dmf コマンド
目的
Network Data Administration Facility (NDAF) Admin Client 実行可能プログラムをインプリメントします。
構文
dmf verb object parameter flag
説明
dmf コマンドは、NDAF CLI をインプリメントします。NDAF CLI は NDAF (Network Data Administration Facility) Admin Client 実行可能プログラムのプログラム名です。 NDAF は、複数のマシンからなるネットワークにおいてファイルシステムの作成、配置、複製、継続管理、およびネームスペース統合を集中的に行うための AIX® ソリューションです。
dmf コマンドは NDAF のすべての CLI コマンドのプレフィックスになります。 これらのコマンドは、次のような整合性のある構造を持っています。共通プレフィックス、実行可能プログラムの実際の名前 (dmf)、create や delete などの verb、アクションが適用される オブジェクト、および後続のパラメーター (names など)。 これらのパラメーターは定位置パラメーターです。
オブジェクト
dmf コマンドと一緒に使用されるオブジェクトは次のとおりです。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| admin | dmadm (データ管理アドミニストレーター) デーモンを表し、admin サーバーの構成に使用されます。 dmadm デーモンが実行される 1 つのサーバー上には、このクラスのオブジェクトを 1 つだけ作成することができます。 dmadm デーモンが実行されるマシンでは、dms (データ管理サーバー) も実行されなければなりません。 admin オブジェクトが作成されると、同じ名前のサーバー・オブジェクトも作成されます。 |
| server | システムの dms (データ管理サーバー) デーモンを表します。また、このサーバー上でホストされるデータ用および汎用サーバー構成用のデフォルト属性も設定します。 |
| cell | セルを表します。 セルは、管理およびネームスペースの単位で、admin サーバーによりホストされますが、その admin サーバーによりホストされる他のすべてのセルからは独立しています。 セルには、dset からなる独自のネームスペースと、独自の NDAF 役割ベースのセキュリティー・オブジェクトが含まれます。 セルは、セルをホストする admin サーバーに定義されている任意のサーバーに配置されます (NFS エクスポートにより表示されます)。 |
| dset | NFS エクスポートされたデータ・パスからなる読み取りまたは書き込みデータ・セット (ローカル・ファイルシステムおよびクラスター・ファイルシステムでホストされるものを含む) を表します。 このオブジェクト・クラスは、dset を作成し、その属性とセル内の可視性を管理します (dmf mount オペレーション)。 |
| replica | dset の読み取り専用コピーを表します。コピーは複数のサーバーに配布できます。このオブジェクト・クラスは、レプリカを作成し、その属性、配置、およびセル内の可視性を管理します (dmf mount オペレーション)。 |
| role | オブジェクト管理権限を委任するために NDAF プリンシパルのセットに割り当てられた特権のセットを表します。 |
| status | admin サーバーが発行した要求の状況を表します。 |
verb
dmf コマンドと一緒に使用される verb は次のとおりです。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| オブジェクトの作成および削除 | |
| create | 論理オブジェクトを作成します。 |
| destroy | オブジェクトとそのすべての内容を破棄します。 |
| 既存オブジェクトの検査 | |
| enumerate | 作成された論理オブジェクトをリストします。 |
| show | オブジェクトの属性を表示します。status オブジェクトと一緒に使用すると、dmf コマンドと show verb は、以前の dmf コマンド要求をリストします。 |
| clear | 要求ヒストリーをクリアします。status オブジェクトとのみ使用できます。 |
| オブジェクト属性の更新 | |
| set | オブジェクトの非リスト属性の値を設定します。 |
| add_to | オブジェクトのリスト・ベースの属性にキーと値の項目を追加します。 |
| remove_from | オブジェクトのリスト・ベースの属性からキーと値の項目を除去します。 |
| データの更新およびアクセス | |
| update | replica オブジェクトにのみ使用できます。 元のソース dset の内容を使用して、レプリカおよびそのクローンのロケーションをリフレッシュさせます。 |
| source | レプリカのソース dset を変更します。 |
| master | 別のレプリカ・ロケーションをマスター・ロケーションとして選択します。 これは元々レプリカが作成された最初の場所です。マスター・ロケーションは移動できません。 |
| place | cell オブジェクト、replica オブジェクト、および dset オブジェクトにのみ使用できます。 cell オブジェクトの場合は、このアクションにより関連サーバーでの NFS マウント用にセルが使用可能になります。replica オブジェクトの場合は、このアクションにより関連サーバーで追加のコピー・ロケーションが作成されます。dset オブジェクトの場合は、このアクションを -m フラグと一緒に使用して、NDAF フレームワーク外にあるデータへのデータ委託を処理します。 |
| unplace | cell オブジェクト、replica オブジェクト、および dset オブジェクトにのみ使用できます。 cell オブジェクトの場合は、このアクションにより関連サーバーでの NFS マウント用にセルが使用不可になります。replica オブジェクトの場合は、このアクションにより関連サーバーでコピー・ロケーションが除去されます。dset オブジェクトの場合は、このアクションを–m フラグと一緒に使用して、NDAF フレームワーク外にあるデータへのデータ委託を除去します。 |
| mount | dset オブジェクトと replica オブジェクトとのみ使用できます。 このオブジェクトをセルの統合ネームスペースに表示します。 |
| unmount | dset オブジェクトと replica オブジェクトとのみ使用できます。 このオブジェクトをセルの統合ネームスペースで非表示にします。 |
| resolve | セル内でエクスポートされるパスに対応するオブジェクト (dset オブジェクトまたは replica オブジェクト) を検索します。 |
