入力ノードの共通プロパティー

すべての入力ノードに共通するプロパティーを次に一覧にします。その後に、特定のノードに関する情報が続きます。

例 1

varfilenode = modeler.script.stream().create("variablefile", "Var. File")
varfilenode.setPropertyValue("full_filename", "$CLEO_DEMOS/DRUG1n")
varfilenode.setKeyedPropertyValue("check", "Age", "None")
varfilenode.setKeyedPropertyValue("values", "Age", [1, 100])
varfilenode.setKeyedPropertyValue("type", "Age", "Range")
varfilenode.setKeyedPropertyValue("direction", "Age", "Input")

例 2

このスクリプトは、指定されたデータ ファイルに、複数行の文字列を表す Region というフィールドが含まれていることを前提とします。

from modeler.api import StorageType
from modeler.api import MeasureType

# Create a Variable File node that reads the data set containing
# the "Region" field
varfilenode = modeler.script.stream().create("variablefile", "My Geo Data")
varfilenode.setPropertyValue("full_filename", "C:/mydata/mygeodata.csv")
varfilenode.setPropertyValue("treat_square_brackets_as_lists", True)

# Override the storage type to be a list...
varfilenode.setKeyedPropertyValue("custom_storage_type", "Region", StorageType.LIST)
# ...and specify the type if values in the list and the list depth
varfilenode.setKeyedPropertyValue("custom_list_storage_type", "Region", StorageType.INTEGER)
varfilenode.setKeyedPropertyValue("custom_list_depth", "Region", 2)

