ロジスティック回帰のカテゴリー変数の定義

ロジスティック回帰プロシージャーでのカテゴリー変数の処理方法を、詳しく指定することができます。

共変量。 メインのダイアログ・ボックスで指定された単独または交互作用の一部としての共変量が、層を問わずすべてリストされます。 これらの一部が文字列変数またはカテゴリー型である場合は、カテゴリー共変量としてのみ使用可能です。

「カテゴリー共変量」。 カテゴリーとして識別される変数をリストします。 変数ごとに、使用する対比コード化が括弧に入れて表記されます。 文字列変数 (名前の後の記号 < で示されます) は、「カテゴリー共変量」リストに既に含まれています。 「共変量」リストから他のカテゴリー共変量を選択し、「カテゴリー共変量」リストに移します。

「対比の変更」。 対比方法を変更できます。 選択可能な対比方法は次のとおりです。

  • 標識。 対比は、所属カテゴリーの有無を示します。 参照カテゴリーは、対比行列でゼロの行として表されます。
  • 単純。 参照カテゴリーを除く予測変数の各カテゴリーが、参照カテゴリーと比較されます。
  • 差分。 最初のカテゴリーを除く予測変数の各カテゴリーが、先行するカテゴリーの平均効果と比較されます。 逆 Helmert 対比とも呼ばれます。
  • Helmert。 最後のカテゴリーを除く予測変数の各カテゴリーが、後続のカテゴリーの平均効果と比較されます。
  • 繰り返し。 最後のカテゴリを除く予測変数の各カテゴリが、次のカテゴリと比較されます。
  • 多項式: 直交多項式の対比。 各カテゴリーが等間隔で配置されていると仮定されます。 多項式対比は、数値型変数にのみ使用できます。
  • 偏差。 参照カテゴリーを除く予測変数の各カテゴリーが、全体効果と比較されます。

「偏差」「単純」、または「指標」を選択した場合は、参照カテゴリーとして「最初」または「最後」を選択します。 「変更」をクリックするまで方法は実際に変更されないので注意してください。

文字列共変量はカテゴリー共変量でなければなりません。 「カテゴリー共変量」リストから文字列変数を削除するには、メインのダイアログ・ボックスで、その変数を包含するすべての項を「共変量」リストから削除する必要があります。

カテゴリー変数の定義

この機能を使用するには、 Custom Tables and Advanced Statisticsが必要です。

  1. メニューから次の項目を選択します。

    分析 > 回帰 > 2 項ロジスティック ...

  2. 「ロジスティック回帰」ダイアログ・ボックスで、「共変量」リストから 1 つ以上の変数を選択し、「カテゴリー」をクリックします。
  3. 「カテゴリー共変量」リストで、対比方法を変更する共変量を選択します。 同時に複数の共変量を変更できます。
  4. 「方法」ドロップダウン・リストから対比方法を選択します。
  5. 「変更」をクリックします。