空白値とヌル値処理関数

CLEM を使用して、フィールド内の特定の値を「空白」、つまり欠損値と見なすように指定することができます。空白値を処理する関数を次に示します。

表 1. CLEM の空白値関数とヌル値関数
関数 結果 説明
@BLANK(FIELD) Boolean 上流のデータ型ノードまたは入力ノードで設定された空白処理規則 (「データ型」タブ) にしたがって、値が空白のレコードに対して真を返します。
@LAST_NON_BLANK(FIELD) Any 上流の入力ノードまたはデータ型ノードで定義されるように、空白でない FIELD の最後の値を返します。それまでに読み込んだレコードの FIELD の値がすべて空白である場合は、$null$ を返します。ユーザー欠損値とも呼ばれる空白値は、各フィールドに個別に定義することができることに注意してください。
@NULL(FIELD) Boolean FIELD の値がシステム欠損値 $null$ の場合に true を返します。ユーザー定義の空白値など、他のすべての値については false を返します。両方を確認する場合は、@BLANK(FIELD) および @NULL(FIELD) を使用します。
undef Any 一般的に、CLEM$null$ 値を入力するために用いられます。例えば、置換ノードで空白値にヌルを挿入するために用いられます。

空白フィールドが、置換ノードで書き込まれる場合もあります。置換ノードおよびフィールド作成ノード (複数モードの場合) の両方で、特殊 CLEM 関数の @FIELD は、調査対象の現在のフィールドを表します。