比較関数

比較関数は、フィールドの値を互いに比較したり、指定した文字列と比較する場合に用いられます。例えば、文字列が等しいかどうかは、= を使用して確認することができます。次のように、文字列が等しいかどうかを調べます。Class = "class 1"

数値の比較を目的とする場合、greater (より大きい) は正の無限大に近いことを意味し、lesser (より小さい) は負の無限大に近いことを意味します。つまり、すべての負の数値は、すべての正の数値より小さいことになります。

表 1. CLEM 比較関数
関数 結果 説明
count_equal(ITEM1, LIST) 整数 フィールドの LIST から ITEM1と等しい数値を返します。ITEM1 が NULL の場合は、NULL を返します。
count_greater_than(ITEM1, LIST) 整数 フィールドの LIST から ITEM1より大きい数値を返します。ITEM1 が NULL の場合は、NULL を返します。
count_less_than(ITEM1, LIST) 整数 フィールドの LIST から ITEM1より小さい数値を返します。ITEM1 が NULL の場合は、NULL を返します。
count_not_equal(ITEM1, LIST) 整数 フィールドの LIST から ITEM1 と等しくない数値を返します。ITEM1 が NULL の場合は、NULL を返します。
count_nulls(LIST) 整数 フィールドの LIST から NULL 値の数を返します。
count_non_nulls(LIST) 整数 フィールドの LIST から NULL 値以外の数を返します。
date_before(DATE1, DATE2) Boolean 日付値の順序の確認に用いられます。DATE1DATE2 より前の場合に真 (true) を返します。
first_index(ITEM, LIST) 整数 フィールドの LIST から ITEMを含む最初のフィールドの索引、または値が見つからないなら 0 を返します。サポート対象は、文字列、整数、実数型のみです。
first_non_null(LIST) Any 提供されるフィールド・リストの最初の非ヌル値を返します。ストレージ・タイプはすべてサポート対象です。
first_non_null_index(LIST) 整数 非ヌル値を含む特定の LIST の最初のフィールドの索引、またはすべての値がヌル 0 を返します。ストレージ・タイプはすべてサポート対象です。
ITEM1 = ITEM2 Boolean ITEM1ITEM2 と等しい場合に真 (true) を返します。
ITEM1 /= ITEM2 Boolean 2 つの文字列が異なるか、同じでも 0 の場合に真 (true) を返します。
ITEM1 < ITEM2 Boolean ITEM1ITEM2 より小さい場合に真 (true) を返します。
ITEM1 <= ITEM2 Boolean ITEM1ITEM2 以下の場合に真 (true) を返します。
ITEM1 > ITEM2 Boolean ITEM1ITEM2 より大きい場合に真 (true) を返します。
ITEM1 >= ITEM2 Boolean ITEM1ITEM2 以上の場合に真 (true) を返します。
last_index(ITEM, LIST) 整数 フィールドの LIST から ITEMを含む最新のフィールドの索引、または値が見つからないなら 0 を返します。サポート対象は、文字列、整数、実数型のみです。
last_non_null(LIST) Any 提供されるフィールド・リストの最後の非ヌル値を返します。ストレージ・タイプはすべてサポート対象です。
last_non_null_index(LIST) 整数 非ヌル値を含む特定の LIST の最後のフィールドの索引、またはすべての値がヌル 0 を返します。ストレージ・タイプはすべてサポート対象です。
max(ITEM1, ITEM2) Any ITEM1 または ITEM2 のどちらか大きい方を返します。
max_index(LIST) 整数 数値フィールドの LIST から最大値を含むフィールドの索引、またはすべての値がヌルなら 0 を返します。例えば、3番目にリストされたフィールドに最大値がある場合は、インデックス値 3 を返します。複数のフィールドに最大値がある場合は、最初にリストされたもの(左端)を返します。
max_n(LIST) 数値 数値フィールドの LIST から最大値を返します。フィールドのすべての値が NULL の場合は、NULL を返します。
member(ITEM, LIST) Boolean ITEM が、指定された LIST のメンバーの場合に真 (true) を返します。それ以外の場合は、偽 (false) の値が返されます。また、フィールド名のリストを定義することもできます。
min(ITEM1, ITEM2) Any ITEM1 または ITEM2 のどちらか小さい方を返します。
min_index(LIST) 整数 数値フィールドの LIST から最小値を含むフィールドの索引、またはすべての値がヌルなら 0 を返します。例えば、3番目にリストされたフィールドに最小値がある場合は、インデックス値 3 を返します。複数のフィールドに最小値がある場合は、最初にリストされたもの(左端)を返します。
min_n(LIST) 数値 数値フィールドの LIST から最小値を返します。フィールドのすべての値が NULL の場合は、NULL を返します。
time_before(TIME1, TIME2) Boolean 時間値の順序の確認に用いられます。TIME1TIME2 より前の場合に真 (true) が返されます。
value_at(INT, LIST)   オフセットが有効値の範囲外の場合(つまり 1 以上またはリストされたフィールドの数値以下)、オフセット NT または NULL でそれぞれリストされたフィールドの値を返します。ストレージ・タイプはすべてサポート対象です。