| 問題解決 | |
| repair | 選択されたサーバーをアンエクスポートして再エクスポートし、内部データ表記を修正します。 |
| validate | admin とオブジェクトのサーバー上の種々の内部オブジェクト・データベースでオブジェクトの整合性を検査します。 |
| check_adm | NDAF 管理データベース内の不整合を検出して報告します。 |
| check_serv | データ・サーバー・データベース内の不整合を検出して報告します。 |
| check_adm_serv | admin データ・サーバー・データベースの整合性を検査します。 |
フラグ
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| -a | 文字列パラメーターを付加されて、コマンドの送信先の admin サーバーを識別します。 区切り文字としてコロンを使用して、通信ポートを追加することができます。デフォルトでは、ポート 28000 が使用されます。 |
| -c | 文字列パラメーターを付加されて、このコマンドの対象であるオブジェクトを保持するコンテナーを識別します。 通常、コンテナーはセルですが、サーバーになることもあります。 |
| -d | 非同期に実行される要求を起動します。 コマンドは要求が起動されるとすぐに戻ります。 |
| -e | サーバー作成時に、作成されるオブジェクトが外部 NDAF サーバーを参照するものであって、実際に NDAF データ・サーバーを実行するものではないことを指定します。 |
| -f | destroy または unplace verb と一緒に使用されると、確認プロンプトを出さずにコマンドを強制実行します。 |
| -m | 作成される dset のデータが NDAF の外部で管理されることを指定します (これは通常クラスター・マシンに使用されます)。 |
| -o | 文字列パラメーターが付加されて、このコマンドの処理対象であるオブジェクトの名前を指定します (dset オブジェクト、replica オブジェクト、または role オブジェクト)。 |
| -r | admin サーバーが生成した要求に UUID (ID) が割り当てたコンソールに、CLI の出力を表示させます。 これは dmf show status コマンドによる要求の完了のトラッキングに便利です。 |
| -w | タイムアウトする前に CLI が操作の非同期部分の完了を待機する時間を指定します (デフォルトは 120 秒です)。 このフラグは数値パラメーターをとります。 単位は秒です。 |
verb の詳細説明
オブジェクトの作成および削除
create
この verb の構文は次のとおりです。
dmf create object [params]
create verb は、論理オブジェクトを作成します。 一緒に指定するパラメーターは、オブジェクトのコンテナーを指すものでなければなりません。 作成するオブジェクトの型により、必要なパラメーターの数が異なります。
パラメーター
| 項目 | 説明 | |
|---|---|---|
| object | 作成するオブジェクトの型を指定します。 以下の値があります (それ以外のパラメーターはオブジェクトに依存します)。 | |
admin admin サーバーにパラメーターとして与える名前が必要です。このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
注:
dmf create admin my_admin と入力すると、my_admin サーバー・オブジェクトも作成されます。 |
||
server サーバーの名前、サーバーの DNS 名または IP アドレスとポートが必要です。このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
cell セルに与える名前が必要です。このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
dset dset の名前、ホスティング・サーバー、および (オプションで) サーバー上のローカル・パスが必要です。このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
replica レプリカの名前、ホスティング・サーバー、および (オプションで) サーバー上のローカル・パスが必要です。このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
role 作成するロールの名前が必要です。このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
destroy
この verb の構文は次のとおりです。
dmf destroy object [params]
destroy verb は、オブジェクトとそのすべての内容を破棄します。 指定されたオブジェクトに依存するオブジェクトも破棄されます。 例えば、dset が破棄されると、その内容もすべて破棄されます。 セルが破棄されると、そのセルの dset とレプリカもすべて破棄されます。 address パラメーターは、破棄するオブジェクトを指します。
パラメーター
| 項目 | 説明 | |
|---|---|---|
| object | 破棄するオブジェクトの型を指定します。 以下の値があります (それ以外のパラメーターはオブジェクトに依存します)。 | |
admin このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
server このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
cell このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
dset このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
replica このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
role このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
既存オブジェクトの検査
enumerate
この verb の構文は次のとおりです。
dmf enumerate object selector [params ]
enumerate verb は、コンテナー内のオブジェクト (セル内の dset など) のリストを取得します。 2 つの部分からなるパラメーターが必要です。
params パラメーターはオプションであり省略できます。このパラメーターは、? を使用して 1 つの文字と突き合わせ、* を使用して複数の文字と突き合わせるテキスト一致パターン内のフィルターです。このパラメーターは、フィルターに一致するオブジェクトにリストを制限するために使用されます。
