データベース・エクスポートのスキーマのオプション
データベース・エクスポートの「スキーマ」ダイアログ・ボックスでは、データベース (これらのオプションをサポートするデータベース) へのエクスポートのオプションを設定し、フィールドの SQL データ型を設定し、第 1 入力フィールドを指定し、エクスポート時に作成した CREATE TABLE 文をカスタマイズすることができます。
ダイアログ・ボックスは次の部分に分けられます。
- 上部のセクション (表示されている場合) には、これらのオプションをサポートするデータベースへのエクスポートのオプションが表示されます。InfoSphere Warehouse データベースに接続していない場合、このセクションは表示されません。
- 中央部のテキスト・フィールドは、
CREATE TABLEコマンドの生成に使用するテンプレートを表示し、デフォルトでは次の形式となっています。CREATE TABLE <table-name> <(table columns)> - 下部にあるテーブルを使用して、各フィールドの SQL データ型を指定し、主キーにするフィールドを指定することができます (後述)。このダイアログ・ボックスでは、テーブルの仕様に基づいて自動的に
<table-name>パラメーターと<(table columns)>パラメーターが生成されます。
データベース・エクスポート・オプションの設定
このセクションが表示された場合、データベースへのエクスポートのさまざまな設定を指定できます。この機能をサポートするデータベースの種類は次のとおりです。
- SQL Server Enterprise Edition および Developer Edition。詳しくは、SQL Server のオプションのトピックを参照してください。
- Oracle Enterprise Edition または Personal Edition。詳しくは、Oracle のオプションのトピックを参照してください。
CREATE TABLE 文のカスタマイズ
このダイアログ・ボックスのテキスト・フィールド部分から、CREATE TABLE 文にデータベース専用オプションを追加することができます。
- 「CREATE TABLE コマンドをカスタマイズ」 のチェック・ボックスを選択し、テキスト・ウィンドウを有効にします。
- データベース専用オプションを文に追加します。テキストの
<table-name>パラメーターと(<table-columns>)パラメーターは IBM® SPSS® Modeler によって実テーブル名と列の定義に置き換えられるため、必ず保存しておいてください。
SQL データ型の設定
デフォルトでは、IBM SPSS Modeler により、データベース・サーバーで自動的に SQL データ型を割り当てることができます。データ型の自動割り当てを上書きするには、フィールドに対応する行を探して、スキーマ テーブルの「データ型」列にあるドロップダウン・リストから、目的のデータ型を選択します。Shift キーを押しながらクリックすると、複数の行を選択できます。
長さ、精度、または尺度引数を受け取るデータ型の場合 (BINARY、VARBINARY、CHAR、 VARCHAR、NUMERIC、および NUMBER)、データベース・サーバーに自動的に長さを割り当てさせるのではなく、自分で長さを指定する必要があります。例えば、長さに VARCHAR(25) のような意味のある値を指定することにより、IBM SPSS Modeler 中のストレージ・タイプを確実に上書きすることができます。自動割り当てに優先させるには、「データ型」ドロップダウン・リストで 「指定」 を選択し、データ型定義を適切な SQL タイプ定義文と置換します。
もっとも簡単な方法は、まず目的の定義に似ているデータ型を選択し、次に 「指定」 を選択してその定義を編集することです。例えば、SQL データ型に VARCHAR(25) を設定するには、まず「データ型」ドロップダウン・リストでデータ型を VARCHAR(length) に設定してから、次に 「指定」 を選択してテキスト長に 25 を設定します。
プライマリー キー
エクスポートされたテーブルに 1 つ以上の列は、一意の値またはすべての行の値の組合せでなければならず、適用する各フィールドの 「プライマリー キー」 チェック・ボックスをオンにして指示します。ほとんどのデータベースは、無効な第 1 入力フィールド・キー を制限し、自動的に第 1 入力フィールド・キーにインデックスを生成する方法で、テーブルの修正を禁止しています。(オプションで、インデックス・ダイア ログ ボックスでその他のフィールドのインデックスを生成できます)。 詳しくは、トピックデータベース・エクスポートのインデックス・オプションを参照してください。)