batch コマンド
目的
システムのロード・レベルが許可するとジョブを実行します。
構文
バッチ
説明
batch コマンドは、後で実行するコマンドの名前を標準入力から読み取り、システムのロード・レベルが許可されたときにそのジョブを実行します。 batch コマンドは、ユーザーが出力をリダイレクトしない限り、スケジュールされたコマンドに関して標準出力からのすべての出力と標準エラーをユーザーに通知します。 また、ジョブ番号とスケジュールされた時刻を標準エラーに書き込みます。
batch コマンドを実行すると、変数がシェル環境と現行ディレクトリーに保存されます。ただし、オープン・ファイルのディスクリプター、トラップ、および優先順位は保存されません。
batch コマンドは、at -q b -m now コマンドを入力するのと同じです。 -q b フラグは、バッチ・ジョブ用の at キューを指定します。
終了状況
このコマンドは、以下の終了値を戻します。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 0 | 正常終了。 |
| >0 | エラーが発生しました。 |
例
システム・ロードで許可されるとジョブが実行されるようにするには、次のように入力します。
batch <<!
longjob
!この例は、「here ドキュメント」を使って batch コマンドに標準入力を送る方法を示しています。
ファイル
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| /usr/bin/batch | batch コマンドが入っています。 |
| /bin/batch | batch コマンドへのシンボリック・リンクです。 |
| /var/adm/cron | cron デーモンのメイン・ディレクトリーを示します。 |
| /var/spool/cron/atjobs | スプーリング領域を示します。 |