| オブジェクト | セレクター | パラメーター |
|---|---|---|
| admin |
|
このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
| サーバー |
|
このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
| cell |
|
このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
| dset |
|
このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
| replica |
|
このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
show
この verb の構文は次のとおりです。
dmf show object [params]
show verb は、オブジェクトの属性を表示します。status オブジェクトと一緒に使用すると、このアクションにより admin サーバーの要求ヒストリーがリストされます。
パラメーター
| 項目 | 説明 | |
|---|---|---|
| object | 破棄するオブジェクトの型を指定します。 以下の値があります (それ以外のパラメーターはオブジェクトに依存します)。 | |
admin このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
server このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
cell このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
dset このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
replica このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
role このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
status このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
clear
この verb の構文は次のとおりです。
dmf clear status [-r] [-a admin_server]
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| -a admin_server | admin サーバーの DNS 名または IP アドレスを指定します。 区切り文字としてコロンを使用して、ポートを追加することができます。 |
| -r | 要求に割り当てられた uuid (ID) を表示します。 |
clear verb は、status オブジェクトと一緒に使用すると admin の要求ヒストリーをクリアします。その場合、ヒストリーのアクティビティーはすべて失われます。
オブジェクト属性の更新
set
この verb の構文は次のとおりです。
dmf set object key=value [params]
set verb は、オブジェクトの非リスト属性の値を設定します。 add_to verb の場合と異なり、これらは単一属性です。 set verb のパラメーターは、キーと値のペアです。
パラメーター
| 項目 | 説明 | |
|---|---|---|
| key | key パラメーターは、オブジェクト・タイプに応じて、以下のいずれかの値になります。
|
|
| key (続き) |
|
|
| object | オブジェクトの型を指定します。 以下の値があります (それ以外のパラメーターはオブジェクトに依存します)。 | |
server このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
cell このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
dset このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
replica このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
role このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
add_to
この verb の構文は次のとおりです。
dmf add_to object key=value [params]
add_to verb は、オブジェクトのリスト・ベースの属性にキーと値の項目を追加します。 add_to verb の追加パラメーターにより、影響を受ける NDAF オブジェクトが指定されます。
パラメーター
| 項目 | 説明 | |
|---|---|---|
| key | key パラメーターは、オブジェクト・タイプに応じて、以下のいずれかの値になります。
|
|
| object | オブジェクトの型を指定します。 以下の値があります (それ以外のパラメーターはオブジェクトに依存します)。 | |
admin このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
server このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
cell このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
dset このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
replica このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
role このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
remove_from
この verb の構文は次のとおりです。
dmf remove_from object key=value [params]
remove_from verb は、オブジェクトのリスト・ベースの属性からキーと値の項目を除去します。 remove_from verb の追加パラメーターにより、影響を受ける NDAF オブジェクトが指定されます。
dmf show コマンドを使用すると、属性リストを検査できます。
パラメーター
| 項目 | 説明 | |
|---|---|---|
| key | key はオブジェクト・タイプに応じて、以下のいずれかの値になります。
