logform コマンド

目的

ジャーナル・ファイルシステム (JFS) ログとして使用するために論理ボリュームを初期化します。 拡張ジャーナル・ファイルシステム (JFS2) アウトライン・ログを初期化します。 インライン・ログを用いて既存の JFS2 ファイルシステムのインライン・ログを再フォーマットします。

構文

logform [ -V vfstype ] LogName

説明

logform コマンドは、論理ボリュームを JFS または JFS2 のログ・デバイスとして使用するために初期化します。 JFS ログ・デバイス、あるいは JFS2 アウトラインまたはインラインのログ・デバイスに対して logform コマンドを実行すると、いずれの場合もログ・デバイスにあるログ・レコードはすべて破壊されます。 このようにすると、ファイルシステムはそのリカバリー機能を失って、ファイルシステムのデータが損失することがあります。

既にアウトライン・ログを使用している JFS2 ファイルシステム用のオンライン・ログで logform コマンドを実行するときは、アウトライン・ログのデバイス・タイプは jfs2log にする必要があります。 このようにしないと、logform コマンドはエラーで終了します。

JFS2 ファイルシステム用のアウトライン・ログ・デバイスとして既存の論理ボリュームを再使用するときは、 論理ボリュームを削除してから、デバイス・タイプ jfs2log として再作成する必要があります。

JFS ファイルシステムのアウトライン・ログ・デバイスの場合、同じ規則が適用されます。 すなわち、新しい論理ボリュームの場合、タイプは jfslog でなければなりません。再使用の論理ボリュームの場合、その論理ボリュームを削除したうえで、論理ボリューム・タイプ jfslog としてそれを再作成する必要があります。ただし、logform は JFS ファイルシステムのログ・デバイスのタイプの検査は実行しません。 logform コマンドは、入力ログ・デバイスの論理ボリューム・タイプが誤っていると、エラーを報告しません。 そのため、ユーザーは論理ボリューム・タイプに誤りがないか注意する必要があります。

論理ボリューム・タイプが jfs2 のデバイスで logform コマンドを実行する場合は、デバイスにインライン・ログを持つファイルシステムがあると、 そのインライン・ログは再フォーマットされます。 デバイスにアウトライン・ログを持つファイルシステムがあると、エラーが報告されます。

logform コマンドを使用して、既存の JFS2 ファイルシステム用にインライン・ログをフォーマットする場合は、ファイルシステム・データは影響を受けません。ログ・レコードだけが破棄されます。 インライン・ログの論理ボリューム・タイプは、ファイルシステムのものと同じです。 JFS2 ファイルシステムのインライン・ログ論理ボリューム・タイプは jfs2 です。

JFS2 ファイルシステムの場合、logform は、最大 2047 M バイトのログをフォーマット設定します。 ログ・サイズが 2047 M バイトより大きい場合、2047 M バイトのみがフォーマット設定され、 残りはそのままで、使用されることもありません。

フラグ

項目 説明
-V vfstype [jfs | jfs2] vfstype を指定すると、ログをフォーマットする際のファイルシステムのタイプが指示されます。 このオプションを指定しないと、論理ボリュームのタイプが使用されます。 jfs2 ログ・デバイスの場合、このフラグは常に無視されるので注意してください。 logform コマンドは、-V フラグの値に従って論理ボリューム・タイプを変更することはできません。したがって、ユーザーは、logform コマンドを呼び出す前に、正しい論理ボリューム・タイプ (jfslog または jfs2log) を指定して論理ボリュームを作成してください。 このフラグは、できるだけ使用しないようにしてください。

パラメーター

項目 説明
LogName LogName パラメーターには、初期化する論理ボリュームへの絶対パス (例えば、/dev/jfslog1) を指定します。 logform コマンドがインライン・ログで実行される場合は、LogName がファイルシステムのデバイス名です。

セキュリティー

RBAC ユーザーおよび Trusted AIX ユーザーへの注意: このコマンドは特権命令を実行できます。 特権命令を実行できるのは特権ユーザーのみです。 権限および特権についての詳細情報は、「セキュリティー」の『特権コマンド・データベース』を参照してください。 このコマンドに関連した特権および権限のリストについては、lssecattr コマンドまたは getcmdattr サブコマンドの項を参照してください。

  1. 新しく作成されたボリューム・グループに JFS ログ・デバイスを作成するには、最初に次のように jfslog タイプの論理ボリュームを作成します。
    mklv -t jfslog -y jfslog1 newvg 1
    このコマンドは、ボリューム・グループ newvgjfslog1 という名前の jfslog 論理ボリュームを作成します。 この論理ボリュームのサイズは、1 論理区画です。
  2. 作成された jfslog1 論理ボリュームをフォーマットするには、次のように入力します。
    logform /dev/jfslog1
    これで、jfslog1 論理ボリュームを JFS ログ・デバイスとして使用することができます。
  3. ファイルシステム・デバイス /dev/fslv00 上にあり、/j2 と呼ばれる既存のファイルシステム用のインライン・ログをフォーマットするには、次のように入力します。
    logform /dev/fslv00
    これは、ファイルシステム /j2 のインライン・ログをフォーマットしますが、 ファイルシステムにあるデータには触りません。

ファイル

項目 説明
/etc/filesystems 既知のファイルシステムをリストし、ログ・デバイスなどの特性を定義します。