固定長ファイル・ノードのオプションの設定
固定長ファイル・ノードの「ファイル」タブを使用して、列の位置やレコードの長さを指定し、データを IBM® SPSS® Modeler に取り込むことができます。ダイアログ・ボックスの中央にあるプレビュー領域では、クリックしてフィールド間の区切りを指定する矢印を追加できます。
ファイル: ファイルの名前を指定します。ファイル名を入力するか、 省略符号ボタン (「...」) をクリックしてファイルを選択できます。また、ファイルの内容が、下のパネルに区切り文字付きで表示されます。
データ・プレビュー領域を使用して、列の位置と長さを指定することができます。プレビュー・ウィンドウの上部にあるルーラーは、変数の長さを測定し、フィールドの区切りを指定するために役立ちます。区切り点を指定するには、フィールドの上部にあるルーラーの部分をクリックします。区切り点を移動するには、それをドラッグします。区切り点を削除するには、データ・プレビュー領域外にそれをドラッグ・アンド・ドロップします。 ルーラーは、ASCII 文字を処理するように設計されています。
- 各区切り点により、下のテーブルに自動的に新規フィールドが追加されます。
- 矢印で示されている開始点は、下のテーブルの「開始位置」列に自動的に追加されます。
改行文字のスキップ: 各レコードの末尾の改行文字をスキップする場合に選択します。
ヘッダー行をスキップ: 最初のレコードの先頭で無視する行数を指定します。列見出しを無視する場合などに役立ちます。
レコード長: 各レコードの文字数を指定します。
フィールド: このデータ・ファイルに対して定義されているすべてのフィールドをリスト表示します。フィールドを定義するには、次の 2 つの方法があります。
- 上のデータ・プレビュー領域を使用して、対話的にフィールドを指定する。
- 下のテーブルに空のフィールド行を追加して、フィールドを手作業で指定する。フィールドの右側にあるボタンをクリックして、新規フィールドを追加します。次に、空のフィールドに、フィールド名、開始位置、および長さを入力します。これらのオプションを指定すると、データ・プレビュー領域に矢印が自動的に追加され、それを使用して簡単に調整することができます。
以前に定義したフィールドを削除するには、削除するフィールドを一覧から選択し、赤い削除ボタンをクリックします。
開始: フィールド内の最初の文字の位置を指定します。例えば、レコードの 2 番目のフィールドが 16 文字目から始まる場合は、16 を開始位置として入力します。
長さ: 各フィールドの最も長い値の文字数を指定します。これによって、次のフィールドとの分割点が決まります。
前後のスペースを除去: インポート時に文字列の前後のスペースを破棄する場合に選択します。
不正な文字: データ入力から不正な文字を削除する場合に、「破棄」 を選択します。不正な文字を指定した記号 (1 文字だけ) で置換する場合は、「置換値」 を選択します。ヌル (0) 文字または現在のエンコード中に存在しない任意の文字が不正な文字になります。
エンコード: 使用するテキストのエンコード方法を指定します。サーバー・デフォルト、システム・デフォルト、UTF-8 から選択できます。
- システム・デフォルトは、Windows のコントロール・パネル (分散モードで実行している場合はサーバー・コンピューター) で指定できます。
- デフォルトは、「ストリーム・プロパティー」ダイアログ・ボックスで指定されます。
小数点記号: データ・ソースで使用する小数点記号の種類を選択します。「ストリームのデフォルト」は、 「ストリーム・プロパティー」ダイアログ・ボックスの「オプション」タブで選択されている文字です。これを使用しない場合は、「ピリオド (.)」 または 「カンマ (,)」 を選択すると、その文字を小数点区切り文字として、このダイアログ・ボックス中のすべてのデータを読み込みます。
自動的に日時を認識: IBM SPSS Modeler がデータ項目を自動的に日付または時刻として認識できるようにするには、 このチェック・ボックスを選択します。例えば、07-11-1965 などのエントリーを日付として識別し、02:35:58 を時刻として認識します。ただし、07111965 や 023558 のようなあいまいなエントリーは、数値の間に区切り文字がないため、整数として表示されます。
スキャン行: 指定したデータ型をスキャンする行数を指定します。
このダイアログ・ボックスで作業中は、任意の時点で「リフレッシュ」をクリックすると、フィールドがデータ・ソースから再ロードされます。これは、入力ノードへのデータ接続を変更したり、ダイアログ・ボックス中のタブ間を行き来して作業を行うような場合に役立ちます。