|
|
| object | オブジェクトの型を指定します。 以下の値があります (それ以外のパラメーターはオブジェクトに依存します)。 | |
admin このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
server このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
cell このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
dset このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
replica このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
role このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
データの更新およびアクセス
update
この verb の構文は次のとおりです。
dmf update replica [-d | -w timeout] [-r] [-a admin_server] [-c container] [ -o object]
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| -a admin_server | admin サーバーの DNS 名または IP アドレスを指定します。 区切り文字としてコロンを使用して、ポートを追加することができます。 |
| -c container | セル名を指定します。 |
| -d | コマンドを非同期で実行すべきことを指定します。 |
| -o object | このコマンドの処理対象となるオブジェクトの名前を指定します。 |
| -r | 要求に割り当てられた uuid (ID) を表示します。 |
| -w timeout | コマンドが完了前に待機できる時間を指定します。 |
update verb は、元のソース dset の内容を使用して、レプリカおよびそのクローンのロケーションをリフレッシュさせます。
source
この verb の構文は次のとおりです。
dmf source replica source_dset [-r] [-a admin_server] [ -c container] [-o object]
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| -a admin_server | admin サーバーの DNS 名または IP アドレスを指定します。 区切り文字としてコロンを使用して、ポートを追加することができます。 |
| -c container | セル名を指定します。 |
| -o object | このコマンドの処理対象となるオブジェクトの名前を指定します。 |
| source_dset | レプリカの新規ソースになる dset を指定します。 |
| -r | 要求に割り当てられた uuid (ID) を表示します。 |
source verb は、レプリカのソース dset を変更します。
master
この verb の構文は次のとおりです。
dmf master replica server [ path] [-r] [-a admin_server] [-c container] [-o object]
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| -a admin_server | admin サーバーの DNS 名または IP アドレスを指定します。 区切り文字としてコロンを使用して、ポートを追加することができます。 |
| -c container | セル名を指定します。 |
| -o object | このコマンドの処理対象となるオブジェクトの名前を指定します。 |
| path | レプリカ・ロケーションのパスを指定します。 |
| -r | 要求に割り当てられた uuid (ID) を表示します。 |
| server | サーバー名を指定します。 |
master verb は、別のレプリカ・ロケーションをマスター・ロケーションとして選択します。 これはレプリカのマスター・ロケーションの変更が必要な場合に使用します。 マスター・ロケーションは、いずれかの update コマンドで更新された最初のロケーションです。 その他のロケーションは、後で非同期に更新されます。マスター・ロケーションは移動できません。また、マスター・ロケーションは、データ更新を他のロケーションに送信するために使用します。 このため、このロケーションは、適切なデータ転送パフォーマンスを提供するために慎重に選択する必要があります。
place
この verb の構文は次のとおりです。
place verb は、サーバーにオブジェクトを配置します。 セル、レプリカ、または dset に適用できます。 パラメーターはオブジェクトの型により異なります。 セルとレプリカまたは dset では、アクションが異なります。
セルの場合、place verb はサーバーを通してセルが可視になるようにするために使用します。 セルはサーバーの nfsroot の下にエクスポートされ、マウント済み dset およびレプリカへの参照が入ります。 dmf place cell コマンドのパラメーターは、サーバーの名前です。このパラメーターを指定した場合、セルのルート・ネームスペースがそのサーバーに配置されます。
dmf place replica my_server local_path -a my_admin -c
my_cell -o my_replicadmf place dset my_external_server external_server_path -m
-a my_admin -c my_cell -o my_dsetplace dset アクションは、GPFS などのクラスター・ファイルシステム環境でのみ使用可能です。その環境では、システムによる基礎データの一貫したビューを前提としており、NDAF によるビューは前提としません。
パラメーター
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| cell | このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
| dset | このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
| replica | このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
unplace
この verb の構文は次のとおりです。