# Now change the measurement to indentify the field as a geospatial value...
varfilenode.setKeyedPropertyValue("measure_type", "Region", MeasureType.GEOSPATIAL)
# ...and finally specify the necessary information about the specific
# type of geospatial object
varfilenode.setKeyedPropertyValue("geo_type", "Region", "MultiLineString")
varfilenode.setKeyedPropertyValue("geo_coordinates", "Region", "2D")
varfilenode.setKeyedPropertyValue("has_coordinate_system", "Region", True)
varfilenode.setKeyedPropertyValue("coordinate_system", "Region",
 "ETRS_1989_EPSG_Arctic_zone_5-47")
表 1. 入力ノードの共通プロパティー
プロパティー名 データ型 プロパティーの説明
direction Input Target Both None Partition Split 頻度 RecordID フィールドの役割のキープロパティー。 使用形式 : NODE.direction.FIELDNAME
注:InOut は廃止されました。今後のリリースではサポートが中断される場合があります。
type Range Flag Set Typeless Discrete Ordered Set Default フィールドのデータ型。このプロパティーを Default に設定すると、values プロパティーに関するすべての値は消去され、value_modeSpecify に設定すると、それが Read にリセットされます。value_modePass または Read がすでに設定されている場合、type の設定によって影響を受けることはありません。 使用形式 : NODE.type.FIELDNAME
storage Unknown String Integer Real Time Date Timestamp フィールドのストレージ・タイプ用読み込み専用キー・プロパティー。 使用形式 : NODE.storage.FIELDNAME
check None Nullify Coerce Discard Warn Abort フィールド・タイプと範囲の検査用のキー・プロパティー。 使用形式 : NODE.check.FIELDNAME
values [値 値] 連続型 (範囲) フィールドの場合、最初の値が最小値で最後の値が最大値になります。名義型 (セット型) フィールドの場合、すべての値を指定します。フラグ型の場合、最初の値が false (偽) を、最後の値が true (真) を表します。このプロパティーを設定すると、value_mode プロパティーの値が自動的に Specify に設定されます。ストレージは、リストの最初の値に基づいて決まります。例えば、最初の値が文字列 の場合、ストレージは String に設定されます。 使用形式 : NODE.values.FIELDNAME
value_mode Read Pass Read+ Current Specify 次のデータの受け渡し時にフィールドに値を 設定する方法を決定します。 使用形式 : NODE.value_mode.FIELDNAME このプロパティーに Specify を直接には設定できないことに注意してください。特定の値を使用するには、values プロパティーを設定します。
default_value_mode Read Pass すべてのフィールドに値を設定するための デフォルトの方法を指定します。 使用形式 : NODE.default_value_mode この設定による特定のフィールドの設定は、value_mode プロパティーを使用するとオーバーライドされることがあります。
extend_values フラグ value_modeRead に設定された場合に適用されます。新しく読み込んだ値を、フィールドの既存の値に追加する場合は、T を設定します。新しく読み込んだ値を優先して、既存の値を破棄する場合は、F を設定します。 使用形式 : NODE.extend_values.FIELDNAME
value_labels 文字列 値ラベルの指定に使用します。数値を先に指定します。
enable_missing フラグ T を設定した場合、フィールドの欠損値の追跡が有効になります。 使用形式 : NODE.enable_missing.FIELDNAME
missing_values [value value ...] 欠損データを示すデータ値を指定します。 使用形式 : NODE.missing_values.FIELDNAME
range_missing フラグ プロパティーが T に設定されている場合、フィールドに欠損値 (空白) の範囲が定義されているかどうかを指定します。 使用形式 : NODE.range_missing.FIELDNAME
missing_lower 文字列 range_missing が真 (true) の場合、欠損値範囲の下限値を指定します。 使用形式 : NODE.missing_lower.FIELDNAME
missing_upper 文字列 range_missing が真 (true) の場合、欠損値範囲の上限値を指定します。 使用形式 : NODE.missing_upper.FIELDNAME
null_missing フラグ このプロパティーが T に設定されていると、ヌル (ソフトウェアでは $null$ として表示される未定義値) は欠損値と見なされます。 使用形式 : NODE.null_missing.FIELDNAME
whitespace_missing フラグ このプロパティーが T に設定されていると、空白値 (スペース、タブ、および改行) だけを含む値は欠損値とみなされます。 使用形式 : NODE.whitespace_missing.FIELDNAME
description 文字列 フィールドのラベルまたは説明の指定に使用します。
default_include フラグ デフォルトの処理としてフィールドを通過させるかフィルターをかけるかの指定をするキー・プロパティー。 NODE.default_include 例: set mynode:filternode.default_include = false
include フラグ 各フィールドを適用するかフィルターをかけるかを決定するキー・プロパティー: NODE.include.FIELDNAME.
new_name 文字列  
measure_type Range / MeasureType.RANGE Discrete / MeasureType.DISCRETE Flag / MeasureType.FLAG Set / MeasureType.SET OrderedSet / MeasureType.ORDERED_SET Typeless / MeasureType.TYPELESS Collection / MeasureType.COLLECTION Geospatial / MeasureType.GEOSPATIAL このキー付きプロパティーは、フィールドに関連付けられた尺度を定義するために使用できるという点で、type と類似しています。異なるのは、Python スクリプトで、getter 関数が常に MeasureType 値を返す一方で、setter 関数に MeasureType 値のうちの 1 つを渡すこともできるという点です。
collection_measure Range / MeasureType.RANGE Flag / MeasureType.FLAG Set / MeasureType.SET OrderedSet / MeasureType.ORDERED_SET Typeless / MeasureType.TYPELESS 収集フィールド (深さが 0 のリスト) の場合、このキー付きプロパティーは、基礎となる値に関連付けられた尺度タイプを定義します。
geo_type Point MultiPoint LineString MultiLineString Polygon MultiPolygon 地理空間フィールドの場合、このキー付きプロパティーにより、このフィールドが表す地理空間オブジェクトのタイプが定義されます。これは、値のリストの深さと整合している必要があります。
has_coordinate_system boolean 地理空間フィールドの場合、このプロパティーにより、このフィールドに座標系があるかどうかが定義されます。
coordinate_system 文字列 地理空間フィールドの場合、このキー付きプロパティーにより、このフィールドの座標系が定義されます。
custom_storage_type Unknown / MeasureType.UNKNOWN String / MeasureType.STRING Integer / MeasureType.INTEGER Real / MeasureType.REAL Time / MeasureType.TIME Date / MeasureType.DATE Timestamp / MeasureType.TIMESTAMP List / MeasureType.LIST このキー付きプロパティーは、フィールドのオーバーライド ストレージを定義するために使用できるという点で、custom_storage と類似しています。異なるのは、Python スクリプトで、getter 関数が常に StorageType 値を返す一方で、setter 関数に StorageType 値のうちの 1 つを渡すこともできるという点です。
custom_list_storage_type String / MeasureType.STRING Integer / MeasureType.INTEGER Real / MeasureType.REAL Time / MeasureType.TIME Date / MeasureType.DATE Timestamp / MeasureType.TIMESTAMP リスト フィールドの場合、このキー付きプロパティーにより、基礎となる値のストレージ タイプが指定されます。
custom_list_depth 整数 リスト フィールドの場合、このキー付きプロパティーにより、フィールドの深さが指定されます。
max_list_length 整数 地理空間または集合のいずれかの尺度を持つデータのみに使用できます。リストの最大長を設定するには、リストに入れることができる要素の数を指定します。
max_string_length 整数 データ型不明 のデータでのみ使用可能で、SQL を生成してテーブルを作成するときに使用されます。データの最大文字列の値を入力します。これにより、テーブルに生成される列が、その文字列を含めるのに十分な大きさになります。