/etc/mail/aliases ファイル
ここでは、/etc/mail/aliases ファイルの属性、内容、およびロケーションについて説明します。
/etc/mail/aliases ファイルは、次のフォーマットの一連のエントリーで構成されます。
Alias: Name1, Name2, ... NameX
alias には、ユーザーが選択する任意の英数字文字列を使用できます (ただし、@ または ! などの特殊文字は使用できません)。 Name1 から NameX は、1 つ以上の受信側の名前です。 この名前のリストは、複数の行にわたってもかまいません。 各継続行は、スペースまたはタブで始まります。 ブランク行および # (シャープ) で始まる行はコメント行です。
/etc/mail/aliases ファイルには、次の 3 つの別名を収めておく必要があります。
項目 | 説明 |
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MAILER-DAEMON | メール・プログラム・デーモン宛てのメッセージを受信するユーザーの ID です。 この名前は、次のように、当初は root ユーザーに割り当てられます。
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postmaster | ローカル・メール・システムの操作に責任を負うユーザーの ID です。 postmaster という別名は、ネットワーク内にある 1 つのシステムごとに 1 つの有効なメールボックス・アドレスを定義します。 このアドレスを使用すると、あるシステムにいるユーザーの正しいアドレスを知らなくても、そのシステムの postmaster 別名に照会を送信できます。 この名前は、次のように、当初は root ユーザーに割り当てられます。
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nobody | news および msgs などのプログラム宛てのメッセージを受信する ID です。
この名前は、次のように、当初は /dev/null: に割り当てられます。
これらのメッセージを受信するには、この別名を有効なユーザーとして定義します。 |
このファイルを変更した場合は、必ず、再コンパイルして、sendmail コマンドが使用できるデータベース・フォーマットにする必要があります。 別名データベースの構築を参照してください。