非同期 GLVM のセットアップ
デフォルトでは、Geographic Logical Volume Manager (GLVM) パッケージは AIX® オペレーティング・システムにインストールされます。
前提条件
- ご使用のシステムが AIX バージョン AIX 7 (7200-04 適用)以降で稼働していることを確認します。
- 1 次サイトと 2 次サイトとの間で、通信に TCP/UDP ポート 6192 を使用していることを確認します。
- リモート物理ボリューム (RPV) サーバーおよび RPV クライアントを作成するために十分なディスクがあることを確認します。
- 次のように、SMIT glvm_utils 高速パスを使用して RPV サーバーと RPV クライアントを構成します。
- RPV サーバーを作成するには、 を選択して、Enter キーを押します。
PowerHA® SystemMirror® for AIXで RPV サーバーと RPV クライアントを作成する方法について詳しくは、 遠隔地ミラーリング・ボリューム・グループの構成を参照してください。
- RPV サイト名を定義するには、 を選択して、Enter キーを押します。
- RPV クライアントを作成するには、 を選択し、Enter を押します。
- RPV サーバーを作成するには、 を選択して、Enter キーを押します。
- 以下の手順を実行して、GLVM で使用できる非同期ボリューム・グループを作成します。
- 以下のコマンドを実行してスケーラブル・ボリューム・グループを作成します。
mkvg -f -S -y agmvg hdisk5 hdisk15このコマンドを実行すると、非同期
agmvgボリューム・グループが作成されます。 このボリューム・グループには、hdisk5 と hdisk15 の 2 つのディスクがあります。 - 以下のコマンドを実行して、非同期ボリューム・グループに関連付けられているディスクのミラー・プールを作成します。
chpv -p mp1 hdisk5 hdisk15このコマンドを実行すると、 hdisk5 および hdisk15 ディスク用にミラー・プール
mp1が作成されます。- この時点で、1 次サイトのノードで RPV サーバーと RPV クライアントを構成するときに作成される可能性がある他のディスクを含むように非同期ボリューム・グループ拡張します。
extendvg -f -p mp2 agmvg hdisk22 hdisk23
このコマンドを実行すると、
agmvg非同期ボリューム・グループが拡張され、hdisk22 および hdisk23 ディスクが組み込まれます。 また、ミラー・プールmp2も作成されます。 - この時点で、1 次サイトのノードで RPV サーバーと RPV クライアントを構成するときに作成される可能性がある他のディスクを含むように非同期ボリューム・グループ拡張します。
- 以下のコマンドを実行して
agmvg非同期ボリューム・グループの論理ボリューム (glv) を作成します。 論理ボリュームのファイルシステムは、data論理ボリュームおよびlog論理ボリュームの一部であるファイルで構成されます。- 以下のコマンドを実行して、
data論理ボリュームを作成します。mklv -t jfs2 -y glv -p copy1=mp1 -b n -s s -u 1 agmvg 10 - 以下のコマンドを実行して、
log論理ボリュームを作成します。mklv -t jfs2log -y glv_log -p copy1=mp1 -b n -s s -u 1 agmvg 10
- 以下のコマンドを実行して、
- 以下のコマンドを実行して、
data論理ボリュームおよびlog論理ボリュームに使用する必要があるジャーナル・ファイルシステム (JFS2) を作成します。crfs -v jfs2 -A no -m /gfs -d glv -a logname=glv_log - RPV サーバーと RPV クライアントにおいて非同期ボリューム・グループのミラー・コピーを作成します。
ミラー・プール mp1 (1 次サイトにおけるディスク) に含まれるすべてのデータが、標準 TCP/IP ネットワークを使用して同期モードでミラー・プール mp2 (2 次サイトにおけるリモート・ディスク) にコピーされます。mirrorvg -c 2 -p copy2=mp2 agmvg - 以下のコマンドを実行して、非同期ボリュームグループ書き込み要求をキャッシュするためのキャッシュ論理ボリュームを作成します。
mklv -t aio_cache -y mp1_cache -p copy1=mp1 -b n agmvg 5 hdisk5 mklv -t aio_cache -y mp2_cache -p copy1=mp2 -b n agmvg 5 hdisk23このようなキャッシュ論理ボリュームは、サイト間でミラーリングしてはなりません。 ミラー・プールを作成するには、新規
aio_cache論理ボリュームを管理できるsuper strictディスク割り振りポリシーを使用します。 - キャッシュ論理ボリュームと 2 次サイトの非同期ミラーリング属性を構成して、書き込み要求の最大キャパシティーを指定します。
この最大値に達すると、新規書き込み要求はリモート・ディスクに対するミラーリングを待機します。
- 以下のコマンドを実行してキャッシュ LV の非同期ミラーリング属性を構成します。
chmp -A -h 80 -m mp2 agmvg - 以下のコマンドを実行して 2 次サイトの非同期ミラーリング属性を構成します。
chmp -A -h 50 -m mp1 agmvg - 次のコマンドを実行して、chmp コマンドが正常に実行されたかどうかを確認します。
lsmp agmvg
- 以下のコマンドを実行してキャッシュ LV の非同期ミラーリング属性を構成します。
非同期ミラーリング属性を構成した後で、ミラー・プールの状態が非同期状態になり、ミラー・プールがアクティブである場合、リモート入出力操作要求はキャッシュ論理ボリューム (
cachelv) に書き込まれ、次にcachelvから 2 次サイトにミラーリングされます。 その後で、2 次サイトにおいて論理ボリュームのファイルシステムをマウントし、1 次サイトから 2 次サイトにミラーリングされるアプリケーションを始動できます。 - 以下のコマンドを実行してスケーラブル・ボリューム・グループを作成します。
- 以下の手順を実行して非同期 GLVM セットアップを確認します。
- 以下のコマンドを実行して、ネットワーク接続が適切であること、および物理ボリューム (PV) ディスクの状態がアクティブであることを確認します。
次の例に示すような出力が表示されます。# lsvg -p agmvgagmpvg: PV_NAME PV_STATE TOTAL_PPs FREE_PPs FREE DISTRIBUTION hdisk6 active 957 627 192..00..52..191..192 hdiskl active 957 937 192..171..191..191..192 hdisk8 active 951 617 192..00..42..191..192 hdisk9 active 951 947 192..181..191..191..192 - 以下のコマンドを実行して、非同期入出力操作要求と、GLVM 環境でアクティブになっている接続の数をモニターします。
次の例に示すような出力が表示されます。rpvstat -ARemote Physical Volume Statistics: Completed Completed Cached Cached Pending Pending Async Async Async Async Async Async RPV Client ax Writes KB Writes Writes KB Writes Writes KB Writes ---------------------------------------------------------------------------------------- hdisk9 A 0 0 0 0 0 0 hdisk8 A 2061696 1018176796 21 10240 0 0rpvstat -n コマンドを使用して、サイトを接続するネットワークの状況と使用状況を確認できます。 rpvstat -A コマンドを使用すれば、非同期入出力操作の状況を確認できます。 rpvstat -C コマンドを使用すれば、キャッシュ論理ボリュームの統計を確認できます。
- 以下のコマンドを実行して、ネットワーク接続が適切であること、および物理ボリューム (PV) ディスクの状態がアクティブであることを確認します。