外せません。 AIX は、UDFS フォーマット・バージョン 1.50、 2.00、および 2.01をサポートします。
UDFS は、NFS を使用して、読み取り専用モードでエクスポートする必要があります。 NFS をマウントした UDFS への書き込みはサポートされません。
cdmount コマンドを使用して読み取り/書き込み UDFS を自動的にマウントするには、 cdromd.conf ファイルを編集します。 mount コマンドを使用して、読み取り/書き込み UDFS を手動でマウントすることもできます。