管理情報ベース (Management Information Base)
管理情報ベース (MIB) は、ネットワーク管理に関連する情報を含むデータベースです。
データベースは、概念的にはツリーとして編成されています。 このツリーの上部構造は、Requests for Comments (RFC) 1155 および RFC 1213 で定義されています。 ツリーの内部ノードは、組織または機能ごとのサブディビジョンを表します。 MIB 変数値は、このツリーのリーフに保管されます。 したがって、個々の変数値はすべて、ツリーのルートからの固有のパスに対応します。 ノードの子には、左から右に 1 から順に番号が付けられます。これにより、ツリー内のすべてのノードに固有の名前が付けられます。この名前は、ツリーのルートからノードまでのパスを構成するノード番号のシーケンスで構成されます。 MIB ツリーのセクション例の図 (図 1) は、MIB ツリーのセクションの関係を示しています。

ここで、インターネットのネットワーク管理データは、パス 1.3.6.1.2.1によってアクセスされるサブツリーに保管されます。 この表記は、ノード番号をピリオドで区切って数値のパス名を記述する従来の方法です。 RFC 1213 で定義されているすべての変数は、この接頭部で始まる数値名を持ちます。
典型的な変数値は、MIB ツリー上のリーフの図に示すように、リーフとして保管されます (図 2)。

MIB マネージャー・データは、変数の値を、固有の名前を持つ変数の各インスタンスに関連付けます。 例えば、 1.3.6.1.2.1.1.1.0 はシステム記述の固有の名前であり、ホストの稼働環境を記述するテキスト・ストリングです。 そのようなストリングが 1 つしか存在しないため、変数名 1.3.6.1.2.1.1.1 (0 で表される) のインスタンスは、この使用のためにのみ予約されています。 「複数インスタンス変数」図 (図 3) に示すように、他の多くの変数には複数インスタンスがあります。

経路に関する情報を含む各変数には、経路の宛先の Internet Protocol (IP) アドレスであるインスタンスがあります。 その他の変数には、インスタンスを形成するためのより複雑な規則があります。 変数 name は関連データのグループを一意的に識別しますが、変数 instance はグループ内の特定の項目の固有の名前です。 例えば、 1.3.6.1.2.1.4.21.1.10 はインスタンスが経路存続期間である変数の名前であり、 1.3.6.1.2.1.4.21.1.10.127.50.50.50 は IP アドレスが 127.50.50.50であるホストへの経路の存続期間が含まれているインスタンスの名前です。
インターネット・アドレスおよびルーティングについて詳しくは、「 AIX® バージョン 7.1 ネットワークおよび通信管理」の「TCP/IP アドレッシング」および「TCP/IP ルーティング」を参照してください。