settime コマンド

目的

ファイルのアクセス時刻と変更時刻を更新します。

構文

settime [ [ MMddhhmm[yy ] ] | [ -f ReferenceFile ] ] File ...

説明

settime は、デフォルトでは、現行のアクセス時刻と 変更時刻を使用して、引数ファイルを更新します。ファイルが存在しない 場合は、ファイルは作成されません。ファイルが存在しない 場合も、settime コマンドは自動的に操作を継続します。

注: settime コマンドでは、2038 年以降の日付は無効です。

フラグ

項目 説明
-f ReferenceFile 現在時刻の代わりに、ReferenceFile の該当時刻を使用します。

パラメーター

項目 説明
MMddhhmm[yy] settime コマンドの時刻形式 は、MMddhhmm また は MMddhhmmyy です。 ここで MM は 2 桁による月の 表記、dd は 2 桁による日付の 表記、hh は 2 桁による時間の 表記、mm は 2 桁による分数の 表記、yy は 2 桁による年の表記です。
File 1 つのファイルの名前を指定するか、またはスペースで区切ったファイル・リストを指定します。

終了状況

0
コマンドは正常に完了しました。
>0
エラーが発生しました。

settime の戻りコードは、時刻を正常に修正でき なかったファイルの数です。

  1. ファイル「infile」のアクセス時刻と変更時刻を現在時刻に更新するには、 次のように入力します。
    settime infile 
  2. ファイル「infile」のアクセス時刻と変更時刻を「reffile」と 同じにするには、次のように入力します。
    settime -f reffile infile
  3. 複数のファイルのアクセス時刻と変更時刻を更新するには、次のように入力します。
    settime file1 file2 file3 
  4. ファイルのアクセス時刻と変更時刻を 2002 年 4 月 9 日 23 時 59 分に更新するには、 次のように入力します。
    settime 0409235902 infile

ファイル

項目 説明
/usr/bin/settime settime コマンドが入っています。