scls コマンド

目的

モジュール名とドライバー名のリストを作成します。

構文

scls-c -l ] [ -m sc_module_name ] [ Module ... ]

説明

scls コマンドは、 現在の Portable Streams Environment (PSE) 構成を照会する手段を提供します。 scls コマンドは、モジュール名およびドライバー名のリストを生成します。 拡張されたリストを生成するために、フラグを使用できます。 コマンド・ラインのフラグ以降のパラメーターはすべてモジュール名またはドライバー名です。生成された出力は、それらの名前に対するものだけです。

注: scls コマンドには、sc STREAMS モジュールおよび nuls ドライバーが必要です。いずれか一方が使用できない場合、scls コマンドは正しく実行されません。

フラグ

項目 説明
-c インターフェース・ルーチンが呼び出された回数を示すリストを作成します。
-l 拡張タイプ、メジャー番号、module_info 構造に関係のある情報を示す詳細なリストを生成します。
-m sc_module_name によって指し示されたモジュールを、ストリーム・ヘッド直下の現行ストリームの上部にプッシュします。

-c フラグと -l フラグは同時には指定できません。

パラメーター

項目 説明
module 情報を出力するモジュール名またはドライバー名を指定します。
sc_module_name ストリーム・ヘッド直下の現行ストリームにプッシュする必要があるモジュール名を指定します。

ファイル

項目 説明
sc 動的にロード可能な STREAMS 構成モジュール。
nuls 動的にロード可能な STREAMS null デバイス。