セルとレプリカの両方をサーバーから配置解除できます。このアクションは、セル、dset、またはレプリカ上で dmf unplace が使用されるかどうかで異なります。
セル・オブジェクトの場合、unplace アクションにより、NFS ユーザーがサーバー上でセルをマウントできないようにします。
dmf unplace cell server [ -r] [-f] [-a admin_server ] [-c container]
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| -a admin_server | admin サーバーの DNS 名または IP アドレスを指定します。 区切り文字としてコロンを使用して、ポートを追加することができます。 |
| -c container | セル名を指定します。 |
| -f | アクションを確認なしで強制実行します。 |
| -r | 要求に割り当てられた uuid (ID) を表示します。 |
| server | サーバー名を指定します。 |
unplace cell verb は、サーバーからセルを除去します。 dset またはレプリカのデータは除去されません。また、コマンド・ラインで指定されたサーバー上のこのデータへのパスもアンエクスポートされません。 このサーバーの他のクライアントは、依然としてデータにアクセスできます。 unplace cell verb は、そのサーバー上の NFS を介してセルをアンエクスポートします。他のサーバー上では、オブジェクトは可視のままです。
dset オブジェクトの場合は、unplace アクションにより NDAF 外にあるデータへの委託が除去されます。
dmf unplace dset server [path] [-r] [-f] [–m] [-a admin_server] [-c container] [–o object]
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| -a admin_server | admin サーバーの DNS 名または IP アドレスを指定します。 区切り文字としてコロンを使用して、ポートを追加することができます。 |
| -c container | セル名を指定します。 |
| -f | アクションを確認なしで強制実行します。 |
| -m | 作成される dset のデータが NDAF の外部で管理される (クラスター・マシンに使用される) ことを指定します。 |
| -o object | このコマンドの処理対象となるオブジェクトの名前を指定します。 |
| path | データが常駐し、除去される場所のパスを指定します。 |
| -r | 要求に割り当てられた uuid (ID) を表示します。 |
| server | サーバー名を指定します。 |
レプリカの場合、unplace アクションは、レプリカのロケーションを除去します。
dmf unplace replica server [path] [-r] [-f] [-a admin_server] [-c container] [–o object]
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| -a admin_server | admin サーバーの DNS 名または IP アドレスを指定します。 区切り文字としてコロンを使用して、ポートを追加することができます。 |
| -c container | セル名を指定します。 |
| -o object | このコマンドの処理対象となるオブジェクトの名前を指定します。 |
| -f | アクションを確認なしで強制実行します。 |
| path | データが常駐し、除去される場所のパスを指定します。 |
| -r | 要求に割り当てられた uuid (ID) を表示します。 |
| server | サーバー名を指定します。 |
レプリカの場合、unplace verb はそのサーバー上のレプリカのクローンのロケーションを除去します。 このロケーションはアンエクスポートされ、その内容は破棄されます。 このロケーションへの参照は、セル内のこのレプリカについて NFS が戻す参照リストから除去されます。 このレプリカのその他のロケーションは同じままです。 最初のレプリカ・ロケーション (create で作成されたロケーション) は、レプリカのマスター・ロケーション と呼ばれます。 このロケーションは、別のロケーションがマスター・ロケーションとして選択されて最初のロケーションに置き換わらない限り、配置解除することはできません (詳しくは、 master verb を参照してください)。
- セルは admin から配置解除できません。
- レプリカの最後のロケーションは配置解除できません。 代りに destroy verb を使用してください。
mount
この verb の構文は次のとおりです。
dmf mount object [params]
mount verb は、統合ネームスペースに dset またはレプリカをマウントして、セル内で NFS クライアントに可視にします。 実際には、dset (作成時に NFSv4 にエクスポートされたもの) またはレプリカへの NFSv4 参照がセルに追加されます。
パラメーター
| 項目 | 説明 | |
|---|---|---|
| object | 作成するオブジェクトの型を指定します。 以下の値があります (それ以外のパラメーターはオブジェクトに依存します)。 | |
dset このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
replica このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
unmount
この verb の構文は次のとおりです。
dmf unmount object [params]
パラメーター
| 項目 | 説明 | |
|---|---|---|
| object | 作成するオブジェクトの型を指定します。 以下の値があります (それ以外のパラメーターはオブジェクトに依存します)。 | |
dset このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
replica このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
resolve
この verb の構文は次のとおりです。
dmf resolve cell path [ -r] [-a admin_server] [-c container]
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| -a admin_server | admin サーバーの DNS 名または IP アドレスを指定します。 区切り文字としてコロンを使用して、ポートを追加することができます。 |
