変数の測定レベル
測定のレベルにスケール (間隔または比率尺度の数値データ)、順序、または名義を指定できます。名義データおよび順序データには、文字列型 (英数字) か数値型のいずれかを指定します。
- Nominal (名義). 本質的な順位を持たないカテゴリーを表す値である場合 (従業員の勤務先企業での部署など)、 変数を名義変数として取り扱うことができます。名義変数の例としては、 地域、郵便番号、宗教上の所属などが挙げられます。
- Ordinal (順序データ). 値が本質的な順位を持つカテゴリーを表す場合 (例えば、サービス満足度のレベルを 「非常に不満」から「非常に満足」までの順位で評価する場合) は、 変数を順序変数として扱うことができます。順序変数の例としては、 満足度や信頼度を表す得点や嗜好得点などが挙げられます。
- Scale (スケール). 意味のある測定基準を持つ順序カテゴリーを値が表しており、 値の間の距離の比較が可能である場合は、 変数をスケール (連続型) として扱うことができます。スケール変数の例としては、 年齢や、千ドル単位で表した所得が挙げられます。
注: 順序の文字列変数については、カテゴリーの本当の順序を反映させるため、文字列値はアルファベット順が仮定されています。例えば、値がlow、medium、high である文字列変数では、カテゴリーの順序はhigh、low、medium と解釈されますが、これは正しい順序ではありません。一般に、順序データを表す場合には、数値型コードを使用した方が信頼性が高いといえます。
変換によって作成された新しい数値変数、外部ソースからのデータ、およびバージョン 8 以前で作成された IBM® SPSS® Statistics データ・ファイルでは、デフォルトの測定レベルは次のテーブルの条件によって決定されます。条件は、テーブルの記載順に評価されます。データに一致する最初の条件の測定レベルが適用されます。
| 条件 | 測定レベル |
|---|---|
| 変数のすべての値がない | 名義 |
| 形式がドルまたはカスタム通貨である | 連続 |
| 形式が日付または時刻である (月と曜日を除く) | 連続 |
| 変数に非整数値が 1 つ以上含まれている | 連続 |
| 変数に負の値が 1 つ以上含まれている | 連続 |
| 変数に 10,000 未満の有効な値が含まれていない | 連続 |
| 変数に N 以上の有効な固有の値がある* | 連続 |
| 変数に 10 未満の有効な値がない | 連続 |
| 変数に N 未満の有効な固有の値が含まれている* | 名義 |
* N はユーザー指定のカットオフ値です。デフォルトは 24 です。
- カットオフ値は「オプション」ダイアログ・ボックスで変更できます。詳しくは、データ・オプションを参照してください。
- 「データ」メニューから「変数プロパティーの定義」ダイアログ・ボックスを開いて、正しい測定レベルを割り当てることができます。詳しくは、測定レベルの割り当てを参照してください。