変数名
変数名は、データ・ファイルの辞書に格納されます。 変数名を設定する場合、またはコマンドで変数名によって変数を参照する場合は、以下の規則に従ってください。
- 各変数名は固有でなければならず、重複は許可されません。
- 変数名は最大 64 バイトの長さにすることができ、最初の文字は英字または @、 #、または $ のいずれかでなければなりません。後続の文字は、英字、数字、句読文字、およびピリオド (.) の任意の組み合わせにすることができます。 コード・ページ・モードでは、 64 バイトは通常、 1 バイト言語 ( 例えば、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ヘブライ語、ギリシャ語、アラビア語、タイ語 ) の 64 文字と、 2 バイト言語 ( 日本語、中国語、韓国語など ) の 32 文字を意味します。 コード・ページ・モードで 1 バイトしか使用しない文字列の多くは、Unicode モードでは 2 バイト以上使用します。 例えば、é はコード・ページ形式では 1 バイトですが、Unicode 形式では 2 バイトです。したがって、résumé はコード・ページ・ファイルでは 6 バイトで、Unicode モードでは 8 バイトです。注: 文字には、プラットフォームの文字セットでサポートされている言語で通常の単語を記述する際に使用される句読点以外の文字が含まれます。
- 変数名に空白文字を使用することはできません。
- 変数名の先頭にある # 文字は、スクラッチ変数であることを表します。 スクラッチ変数は、コマンド・シンタックスによってのみ作成できます。 新規の変数を作成するダイアログでは、変数の先頭の文字に # を指定することはできません。
- 先頭の $ 記号は、変数がシステム変数であることを示します。 $ 記号をユーザー定義変数の最初の文字として使用することはできません。
- ピリオド、アンダースコアー、$、#、および @ は、変数名に使用できます。 例えば、A._$@#1 は有効な変数名です。
- 変数名の先頭と末尾にはピリオドを使用できません。 先頭がピリオドの名前は無効です。末尾がピリオドの名前はコマンド終止符であると解釈される可能性があります。 新規の変数を作成するダイアログでは、変数名の先頭または末尾がピリオドの変数を作成することはできません。
- また、アンダースコアーも変数名の末尾には使用しないようにしてください。変数名の末尾にアンダースコアーを使用すると、コマンドやプロシージャーにより自動的に作成された変数の名前と重複する場合があります。
- 予約キーワードは、変数名として使用できません。 予約キーワードには、ALL、AND、BY、EQ、GE、GT、LE、LT、NE、NOT、OR、TO、WITH があります。
- 変数名は、大文字と小文字の組み合わせを使用できます。大文字と小文字は、表示のために保持されます。
- 長い変数名を出力する際、複数行に渡って表示するために途中で折り返す必要がある場合、アンダースコアー、ピリオド、および小文字から大文字に変化する場所で行が分割されます。