| -c container | セル名を指定します。 |
| path | 検索するパスを指定します。 |
| -r | 要求に割り当てられた uuid (ID) を表示します。 |
resolve verb は、セル内のパスに対応する dset またはレプリカを検索します。 パラメーターは、検索するパスです (与えられているパスは、dmf mount コマンドで指定された NDAF マウント・ポイントのパスです)。
問題解決
repair
この verb の構文は次のとおりです。
dmf repair server [-r] [-V] [-U] [-R] [-a <admin_server>] [-c <container>]
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| -r | 要求に割り当てられた uuid (ID) を表示します。 |
| -V | ロケーションを検証することを指定します (デフォルト)。 |
| -U | 不良ロケーションをアンエクスポートすることを指定します。 |
| -R | 不良ロケーションを修復することを指定します。 |
| -a value | ポートがコロン区切りを使用して追加される可能性のある admin サーバーの DNS 名または IP アドレスを指定します。 |
| -c value | サーバー名を指定します。 |
dmf repair コマンドは、データ・サーバーで dset とレプリカのリカバリーを行います。このコマンドを使用して、NDAF dset データと状態データがバックアップされる場合に、壊れたファイルシステムを復元したり、データ・サーバーを別のシステムに移行します。
-V フラグは、選択されたデータ・サーバー上の dset とレプリカのロケーションを検査するために使用します。フラグが設定されていない場合は、これがデフォルト・アクションです。
-V フラグにより矛盾が報告された場合は、-R フラグを使用して内部 dset とレプリカのディスクリプターを修復できます。 また、これは dset とレプリカのロケーションを再エクスポートします。
ロケーションが壊れている場合は、repair (-R) アクションを行う前に、それらのロケーションのアンエクスポートを要求できます。これを行うには、dmf repair コマンドを -U (アンマウント) フラグと一緒に実行します。アンエクスポート・アクションが行われると、バックアップからのファイルシステムを破棄、再作成、およびリカバリーすることができます。最後に、dmf repair server コマンドを -R オプションと一緒に使用して、サーバーをリカバリーし、ファイルシステム内の dset を再エクスポートします。
validate
この verb の構文は次のとおりです。
dmf validate object [params]
validate verb は、admin 上およびオブジェクトのサーバー上のオブジェクトの整合性を検査します。 admin サーバー・デーモンに照会が送られ、このデーモンが admin のデータベースとオブジェクトのサーバーのデータベースを照会します。 検出された整合性のある内容はすべて戻されます。
パラメーター
| 項目 | 説明 | |
|---|---|---|
| object | 検査するオブジェクトの型を指定します。 以下の値があります (それ以外のパラメーターはオブジェクトに依存します)。 | |
server このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
dset このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
replica このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
role このオブジェクト・パラメーターの構文は次のとおりです。説明:
|
||
check_adm
この verb の構文は次のとおりです。
dmf check_adm admin [-a machine]
check_adm verb は、NDAF 管理データベース内の不整合を検出して報告します。
check_serv
この verb の構文は次のとおりです。
dmf check_serv server [-a machine] [-c server]
check_serv verb は、データ・サーバー・データベース内の不整合を検出して報告します。
check_adm_serv
この verb の構文は次のとおりです。
dmf check_adm_serv admin [ -a machine] [-c server]
dmf check_adm_serv admin [ -a machine]
または
dmf check_adm_serv server [-a machine] [-c server]
check_adm_serv verb は、管理データ・サーバー・データベースの整合性を検査します。
終了状況
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 0 | コマンドは正常に完了しました。 |
| >0 | エラーが発生しました。 |
例
- admin オブジェクトとそれにリンクされたデータ・サーバーを、dms デーモンおよび dmadm デーモンが実行されるホスト名に作成するには、次のように入力します。
dmf create admin my_admin -a admin_host - 統合内に新しいサーバーを論理的に作成 (統合にサーバーを追加) し、新しいサーバーの名前を
server_name、DNS 名をserver_dns_nameとするには、次のように入力します。
該当のマシン上で dms デーモンが稼働している必要があります。dmf create server server_name server_dns_name -a admin_host - admin サーバーにセルを作成し、そのセルを NFS クライアントがマウントするネームスペースのルートにするには、次のように入力します。
dmf create cell my_cell -a admin_host - セル内に dset を作成し、その dset の名前を
my_dsetにするには、次のように入力します。
dset のデータはdmf create dset my_dset server_name server_path -a admin_host -c my_cellserver_pathのserver_dns_nameに存在することになります。 - dset のレプリカを作成するには、次のように入力します。
dmf create replica my_replica server_name replica_path -a admin_host -c my_cell -o my_dset
位置
/usr/bin/dmf