数値関数

CLEM には、一般的に使われるさまざまな数値関数が用意されています。

表 1. CLEM 数値関数
関数 結果 説明
NUM 数値 NUM を否定する場合に用いられます。対応する数値の符号を逆にした値を返します。
NUM1 + NUM2 数値 NUM1NUM2 を合計した値を返します。
NUM1NUM2 数値 NUM1 から NUM2 を減算した値を返します。
NUM1 * NUM2 数値 NUM1NUM2 で乗算した値を返します。
NUM1 / NUM2 数値 NUM1NUM2 で除算した値を返します。
INT1 div INT2 数値 整数の除算を行うために用いられます。INT1INT2 で除算された値を返します。
INT1 rem INT2 数値 INT1INT2 で除算した剰余を返します。つまり、INT1 – (INT1 div INT2) * INT2 です。
INT1 mod INT2 数値 この関数は廃止されました。代わりに rem 関数を使用します。
BASE ** POWER 数値 POWER 乗までべき乗した BASE を返します。BASE と POWER はどちらも任意の数値です (ただし、POWER が整数の 0 以外のいずれかのデータ型のゼロの場合、BASE はゼロ以外である必要があります)。POWER が整数の場合は、BASE のべき乗を順次掛けていくことによって計算されます。したがって、BASE が整数の場合、結果は整数になります。POWER が整数の 0 の場合、結果は常に BASE と同じデータ型の 1 になります。POWER が整数ではない場合、結果は exp(POWER * log(BASE)) のように計算されます。
abs(NUM) 数値 NUM の絶対値を返します。この値は常に、同じデータ型の数値になります。
exp(NUM) 実数 NUM 乗までべき乗した e を返します。この e は自然対数の底です。
fracof(NUM) 実数 NUM–intof(NUM) として定義される、NUM の小数部を返します。
intof(NUM) 整数 引数を切り捨てて整数にします。NUM と同じ符号で、abs(INT) <= abs(NUM) のような最大の絶対値を持つ整数を返します。
log(NUM) 実数 NUM の自然対数 (底 e) を返します。NUM は、ゼロ以外でなければなりません。
log10(NUM) 実数 NUM の常用対数を返します。NUM は、ゼロ以外でなければなりません。この確率は log(NUM) / log(10) のように定義されます。
negate(NUM) 数値 NUM を否定する場合に用いられます。対応する数値の符号を逆にした値を返します。
round(NUM) 整数 NUM 外政の数の場合は intof(NUM+0.5) または NUM が負の数の場合は intof(NUM-0.5) を指定して NUM を整数に丸めます。
sign(NUM) 数値 NUM の符号を判断するために用いられます。NUM が整数の場合、この演算は -1、0、または 1 を返します。NUM が実数の場合、NUM が負、0、または正の値かによって、-1.0、0.0、または 1.0 を返します。
sqrt(NUM) 実数 NUM の平方根を返します。NUM は正でなければなりません。
sum_n(LIST) 数値 数値フィールドの LIST から合計値を返します。フィールドのすべての値が NULL の場合は、NULL を返します。
mean_n(LIST) 数値 数値フィールドの LIST から平均値を返します。フィールドのすべての値が NULL の場合は、NULL を返します。
sdev_n(LIST) 数値 数値フィールドの LIST から標準偏差を返します。フィールドのすべての値が NULL の場合は、NULL を返します。