データ・ファイル、出力文書、およびシンタックス・ファイルの暗号化
ファイルをパスワードで暗号化することによって、データ・ファイル、出力文書、またはシンタックス・ファイルに保存されている機密情報を保護することができます。 暗号化すると、ファイルはパスワードを入力しなければ開くことはできません。 ファイル暗号化のオプションは、データ・ファイル、出力文書、およびシンタックス・ファイルの「名前を付けて保存」ダイアログで利用できます。 ソートしたデータ・ファイルを保存するときにも、データ・ファイルを暗号化することができます。
- パスワードがわからなくなった場合、復旧することはできません。 パスワードをなくした場合、ファイルを開くことはできません。
- パスワードは 10 文字以内で、大文字と小文字が区別されます。
強固なパスワードの作成
- 使う文字を 8 文字以上にします。
- パスワードに数字、記号、句読点を含めます。
"123"や"abc"などの数字または文字のシーケンスは避けて、"111aaa"などのように反復しないようにしてください。- 誕生日やニックネームなどの個人情報を含むパスワードは作成しないようにします。
- 定期的にパスワードを変更します。
暗号化されたファイルの変更
- 暗号化ファイルを開いて変更し、[ ファイル ] > [ 保存] を選択すると、変更されたファイルは同じパスワードで保存されます。
- 暗号化されたファイルのパスワードを変更するには、ファイルを開き、暗号化の手順を繰り返して、「ファイルの暗号化」ダイアログ・ボックスで異なるパスワードを指定します。
- 暗号化ファイルの暗号化されていない状態で保存またはドキュメントを出力するには、ファイルを開き、「ファイル」 >「名前を付けて保存」を選択し、「名前を付けてデータを保存」ダイアログ・ボックスで「パスワードでファイルを暗号化」を選択解除します。 暗号化されたシンタックス・ファイルの場合、ファイルを暗号化されていない状態で保存するには、「次のタイプで保存」ドロップダウン・リストから「シンタックス」を選択します。
注: 暗号化されたデータファイルと出力文書を、バージョン 21 より前のバージョンの IBM® SPSS® Statistics で開くことはできません。 暗号化されたシンタックス ファイルを、バージョン 22 より前のバージョンで開くことはできません。