host9 コマンド
目的
DNS 検索を実行します。
構文
host9 [ -aCdlrsTwv ] [ -c class ] [ -N ndots ] [ -R number ] [ -t type ] [ -W wait ] [ -m flag ] [ -4 ] [ -6 ] name [ server ]
説明
host9 コマンドは、DNS 検索を実行するための簡易ユーティリティーです。このコマンドを使用すると、名前を IP アドレス (またはその逆) に変換することができます。host9 コマンドに引数やオプションを指定しない場合は、コマンド・ラインの引数とオプションの要約が出力されます。
フラグ
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| -a | -v -t * のフラグを使用する場合と同じです。 |
| -c class | 指定されたクラスの DNS 照会を行うように指示します。 このフラグを使用すると、Hesiod クラスまたは Chaosnet クラスのリソース・レコードを検索することができます。 デフォルトのクラスは IN (インターネット) です。 |
| -C | ゾーンに対してリストされたすべての権限ネームサーバーからのゾーン名の SOA レコードを表示します。そのゾーンに対して検出された NS レコードにより、ネームサーバーのリストが定義されます。 |
| -d | 詳細出力を生成します。このフラグは -v フラグと同じように機能します。 |
| -l | リスト・モードを指定します。これにより、host9 コマンドがゾーン名に対してゾーン転送を実行します。NS、PTR およびアドレス・レコード (A/AAAA) を出力するゾーンを転送します。-l フラグを -a フラグと一緒に使用すると、host9 コマンドはすべてのレコードを出力します。 |
| -m flag | メモリー使用デバッグ・フラグのレコード、使用、およびトレースを設定します。 |
| -N ndots | 名前内に表示されるドットの数を設定します (絶対として考えられるため)。デフォルト値は、/etc/resolv.conf ファイル内の ndots ステートメントを使用して定義された値、または ndots ステートメントが存在しない場合は 1 です。より少ないドット数を持つ名前は相対名として解釈され、検索内にリストされたドメイン内または /etc/resolv.conf ファイル内のドメイン指示内で検索されます。 |
| -r | host9 コマンドで、通常は他のネームサーバーへの参照である非再帰照会を行い、これらの照会への応答を受信することで、ネームサーバーの動作を模倣できるようにします。 |
| -R number | 検索に対する UDP の再試行回数を変更します。number 値は、host9 コマンドが応答のない照会を繰り返す回数を示します。デフォルトの再試行回数は 1 です。この数値が負またはゼロの場合は、再試行回数がデフォルトの 1 になります。 |
| -s | SERVFAIL 応答で応答するサーバーがある場合に、照会を次のネームサーバーに送信しないように host9 コマンドに知らせます。 |
| -t type | 照会タイプを選択します。このタイプには、CNAME、NS、SOA などの認識されている照会タイプを指定できます。照会タイプが指定されていない場合は、host9 コマンドにより適切な照会タイプが自動的に選択されます。デフォルトでは A レコードが検索されますが、-C フラグを指定した場合は SOA レコードに対して照会が行われ、名前がドット 10 進数の IPv4 アドレスまたはコロンで区切られた IPv6 アドレスである場合は host9 コマンドにより PTR レコードに対して照会が行われます。IXFR の照会タイプを選択した場合は、等号の後に開始シリアル番号を追加して開始シリアルを指定することができます (例: -t IXFR=12345678)。 |
| -T | ネームサーバーの照会時に TCP 接続を使用します。 ゾーン転送 (AXFR) 要求など、TCP を必要とする照会に対して TCP が自動的に選択されます。 |
| -v | 詳細出力を生成します。このフラグは -d フラグと同じように機能します。 |
| -w | 応答を永続的に待機します。応答を待機する時間は、ハードウェアの整数の最大値による秒数に設定されます。 |
| -W wait | wait 秒間待機します。 wait 値が 1 より小さい場合は、待機間隔が 1 秒に設定されます。 |
| -4 | host9 コマンドで IPv4 照会のトランスポートのみを使用するようにします。 |
| -6 | host9 コマンドで IPv6 照会のトランスポートのみを使用するようにします。 |
| name | 検索するドメイン名を指定します。これにはドット 10 進数の IPv4 アドレスまたはコロンで区切られた IPv6 アドレスを指定することもできます。この場合、host9 コマンドはそのアドレスに対して逆検索を実行します。 |
| server | オプションの引数 (host9 コマンドが、/etc/resolv.conf ファイル内にリストされたサーバーの代わりに、照会するネームサーバーの名前または IP アドレス) を指定します。 |
IDN サポート
host9 コマンドが国際化ドメイン名 (IDN) サポートを使用してビルドされている場合は、非 ASCII のドメイン名を受け入れて表示することができます。 host9 コマンドは、ドメイン名の文字エンコードを適切に変換してから、DNS サーバーに要求を送信したり、サーバーからの応答を表示します。何らかの理由で IDN サポートをオフにする場合は、IDN DISABLE 環境変数を定義します。host9 コマンドの実行時にこの変数を設定すると、IDN サポートは使用不可になります。
ファイル
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| /etc/resolv.conf |
例
mephistoという名前のホスト・マシンのアドレスを表示するには、次のコマンドを入力します。
このコマンドは、次のような情報を表示します。host9 mephistomephisto is 192.100.13.5, Aliases: engr, sarah- アドレスが 192.100.13.1 のホスト・マシンを表示するには、次のコマンドを入力します。
このコマンドは、次のような情報を表示します。host9 192.100.13.1mercutio is 192.100.13.1 - ドメイン名が
test.ibm.comの MX レコードを表示するには、次のコマンドを入力します。
このコマンドは、次のような情報を表示します。host9 -n -t mx test.ibm.comtest.ibm.com mail is handled (pri=10) by test1.tt.ibm.com test.ibm.com mail is handled (pri=10) by test2.aix.ibm.com