swts コマンド

目的

シン・サーバーを別の COSI に切り替えます。

構文

swts -c Image [ -n |-t Time] [-v ] ThinServer

説明

swts コマンドは、シン・サーバーを別の共通オペレーティング・システム・イメージ (COSI) に切り替えます。 -t フラグが指定された場合、シン・サーバーは、Time パラメーターによって指定された時点に、新規共通イメージに切り替わります。 Time の値は、有効な cron タブ・エントリーでなければなりません。 有効な cron 時エントリーの作成については、crontab コマンドを参照してください。

swts コマンドは、NIM マスターまたはシン・サーバーのいずれでも実行できます。 シン・サーバーが新規共通イメージに切り替えられると、このシン・サーバーの /inst_root ディレクトリー内のファイルは、新規共通イメージと同期します。

フラグ

項目 説明
-c Image シン・サーバーの切り替え先の共通イメージを指定します。
-n -c フラグを指定して NIM 管理者によってセットアップされた新規共通 OS イメージに、シン・サーバーが切り替えるのを許可するオプションを指定します。 シン・サーバーから実行中のユーザーが引数なしに swts コマンドを実行する必要があるのは、共通 OS イメージを切り替える場合のみです。
-t Time シン・サーバーの切り替えをより都合のよいときに行えるようにする cron エントリーを指定します。
-v swts コマンドの実行時に、詳細デバッグ出力を使用可能にします。

終了状況

項目 説明
0 コマンドは正常に完了しました。
>0 エラーが発生しました。

セキュリティー

アクセス制御: swts コマンドの実行には root 権限が必要です。

  1. lobo というシン・サーバーの cosi1 共通イメージを cosi2 という共通イメージに切り替えるには、次のように入力します。
    swts -c cosi2 lobo
    lobo シン・サーバーは再初期化され、cosi2 がその新規オペレーティング・システムです。
  2. 12 月 25 日 (日曜日) の真夜中に lobo というシン・サーバーの cosi1 共通イメージを cosi2 という共通イメージに切り替えるには、次のように入力します。
    swts -c cosi2 -t "0 0 25 12 0" lobo
    lobo シン・サーバーは、cosi2 に切り替わる、12 月 25 日 (日曜日) の真夜中まで、cosi1 共通イメージの使用を続けます。

位置

/usr/sbin/swts

ファイル

項目 説明
/etc/niminfo NIM により使用される変数が入っています。