結合方法とキーの指定
レコード結合ノードの「レコード結合」タブには次のフィールドがあります。
レコード結合方法 レコードの結合に使用する方法を選択します。「キー」または「条件」を選択すると、ダイアログボックスの下半分が有効になります。
- 順序 各入力からの n 番目のレコードを結合して n 番目の出力レコードを生成するように順序でレコードを結合します。一致する入力レコードがなくなると、それ以上の出力レコードは生成されません。つまり、作成されるレコード数は一番小さいデータ・セットのレコード数と等しくなります。ソート・ノードを使用してデータをソートしている場合に、このオプションが重要になります。
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キー トランザクション ID などのキー フィールドを使用して、キー フィールドの値が同じであるレコードを結合します。これは、データベースの「等結合」と同じ処理です。キーの値が複数あるような場合は、可能なすべての組み合わせが返されます。例えば、同じキーフィールドの値 A を持つ複数のレコードが、それぞれ別のフィールドでは値 B、C、および D を持つ場合、結合後のフィールドでは A と B、A と C 、および A と D のように、個別のレコードを組み合わせた結果が生成されます。
注 : キーによるレコード結合では、ヌル値は同一とみなされず、結合されません。
- 条件 結合の条件を指定するには、このオプションを使用します。詳しくは、結合の条件の指定を参照してください。
- ランク付けされた条件 このオプションを使用して、1 次データセットとすべての 2 次データセットの各行ペアを結合するかどうかを指定します。ランク付け式を使用して、複数の一致を低いものから高いものの順にソートします。詳しくは、結合のためのランク付けされた条件の指定を参照してください。
キーの候補 すべての入力データ ソースの完全に一致するフィールド名のフィールドだけがリストされます。このリストからフィールドを選択して矢印ボタンをクリックすると、レコードを結合するためのキー・フィールドにそのフィールドが追加されます。複数のキーフィールドを使用できます。一致しない入力フィールドの名前を変更するには、フィルター・ノードまたは入力ノードの「フィルター」タブを使用します。
結合キー すべての入力データ・ソースから、キー・フィールドの値に基づいたレコードの結合に使用するすべてのフィールドが表示されます。リストからキーを削除するには、該当するキーを選択して矢印ボタンをクリックし、そのキーを「キーの候補」リストに戻します。複数のキー・フィールドが選択されている場合は、次のオプションが有効になります。
重複するキー・フィールドをまとめる 上で複数のキー・フィールドが選択されている場合に、その名前を持つ出力フィールドを 1 つだけにします。以前のバージョンの IBM® SPSS® Modeler からストリームをインポートした場合を除いて、このオプションはデフォルトで有効になります。このオプションの選択を解除した場合、「レコード結合ノード」ダイアログ・ボックスの「フィルター」タブを使用して、重複するキー・フィールドの名前を変更するか、または除外する必要があります。
一致レコードだけを含める (内部結合) 完全なレコードだけを結合する場合に選択します。
一致レコードと不一致レコードを含める (完全外部結合)「完全外部結合」を実行する場合に選択します。キー・フィールドの値がすべての入力テーブルに存在しない場合、不完全なレコードはそのまま保持されます。未定義値 ($null$) は、キー・フィールドに追加され、出力レコードに含まれます。
一致レコードおよび選択した不一致レコードを含める (部分外部結合) サブダイアログ・ボックスで選択したテーブルに対して、「部分外部結合」を実施する場合に選択します。不完全なレコードを保持するテーブルを指定するには、「データの選択」 をクリックします。
最初のデータ・セット中の他と一致しないレコードを含める (逆結合) 最初のデータ・セットの不一致レコードだけを下流に渡す、逆結合を実施する場合に選択します。「入力」タブの矢印を使用して、入力データ・セットの順序を指定することができます。この結合では、出力データ・セットに完全なレコードは含まれません。 詳しくは、結合の種類を参照してください。