CACHE

CACHE.

このコマンドは、アクティブなデータ・セットを読み取りません。 これは保管され、データ・セットを読み取る次のコマンドで実行が保留されます。 詳しくは、トピック「 コマンドの順序 」を参照してください。

仮想アクティブ・ファイルは、必要な一時ディスク・スペースの量を大幅に削減することができますが、「アクティブ」ファイルの一時コピーがないということは、プロシージャーごとに元のデータ・ソースを再読み取りする必要があることを意味します。 データベース・ソースから読み取られるデータ表の場合、これは、データを読み取る必要があるコマンドまたはプロシージャーに対して、データベースから情報を読み取る SQL 照会を再実行する必要があることを意味します。 ほぼすべての統計分析プロシージャーとグラフ作成プロシージャーがデータを読み取る必要があるため、実行するプロシージャーごとに SQL 照会が再実行されるため、多数のプロシージャーを実行すると、処理時間が大幅に増加する可能性があります。

分析を実行するコンピューター (ローカル・コンピューターまたはリモート・サーバー) に十分なディスク・スペースがある場合は、 CACHE コマンドを使用してアクティブ・ファイルのデータ・キャッシュを作成することにより、複数の SQL 照会を除去し、処理時間を短縮することができます。 CACHE コマンドは、次にプロシージャーを実行するためにデータが渡されるときに、すべてのデータを一時ディスク・ファイルにコピーします。 キャッシュを即時に書き込みたい場合は、 CACHE コマンドの後に EXECUTE コマンドを使用します。

  • 唯一の指定は、コマンド名 CACHEです。
  • 一時変数を使用するプロシージャーでは、キャッシュ・ファイルは書き込まれません。
  • データが既に一時ディスク・ファイルにあり、そのファイルが書き込み後に変更されていない場合、キャッシュ・ファイルは書き込まれません。

CACHE コマンドは、「ファイル」メニューの 「キャッシュ・データ」 項目から実行できます。

CACHE.
TEMPORARY.
RECODE alcohol(0 thru .04 = ’sober’) (.04 thru .08 = ’tipsy’) 
  (else = ’drunk’) into state.
FREQUENCIES var=state.
GRAPH...

FREQUENCIES プロシージャーの実行中は、キャッシュ・ファイルは書き込まれません。 これは、 GRAPH プロシージャーの実行中に書き込まれます。