userdel コマンド

目的

ユーザー・アカウントを除去します。

構文

userdel [ -r ] login

説明

userdel コマンドは、login パラメーターによって識別されたユーザー・アカウントを除去します。 このコマンドは、デフォルトによりユーザーのホーム・ディレクトリーを除去せずに、ユーザーの属性を除去します。 ユーザー名は既に存在していなければなりません。 -r フラグが指定された場合、userdel コマンドはユーザーのホーム・ディレクトリーも除去します。

AIX_USERDEL_RECURSIVE_DEL 環境変数が設定されている場合、userdel コマンドは、除去されたユーザーに属するディレクトリーおよびファイルを再帰的に削除します。別のユーザーが同じホーム・ディレクトリーを使用している場合、そのユーザーのファイルおよびディレクトリーは保持されます。削除されたユーザーのディレクトリーに別のユーザーによって所有されるコンテンツが含まれる場合、そのユーザーのディレクトリー所有権は、アクセス権 777 およびスティッキー・ビットのセットを持つユーザー nobody に変更されます。この操作は、同じホーム・スペースを使用することによって影響を受けたユーザーがディレクトリーおよびそのコンテンツに引き続きアクセスできるようにするために実行されます。userdel コマンドを実行した後、影響を受けたディレクトリーのアクセス権と所有権を新しいユーザーに直ちに変更することは非常に重要です。システム管理者は、無許可のアクセスを回避するために、影響を受けたディレクトリーのアクセス権と所有権の設定を変更することができます。

管理ユーザーを除去できるのは、root ユーザーまたは UserAdmin 権限を持つユーザーに限られます。 管理ユーザーとは、/etc/security/user ファイルで admin=true を設定されたユーザーのことです。

フラグ

項目 説明
-r ユーザーのホーム・ディレクトリーを除去します。他のファイルシステムにあるファイルは手動で検索して削除する必要があります。他のユーザーと共有されているホーム・ディレクトリーを除去すると、システムは整合性がない状態のままになる場合があります。

終了状況

項目 説明
0 コマンドは正常に完了しました。
>0 エラーが発生しました。

セキュリティー

RBAC ユーザーおよび Trusted AIX ユーザーへの注意: このコマンドは特権命令を実行できます。 特権命令を実行できるのは特権ユーザーのみです。 権限および特権についての詳細情報は、「セキュリティー 」の『特権コマンド・データベース』を参照してください。 このコマンドに関連した特権および権限のリストについては、lssecattr コマンドまたは getcmdattr サブコマンドの項を参照してください。

  1. ユーザー davis アカウントとその属性をローカル・システムから除去するには、次のように入力します。
    userdel davis

位置

/usr/sbin/userdel

ファイル

userdel コマンドには、以下のファイルに対する読み取りおよび書き込み権があります。

項目 説明
/etc/passwd ユーザーの基本属性が入っています。
/etc/security/user 拡張ユーザー属性が入っています。
/etc/security/user.roles ユーザーの管理ロール属性が入っています。
/etc/security/limits ユーザーごとのリソース・クォータおよび制限を定義します。
/etc/security/environ ユーザーの環境属性が入っています。
/etc/security/audit/config 監査構成情報が入っています。
/etc/security/lastlog ユーザーの最新ログイン属性が入っています。
/etc/group グループの基本属性が入っています。
/etc/security/group 拡張グループ属性が入っています。