efsenable コマンド
目的
システムで暗号化ファイルシステム (EFS) 機能を活動化します。
構文
efsenable -a [ -v ] [ -k <algo> ] [ -f <cipher> ] [ -m <mode> ] [ -u <yes|no> ] [ -e <algo> ] [-d Basedn]
efsenable -q
説明
efsenable コマンドは、システムで EFS 機能を活動化します。このコマンドは、EFS 管理の鍵ストア、ユーザーの鍵ストア、およびセキュリティー・グループの鍵ストアを作成します。鍵ストアとは、EFS セキュリティー情報を含む鍵リポジトリーです。EFS 管理の鍵ストアへのアクセス・キーは、新規作成のアクティブなユーザーの鍵ストアとセキュリティー・グループの鍵ストアに保管されます。efsenable コマンドは、/var/efs ディレクトリーを作成します。/etc/security/user ファイルと /etc/security/group ファイルは、新しい EFS 属性で更新されます。また、efsenable コマンドは Config_Rules ODM データベースを更新します。
注: このコマンドを正常に機能させるには、Crypto Library (CLiC) パッケージの clic.rte がシステムにインストールされていなければなりません。この EFS コマンドでは、Role Based Access Control (RBAC) がシステムで使用可能になっている必要があります。これはデフォルトの設定です。
注: Crypto Library (CLiC) のファイルセット clic.rte.lib は、efsenable の AIX® リリース 6.1 TL3 およびそれ以降では最低限 4.6 でなければなりません。
フラグ
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| -a | システムで EFS 機能を活動化します。 |
| -d Basedn | LDAP サーバーに基本識別名 (DN) ou=UsrKeystore、ou=GrpKeystore、ou=EfsCookies、および ou=AdmKeystore を設定して、鍵ストアのローカル・ディレクトリー構造とともに鍵ストア・エントリーを容易に作成します。このフラグと一緒に引数として渡される Basedn は、鍵ストアの基本識別名の Basedn として使用されます。 |
| -v | 詳細モード。 |
| -k algo | キーのデフォルト・アルゴリズム。algo フラグは、次のいずれかの値になります。
|
| -f cipher | ファイルのデフォルト暗号。cipher フラグは、次のいずれかの値になります。
|
| -m mode | 鍵ストアのデフォルト・モード。mode フラグは、次のいずれかの値になります。
|
| -u [yes|no] | ユーザーがモードを変更できるかどうかを指定します。デフォルト値は「yes」です。 |
| -e algo | EFS 管理キーのアルゴリズム。可能な algo 値は、-k フラグのものと同じです。 |
| -q | 使用可能なアルゴリズムのリストを表示します。 |
終了状況
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 0 | コマンドは正常に実行されました。 |
| 1 | コマンドの実行中にエラーが発生しました。 |
| 2 | コマンド・ラインで構文エラーが発生しました。 |
セキュリティー
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| アクセス制御: | このコマンドは、root ユーザー、または aix.security.efs 権限を持ち、セキュリティー・グループのメンバーであるユーザーのみが実行できます。 |
例
- 使用可能なアルゴリズムを表示するには、次のように入力します。
efsenable -q - デフォルト・パラメーターを指定して EFS を活動化するには、次のように入力します。
efsenable –a - キーに対してデフォルト以外のアルゴリズム、およびファイルに対して暗号を指定して EFS を活動化するには、次のように入力します。
efsenable –a –k RSA_4096 –f AES_256_CBC –e RSA_4096 - LDAP サーバーにローカル・ディレクトリー構造とともに作成された基本 DN を使用して EFS を活動化するには、次のコマンドを入力します。
efsenable –a –d cn=aixdata
ファイル
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| /etc/security/user | EFS 属性の更新が入っています。 |
| /etc/security/group | EFS 属性の更新が入っています。 |
| /var/efs/users/ | ユーザーの鍵ストアのディレクトリーが入っています。 |
| /var/efs/groups/ | グループの鍵ストアのディレクトリーが入っています。 |
| /var/efs/efs_admin/ | EFS 管理の鍵ストアのディレクトリーが入っています。 |
| /var/efs/efsenabled | EFS がシステムで使用可能であることを示します。 |