SRC へのサブシステムの定義

サブシステムは、サブシステム・オブジェクトとして、SRC オブジェクト・クラスに定義されます。 サブサーバーは、サブサーバー・タイプのオブジェクトとして、SRC 構成データベースに定義されます。

各タイプのオブジェクトに関連付けられる構造体は、sys/srcobj.h ファイルで事前定義されます。

サブシステム・オブジェクトは、mkssys コマンドまたは addssys サブルーチンを使用して作成されます。 サブサーバー・タイプ・オブジェクトは、mkserver コマンドを使用して作成されます。 構成コマンドおよびサブルーチンを使用して、可能なオプションとパラメーターを すべて指定する必要はありません。 SRC では、事前設定済みのデフォルトを提供しています。 指定しなければならないのは、必須フィールドと、デフォルト以外の値を使用するフィールドだけです。

シェル・スクリプトを作成することによって、コマンド・ラインのディスクリプターの追加および変更を 行うことができます。 またこれらは、C インターフェースを使用しても追加または変更を行うことができます。 SRC オブジェクトの構成および変更には、コマンドとサブルーチンを使用することができます。

注: プログラミング・インターフェースの選択肢は、 利便性のためにのみ提供されています。

コマンド・ライン・データ、以下のコマンドを使用します。

コマンド 説明
mkssys SRC 構成データベースにサブシステム定義を追加します。
mkserver SRC 構成データベースにサブサーバー定義を追加します。
chssys SRC 構成データベース内のサブシステム定義を変更します。
chserver SRC 構成データベース内のサブサーバー定義を変更します。
rmssys SRC 構成データベースからサブシステム定義を除去します。
rmserver SRC 構成データベースからサブサーバー定義を除去します。

C インターフェースを使用する場合は、以下のサブルーチンを使用します。

サブルーチン 説明
addssys SRC 構成データベースにサブシステム定義を追加します。
chssys SRC 構成データベース内のサブシステム定義を変更します。
defssys デフォルト値を用いて、新しいサブシステム定義を初期化します。
delssys SRC 構成データベースからサブシステム定義を削除します。

注: chssys サブルーチンを用いて実行されるオブジェクト・コードは、 グループ・システムで実行する必要があります。

getssys SRC 構成データベースからサブシステム定義を取り出します。
getsubsvr SRC 構成データベースからサブサーバー定義を取り出します。

mkssys および mkserver の各コマンドは、コマンド・ラインに入力された値の追加または変更を行う前に、内部的に defssys サブルーチンをコールしてサブシステムおよびサブサーバーのデフォルト値を決定します。

getssys および getsubsvr の各サブルーチンは、SRC マスター・プログラムまたはサブシステム・プログラムが SRC 構成ファイルからのデータの検索を必要としたときに使用されます。